inti-solのブログ

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2009.11.30
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テーマ: 航空業界(1782)
昨日の日記に、飛行機への楽器の持ち込みについて書きましたけど、それでふと各地の空港のセキュリティー事情について考えてみました。

その乏しい体験から言えるのは、世界でもっとも空港のセキュリティが甘いのは、米国ではないかという気がします。
2001年12月、ボリビアに行ったときのことです。911がその年の9月にあったので、各地の空港とも非常に警戒が厳しくなっていました。成田空港では、預ける荷物は開封検査されましたし、機内持ち込みの手荷物もかなり厳しくチェックされました。
私は、まだフィルムのカメラを使っているので、このときはX線透過防止の鉛入りフィルムケースにフィルムを入れていたのです。当然X線検査ではフイルムケースの中身が映りませんから、その場で開封して中身を確認されました。まあ当然ですね。行きの成田の搭乗時もそうでしたし、帰りのボリビア・ラパスのエル・アルト国際空港でもそうでした。
ところが、何故か米国の空港(シアトル・タコマとマイアミ)はフリーパス。え??と思いました。じゃあこのフィルムケースに拳銃や爆薬が入っていても分からないのでは。それとも、ものすごーく強力なX線で、鉛のケースでも透過できるのかな?そんなことはありませんでした。もしそうだったら、中身のフィルムが感光してしまったはずですから。
うーーん、ザルだなあと思いました。預ける荷物の開封検査もありませんでしたし。

そもそも米国の空港は、出国手続きというものがありません。そして、当時は手荷物検査を通過するにも搭乗券の提示を求められなかったのです。つまり、乗客でなくてもボーディングブリッジのすぐ脇まで来ることができた。日本では、たとえ国内線でも手荷物検査時に搭乗券を提示しなければならないのですが。
私は一度、真夜中のマイアミ空港で、乗り継ぎ便の時間をもてあまして、ぶらぶら歩いていたら、ボーディングブリッジ脇から、空港のチェックインカウンターまで出てしまったことがありました。空港というのは、乗客がこういう風に「逆流」できないような構造になっている筈なのに、まさかこんなところまで出てくるとは思わず、びっくりしました。慌てて引き返しましたけどね。

それでいて、空港にはM16小銃を抱えた兵士がずらりと展開していたりしましたが、兵隊が立っていてセキュリティーに役立つとは、とても思えないのですが。

そうそう、メキシコ市の空港では、一度「密輸」をしてしまったことがあります。そのときは、遅延の影響で乗り継ぎ時に荷物の搭載が間に合わなかったらしく、私の荷物が届かなかったのです。で、翌日航空会社(デルタ航空)から「荷物が届いた」と連絡が入り、空港まで取りに行くと、「こちらへどうぞ」と言われて裏口から税関の内側の倉庫へ連れていかれ、
「荷物はどれ?」
「あ、これこれ、ありました」
「じゃあ、こっちに」
と係員についていったら、また裏口から外へ。あれ、税関は??まあ、いいか・・・・・・。





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最終更新日  2016.11.19 09:47:09
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