inti-solのブログ

inti-solのブログ

2012.03.23
XML
カテゴリ: 環境問題
前回からの続きです



1000年というと、個人の一生と比較すればとてつもない長さですが、15万年以上に達する現生人類の歴史の中ではきわめて短い期間でしかありません。1000年も先の子孫のことなんか(実際は、このまま行けば、もっと早く資源は枯渇してしまうでしょうが)、どうでもいいやというのも、それはそれで一つの割り切りかも知れません。でも、私はある程度は子孫に顔向けできるようにしておきたいなと思うのです。

もっとも単純な手段は、みんなで江戸時代の生活レベルに回帰することかも知れませんが、はっきり言ってそれは不可能です。現代文明が築き上げたものを、みすみす放擲して昔の生活に戻ることを、進んで選択する人はいません。

では、どうしたらいいのか。
最終的には、頼るべき手段は再生可能エネルギーと、資源のリサイクルしかないでしょう。前述のとおり、石油も天然ガスもウランも、もちろん石炭も、有限の資源です。それに対して、風力や水力、太陽光、潮力、地熱といったエネルギーは、「使って減る」というものではありません。
現状では、残念ながらこれらの再生可能エネルギーが化石燃料(やウラン)のすべてを置き換えられるようなレベルには達していません。だから、すぐにすべてを再生可能エネルギーに置き換えることは不可能です。幸いにして、石油にしても天然ガスにしても、あと10年や20年で枯渇するわけではないので、再生可能エネルギー利用の技術を向上させる時間の猶予はあるでしょう。
利用するエネルギーのすべてを再生可能エネルギーに置き換えることは、困難かも知れません。それでも、大半を置き換えることが出来れば、資源の枯渇は大幅に先延ばし可能でしょう。
それで、あと1万年2万年と現代文明が維持し続けられるのかどうかは、私にも分からないのですが、少なくとも1000年や2000年は保つようになるだろうと思うのです。

何にしても、世界人口70億人が大過なく生き続けるというのは、なかなか難儀なことではあります。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.03.23 21:10:08
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: