JINさんの陽蜂農遠日記

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2025.10.02
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カテゴリ: 海外旅行
そして「 ミレニアム・ブリッジ (Millennium Bridge) 」手前まで進む。
正式名称: London Millennium Footbri dge
・種類: 歩行者専用吊り橋
・開通: 2000年(ロンドン・ミレニアムを記念して建設)
・設計: サー・ノーマン・フォスター(建築家)、アラム(彫刻家)、アラップ社(構造設計)
・構造: スリムで近未来的なデザインが特徴。ケーブルは低く張られていて、橋がまるで
     空中に浮いているように見える。 
南側(手前側) → テート・モダン (Tate Modern)、シェイクスピアズ・グローブ座へ と。
北側(対岸) → セント・ポール大聖堂 (St Paul’s Cathedral)へ と。
この吊橋の奥にも 高層ビル群(シティ・オブ・ロンドンの金融街) が見えるのも特徴。



長い列が出来ていたが、
この時期「​ Anthony McCall: Solid Light ​」👈️リンク の展示会が6月29日までの予定で
開催されていた。







McCALL 」の文字が。 
アンソニー・マッコール・Anthony McCall はイギリス生まれでニューヨークを拠点とする
アーティストで、「ソリッドライト」インスタレーションで知られている と。



再び「 ミレニアム・ブリッジ (Millennium Bridge) 」を。
テムズ川に架かる鋼製の歩行者専用吊橋で、2000年に完成。
開通当初は人々の歩行と共鳴して橋が揺れる「ウーブリー・ブリッジ (Wobbly Bridge)」として
有名になったが、その後補強工事が行われ、現在は安定。
奥に見える大きなドームは セント・ポール大聖堂 (St Paul's Cathedral)
17世紀末、建築家クリストファー・レンによって設計され、ロンドンの象徴的なランドマークと
なっている。
北岸側 (City of London 側) にセント・ポール大聖堂があり、橋を渡るとその正面方向に続く
ように配置されていた。



再び テート・モダン(Tate Modern) を。
左手前にミレニアム・ブリッジの南端が見えた。
ここから橋を渡ると、先ほどの写真のようにセント・ポール大聖堂に続く。
右側の青い看板には「 TATE PLAY 」と書かれており、テート・モダンが行っている
ワークショップや体験型プログラムの案内サイン。



再び高い黒い塔を見る。これは 旧発電所時代の煙突(chimney)
建物中央にそびえ立ち、テート・モダンのシンボル的存在となっていた。
高さは約99メートル



この行列は??



行列の前には、「Cardinal Cap Alley(カーディナル・キャップ・アレイ)」 の案内が。
「Cardinal Cap Alley(カーディナル・キャップ小路)」という小道の名前が。
Cardinal’s Cap(枢機卿の帽子) は、かつてこの地区にあったタヴァーン(居酒屋・酒場)の
 名前から来ています。
・サザーク地区(Southwark)は、シェイクスピア時代には芝居小屋・酒場・歓楽街として
 知られたエリアで、多くの小路や建物に当時の名残があります。
・この路地は、テムズ川沿い(Bankside)から奥へ続く狭い小道で、観光ツアーでもよく
 紹介されるスポットのひとつ。
ガイド付きツアーの一行が、この路地入口の説明を受けているようであった。



テムズ川南岸にある 「 シェイクスピアズ・グローブ座 (Shakespeare’s Globe Theatre) 」。



・円形に近い多角形の構造
 16世紀末~17世紀初頭に存在したオリジナルのグローブ座を再現したもの。
・白い漆喰の壁と木骨組み (ティンバーフレーム)
 チューダー様式を思わせる伝統的な造り。
・藁葺き屋根 (thatch roof)
 ロンドン市内で許可された数少ない藁葺き建築のひとつで、当時の劇場の雰囲気を忠実に
 再現。



シェイクスピアズ・グローブ座(Shakespeare’s Globe Theatre)
公演ポスター
左側のポスター
演目: Romeo and Juliet (ロミオとジュリエット)
・作者: ウィリアム・シェイクスピア
・内容: 永遠の悲恋を描いたシェイクスピア四大悲劇のひとつ。
・評価コメント:
 “Immersive… highlights the attraction of youth”(没入感があり…若さの魅力を引き出している)
 “Hilarious, heartbreaking”(爆笑と胸を打つ感動)など
・チケット: 6ポンドから(Globe Theatre Tickets from £6)
右側のポスター
演目: The Crucible(『るつぼ』)
・作者: アーサー・ミラー(Arthur Miller)
・内容: 1690年代のセイラム魔女裁判を題材に、集団ヒステリーと政治的弾圧を描いた20世紀
           アメリカ演劇の傑作。冷戦期の「赤狩り」にも通じる社会批評劇。
・キャッチコピー:
 “Whose freedom will you sacrifice for your own?”
 (自分の自由のために、誰の自由を犠牲にしますか?)



テムズ川に架かる サウスワーク橋(Southwark Bridge)
1921年に完成した鉄製アーチ橋で、橋脚が少なく、歩行者や車の交通量は比較的少なめの橋。
緑と金色を基調とした装飾 が特徴で、両側には小さな塔状の構造が見えた。



背景には シティ・オブ・ロンドンの金融街の高層ビル群 が。



セント・ポール大聖堂の直径約34mの大ドーム、そしてバロック様式の双塔
を見る。



サウスワーク橋 (Southwark Bridge) を振り返って。
橋のアーチが低く広く設けられており、船舶の通行を考慮した構造?になっていた。



手前の橋 キャノン・ストリート鉄道橋 (Cannon Street Railway Bridge)
鉄道専用の橋で、キャノン・ストリート駅に直結。
橋脚の上に緑色の鉄骨構造 があり、その上を鉄道が走る。
・両端の塔(白い屋根付きの煉瓦の塔)
 これは キャノン・ストリート駅 (Cannon Street Station) の象徴的な塔
1866年に建てられた初代駅舎の一部 で、当時のヴィクトリア朝様式を残している。
背景には 高層ビル群(シティ・オブ・ロンドン) が。



ロンドンの超高層ビル 「ザ・シャード (The Shard)」
・高さ: 約310m(95階建て) で、英国および西ヨーロッパで最も高いビル。
・竣工: 2012年
・設計: イタリア人建築家レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)
・形状: 「ガラスの破片(Shard of Glass)」をイメージした鋭角なデザイン。
    上に行くほど細くなり、空へ突き刺さるようなシルエット。
ロンドン・ブリッジ駅 (London Bridge Station) の真上に建ち、 テムズ川南岸
(サザーク地区)にそびえている のであった。



移動して キャノン・ストリート鉄道橋 (Cannon Street Railway Bridge) を。



鉄製アーチ橋・サウスワーク橋越しに セント・ポール大聖堂 を。



サザーク地区にある Clink Prison Museum(クリンク監獄博物館) の入口付近。
レンガ造りの倉庫街の一角にあり、細い路地(Clink Street)に面していた。
窓の大きな工場風の建物は、この地区がもともと河岸倉庫や工業施設だった名残を感じさせた。
Clink Prison(クリンク監獄) は、12世紀頃から19世紀まで使用されていたイギリス最古級の
牢獄の一つ
「Clink(カチャンという音)」という言葉は、ここに由来し「牢屋」を意味する俗語になった と。
実際の監獄は既に失われているが、この博物館では中世から近世の刑罰や囚人生活を再現展示 と。



Clink Prison Museum(クリンク監獄博物館) の入口外壁に取り付けられている装飾で、
鉄製の檻(アイアンケージ)に入った骸骨の模型
これは 「ギビット(Gibbet)」や「アイアンケージ」 と呼ばれるもので、中世〜近世ヨーロッパで
刑罰や見せしめ として使われた。
死刑囚や重罪人の遺体を鉄製の檻に入れて街道沿いや橋の上に吊るし、人々への警告 としたのだと。
サザーク地区(Southwark)はかつて治安が悪く、監獄や処刑場が多くあった。
Clink Prisonもその象徴であり、この檻はその歴史を伝える象徴的なディスプレイとなっていた。



Clink Prison(クリンク監獄) を示す青い記念プレート(ブルー・プラーク風)
「London Borough of Southwark
The Clink 1144–1780
Most notorious medieval prison
Voted by the People」 
【サザーク区(ロンドン特別区)
クリンク監獄(1144–1780)
最も悪名高い中世の監獄
人々の投票によって選出】



博物館入口の看板
赤と黒の文字で「 Clink Prison Museum​ 」と掲げられており、歴史的テーマパーク的な雰囲気。
入口は監獄を思わせる格子デザインになっていた。
Clink Prison(クリンク監獄) は、サザーク地区に存在した牢獄で、1144年から1780年まで
使用された。
宗教的な迫害、債務不履行、社会的逸脱などさまざまな理由で人々が投獄され、「 ロンドンで
もっとも悪名高い監獄 」として恐れられた。
「Clink」という言葉自体が「牢屋」を意味する俗語になったのも、この監獄が由来と。
現在は実際の建物は残っておらず、代わりに「Clink Prison Museum」として歴史を伝える
博物館が整備されていた。



・赤い盾(シンボルマーク)
 盾の上には 交差した鍵と鎖の意匠が描かれていた。
 ・鍵:監獄を象徴
 ・鎖:囚人拘束や刑罰を象徴
 ・背景の黒い棒(槍や棍棒のように見える)も監獄の警備や処罰を示唆しています。

・下部の白い看板(英文)

 "YOU ARE ENTERING THE ORIGINAL SITE OF THE CLINK — THE PRISON THAT GAVE ITS NAME TO ALL OTHERS"

 (あなたはいま「クリンク」の元の跡地に入ろうとしています ― 他のあらゆる牢獄にその名を  与えた監獄です)

・入口の様子
 鉄格子のゲートがあり、館内展示(拷問器具や囚人生活の再現)が始まる雰囲気を強調していた。 右側には「TICKETS OFFICE(チケット売場)」のサインも見えた。



Clink Prison Museum(クリンク監獄博物館) の案内看板
「The Clink Prison London Bridge
1144 – 1780
Real History!
PRISONERS THIS WAY →
FREE PHOTO BEHIND BARS(鉄格子の後ろで無料写真撮影

Educational and fun for all ages(教育的で全年齢が楽しめる)
(拷問部屋を体験できる展示)(犯罪と刑罰の展示)」 



クリンク監獄博物館 – 営業時間
夏期(7月〜9月) 毎日営業
10:00 – 19:30

冬期(10月〜6月)
月曜〜金曜 10:00 – 18:00
週末 10:00 – 19:30




Winchester Palace(ウィンチェスター宮殿)の遺構 大きな石造の壁面。
・大きな石造の壁面
 ゴシック様式の3連窓と、その上に円形窓(バラ窓)が残っていた。
 現在は外壁の一部だけが保存されていた。
・バラ窓(Rose Window)
 かつての壮麗な大広間(Great Hall)の西壁にあった装飾窓。ガラスは失われていたが、
 窓枠の石細工が遺構として残っていた。



英文主要部分
「Winchester Palace
The Great Hall
These walls are all that remain of the Great Hall of the powerful bishops of Winchester,
one of the largest and most important buildings in medieval London.
The hall was built in the early 13th century … (以下省略、一部読み取り)
In the 14th century, the hall was extensively remodelled … a splendid rose window
was added …
The palace had many buildings including a prison, brewery and butchery …
The palace remained in use until the 17th century, when it was divided into tenements, housing and warehouses.
The ruins were rediscovered in the 19th century.

ウィンチェスター宮殿 ― 大広間(Great Hall)
ここに残っているのは、かつて強大な権力を持っていたウィンチェスター司教の大宮殿の大広間の
遺構であり、中世ロンドン最大級・最重要の建物のひとつでした。
・建設: 13世紀初頭
・改修: 14世紀に大規模な改装が行われ、壮麗なバラ窓が加えられました。
・宮殿の施設: 牢獄、醸造所、屠殺場なども併設され、司教領の権威を示すものでした。
・衰退: 17世紀に入ると使用されなくなり、住居や倉庫に分割されました。
・再発見: 19世紀に遺構が再発見されました。】



Winchester Palace Garden(ウィンチェスター宮殿ガーデン) の内部 の様子。



BANKSIDE OPEN SPACES TRUST
WINCHESTER PALACE GARDEN
WINCHESTER PALACE GARDEN

This shady sunken garden was created in 2014 by Bankside Open Spaces Trust,alongside local people, English Heritage, Schroders and Southwark Council.

The garden is nestled in the remains of the undercroft of Palace of the Bishops of
Winchester’s Great Hall. Many of the plants you see were popular in late medieval
gardens …
Winchester Palace is an English Heritage site. The garden is managed by
Bankside Open Spaces Trust and our team of volunteers.

BANKSIDE OPEN SPACES TRUST
Bankside Open Spaces Trust is an environmental and volunteering charity working toprovide outstanding green spaces and outdoor activities that enhance the health and
wellbeing of urban communities.

We oversee and care for over 19 community spaces including: Red Cross Garden,
Marlborough Sports Garden, Crossbones Graveyard, Tate Modern Community Garden
and Waterloo Millennium Green.」 

【ウィンチェスター宮殿ガーデン
この日陰の沈床庭園は2014年に Bankside Open Spaces Trust が地域住民、イングリッシュ・
ヘリテッジ、シュローダー社、サザーク区議会と協力して整備しました。

庭園は、かつてのウィンチェスター司教宮殿大広間(Great Hall)の地下部分の遺構に設けられて
います。ここに植えられている多くの植物は、中世末期の庭園で人気のあったもので、日陰の環境
にも適しています。
ウィンチェスター宮殿は English Heritage によって管理されている史跡で、この庭園は
Bankside Open Spaces Trust とボランティアチームが維持管理を行っています。】



廻り込んで、 Winchester Palace(ウィンチェスター宮殿)Great Hall の遺構 を再び。

・バラ窓(Rose Window)

 壁の上部に残る大きな円形窓。14世紀に増築された Great Hall(大広間) の装飾で、当時の
 壮麗さを象徴しています。現在は石枠だけが残り、ガラスは失われていた。
・3連窓(Lancet Windows)
 壁の中段に3つ並ぶ尖頭アーチ型の窓(ゴシック様式)。この部分からも大広間の規模と格式が
 想像された。
・下部の石積みと庭園
 先ほどの「Winchester Palace Garden」と同じく、遺構の足元は沈床庭園として整備され、
 中世風の植物が植えられていた。現代的な木製プランターと遺構の対比が印象的。
・左側の入口アーチ 
 石造りの出入口が残り、かつてこの建物が実際に利用されていた構造であることを物語っていた。



Winchester Palace(ウィンチェスター宮殿)Great Hallの遺構 を南側(通り側)から見た全景。
・沈床庭園(Sunken Garden)
 写真の手前には緑の植栽が整備されており、これは2014年にBankside Open Spaces Trust に
 よって作られた「Winchester Palace Garden」。
 中世風の植物が植えられており、遺構と一体化した憩いの場になっていた。
両脇には現代的な住宅やオフィスが並び、かつての宮殿跡が現代の街並みに埋め込まれるように
保存されている様子がわかるのであった。



帆船・The Golden Hinde(ゴールデン・ハインド号) の入場案内看板。



テムズ川南岸(サザーク)に係留されている The Golden Hinde(ゴールデン・ハインド号)
の復元船。



横から。
元のゴールデン・ハインド号は、エリザベス1世時代(16世紀)の探検家・私掠船船長
サー・フランシス・ドレーク(Francis Drake) の旗艦。
1577~1580年にかけて世界一周航海 を成し遂げ、 イギリス史上の偉大な航海 として知られる。



The Golden Hinde(ゴールデン・ハインド号) の復元船の航海中の姿をネットから。



実物は16世紀の帆船
 サー・フランシス・ドレーク(Francis Drake)が1577–1580年の世界一周航海で使用した船
・特徴
 ・ 全長:約37メートル
 ・ 排水量:約300トン
 ・ 武装:大砲18門程度 を搭載
 ・外装には当時のエリザベス朝風の装飾が施されている と。



The Legend of Mary Overie
Legend suggests that before the construction of London Bridge in the tenth century, a ferry crossed here.

Plying his trade across the River Thames was a ferryman named John Overs, who, with his wealth and apprentices, kept the Thames ferry.

He made such a good living that he was able to acquire a large estate on the south bankof the river.

John Overs, a notorious miser, devised a plan to save money. He would feign death,
believing that his family and servants would mourn, fast, and thereby save food and
provisions.
However, when he carried out his plan, his servants, far from grieving at his death, were so overjoyed that they broke into wild celebration.
One of them leapt on his bed, to the horror of all, and struck his master dead.

The ferryman’s distressed daughter Mary, lost in her sorrow, with no heart to enjoy the inheritance, fell from affluence and gave her wealth to the poor.

Mary was so overcome with grief and misfortune that she devoted her inheritance tofounding a convent instead of marrying.

From this convent grew the priory church of St. Mary Overie, later known as St. Saviour’s,and finally becoming the present Southwark Cathedral.

Thus, the memory of John Overs and, more especially, of his pious daughter Mary Overie,
lives on in the stones of Southwark Cathedral.」
メアリー・オヴァリー伝説

伝説によれば、10世紀にロンドン橋が建設される以前、この場所にはテムズ川を渡る渡し船が
ありました。その渡し船を営んでいたのが、ジョン・オヴァーズという船頭で、財を成し、多くの弟子や使用人を抱えてテムズ川の渡しを営んでいました。
彼は大変裕福になり、川の南岸に大きな屋敷を構えるほどでした。

ところがジョン・オヴァーズは悪名高い守銭奴で、金を節約するために奇妙な計画を立てました。
すなわち、自分が死んだふりをすれば家族や使用人は悲しみ、断食して食糧を節約するだろうと
考えたのです。
しかし実際に計画を実行すると、使用人たちは悲しむどころか、彼の死を大いに喜び、狂喜して
祝いました。
そのうちの一人が寝台に飛び乗り、驚くべきことに主人を打ち殺してしまいました。
船頭の娘メアリーは、深い悲しみに打ちひしがれ、財産を享受する気持ちを持てませんでした。
彼女は裕福な身から転落し、富を貧しい人々に分け与えました。
そしてあまりの悲しみと不運のために、結婚の道ではなく、相続財産を修道院の創建に捧げる
ことを決意しました。

この修道院から「聖メアリー・オヴァリー教会」が生まれ、後に「セント・セイヴィアーズ教会」となり、最終的には今日のサザーク大聖堂へと発展しました。

かくしてジョン・オヴァーズ、そして何よりも敬虔なその娘メアリー・オヴァリーの記憶は、
サザーク大聖堂の石に今も息づいています。】 



このパネルは「史実の航海(1577–1580)」と「復元船の航海(1973年以降)」を対比しており、
特に 20世紀に5度の世界一周を成し遂げた唯一の船 という点を強調していた。
THE GOLDEN HINDE
World Circumnavigations

In 1577 the Golden Hinde set sail from Plymouth. Commanded by Francis Drake,
she became the first English ship to sail through the Strait of Magellan and into the Pacific.
Drake raided Spanish ports and ships, and sailed as far north as present-day California.
The Golden Hinde then crossed the Pacific, sailed around the Cape of Good Hope,
and returned home in 1580, becoming the first English ship to circumnavigate the world.

The replica reconstruction of the Golden Hinde was launched in April 1973. She successfully followed Drake’s route and has since completed several more world circumnavigations.
Between 1979 and 1980, she sailed 30,000 miles to commemorate the 400th anniversaryof Drake’s voyage. In 1980–81, she circumnavigated again, and in 1986–87 completed
another global voyage.

The Golden Hinde has sailed across the Atlantic, Pacific, and Indian Oceans, and has visited
ports in North America, Australia, Japan, and beyond. She is the only ship in the 20th
century to have completed five world circumnavigations. Today she is permanently berthed
at St. Mary Overie Dock in London, serving as a living museum and education centre.」

ゴールデン・ハインド号
世界一周航海

1577年、ゴールデン・ハインド号 はプリマスを出港しました。フランシス・ドレークの指揮の
もと、この船は初めてマゼラン海峡を通過し太平洋へ入ったイギリス船となりました。
ドレークはスペインの港や船を襲撃し、現在のカリフォルニアまで北上しました。その後、
ゴールデン・ハインド号 は太平洋を横断し、喜望峰を回って1580年に帰国。イギリス船として
初めて世界一周を達成しました。

この船の復元レプリカは1973年4月に進水しました。復元船はドレークの航路をたどることに
成功し、その後もさらに複数回の世界一周航海を行いました。1979〜1980年にはドレーク航海
400周年を記念して3万マイルを航行。1980〜81年、さらに1986〜87年にも世界一周を
成し遂げました。
ゴールデン・ハインド号 は大西洋・太平洋・インド洋を航行し、北米、オーストラリア、
日本などの港を訪れました。20世紀に5度の世界一周を果たした唯一の船です。現在はロンドンの
セント・メアリー・オヴァリー船渠に恒久的に係留され、生きた博物館・教育センターとして
公開されています。】 



The Golden Hinde(ゴールデン・ハインド号) の 船首部分。

・船首にある 黄金の牝鹿(ハインド:雌ジカ)像 が船名の由来を象徴しています。
 「Hinde(ハインド)」とは古い英語で「雌ジカ」を意味します。
・黄金色に塗られた雌ジカが、まるで海を駆けるかのように取り付けられています。
・船体は黒い木材に赤と黄色の斜めストライプの装飾が施され、16世紀エリザベス朝時代の
 戦闘船らしい威厳を示しています。
・この船は1577年に出港し、フランシス・ドレークの指揮で 初めて世界一周を果たした
 イギリス船 となりました(帰還は1580年)。



「THE GOLDEN HINDE FUTURE」案内板とオーク材の切り株。
この大きな切り株は、ロンドンに展示されている帆船
「ゴールデン・ハインド(The Golden Hinde)」 の 修復用に準備されたオーク材 である と。



The Golden Hinde Future
This oak stump plays a small role in the major changes happening at The Golden Hinde.
A skilled team of shipwrights is refitting the ship, using oak from naturally fallen trees.
The large trunk and branches of this tree from East Grinstead were carefully milled for
the ship’s stem, beakhead, deck beams, knees, and pin rails. In the future, this very
stump will also become part of the ship.

You can donate here to help preserve the life of this rare example of Tudor seafaring
heritage.」 

ゴールデン・ハインドの未来
このオークの切り株は、ゴールデン・ハインドで進められている大きな変化の中で、小さな役割を
果たしています。
熟練の造船職人チームが、自然に倒れた木から採れたオーク材を使って船を修復しています。
イースト・グリンステッド産のこの木の大きな幹や枝は、船首材、船首像(ビークヘッド)、
甲板梁、船体補強材(ニー)、ピンレールとして丁寧に加工されました。将来的には、この切り株
自体も船の一部になる予定です。

ここで寄付することで、この稀少なチューダー時代の航海遺産の命を延ばすことができます。】



テムズ川に架かる Cannon Street Railway Bridge(カノン・ストリート鉄道橋) と、
その両端に残る 旧カノン・ストリート駅(Cannon Street Station)の塔 を振り返って。



ロンドンの金融街「シティ・オブ・ロンドン」の高層ビル群 をテムズ川越しに見た景観。
・右の大きなビル(曲面ビル)
 20 Fenchurch Street(通称: Walkie Talkie ウォーキー・トーキー)
 ・2014年完成
 ・最上階に「Sky Garden(スカイ・ガーデン)」があり、ロンドンの展望スポットとして人気。
・中央の丸みを帯びたビル(卵型)
 30 St Mary Axe(通称: The Gherkin ガーキン)
 ・2003年完成
 ・ロンドンのランドマーク的存在。ノーマン・フォスター設計。
・左奥の四角いガラス張りビル群

 ・22 Bishopsgate(左端の一番高いビル)
  2020年完成、278mの超高層ビル。現在ロンドンで最も高いオフィスビル。
 ・その手前に見える斜めにカットされた外観のビルは
  The Scalpel(スカルペル, 52 Lime Street)。
・川辺の白い古典的建物
Custom House(カスタム・ハウス)
 ・19世紀に建てられた関税局の建物。現在は改修計画中。
・右端の橋
 London Bridge(ロンドン橋)
 ・写真手前に一部が写っている灰色の橋。現在の橋は1973年完成。




                                   ・・・もどる・・・


                 ・・・つづく・・・






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Last updated  2025.10.02 00:00:16
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