inti-solのブログ

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2012.06.27
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テーマ: ニュース(95880)
カテゴリ: 政治
自民党が「ガンダム」開発計画 ネット仰天、「消費税を使うのか?」「ふざけるな!」

ネットでは、政局混乱の時期に「ふざけている!」「暇なのか?他に議論することがあるだろ!」などと怒号が飛び交っている。2012年6月26日には政権政党時代から目指していた消費税増税法案が衆議院を通過したこともあり、「まさかガンダムに税を使うつもりか!?」といった揶揄まで出ている。

「12時間ぶっ続け まるナマ自民党」で議論

ガンダムといえば09年夏、東京お台場に全高18メートルの等身大ガンダムが建造され観光客が押し寄せた。自民党広報に話を聞くと、今回のガンダム開発計画は観光や娯楽が目的ではなく「あくまで政治的意味合いのものです」と説明している。
本気で考える自民党ガンダム開発計画」は、自民党と動画投稿サイト「ニコニコ動画」がコラボする「12時間ぶっ続け まるナマ自民党」の中で議論される。これは12年6月28日の11時30分から「ニコニコ動画」で、自民党関連の話題を12時間に渡り生放送するというもの。総理経験者の麻生太郎議員、安倍晋三議員や谷垣禎一総裁、小泉進次郎議員など総勢数十名の自民党議員が登場する。
その中で20時から45分間議論されるのがガンダム開発計画。出演するのは平将明議員と丹羽秀樹議員。ゲストには作家で「亡国のイージス」「終戦のローレライ」著者の福井晴敏さんが登場する。自民党広報によれば両議員ともガンダムの熱狂的なファンだという。
ネットではこのニュースに関して、冷笑と脱力感が広がっている。そもそもガンダムは宇宙戦争で活躍する「兵器」であり、現在の技術や法律では開発するのが絶対に無理で、議題に上ること自体が間違っている。しかも政局が混乱している中、消費税増税法案が衆議院を通り、これからどんな事態になるのか国民が不安になっているのに「ふざけている」というのだ。

総選挙の人気取りが失敗に終わると予想する人も

ネット上には
「ヒマなのか? 」
「ガンダムは嫌いじゃないけど、増税の使い道がこれじゃ国民は納得せんよ!」
「重要な転換点になるかもしれない時期にこんなことやるの?もう呆れ果てて言葉もないわ・・・・・」
などといった意見が掲示板やブログに書き込まれている。また、来るべき衆院総選挙のための人気取りであり、若い有権者に擦り寄っているつもりなのはわかるが、これで自民党の票が増えるとは思えない、と予想している人もいる。
では放送の当日はどのようなことが議論されるのか。自民党広報に話を聞いてみたところ、登場する議員の頑張り次第で深い内容まで踏み込むこともありえる、とし
「まず何のためにガンダムを作るのか、から始まって、作った場合の法規制などについても話し合う予定です。あくまで政治的見地からの議論となります」
ということだった。

---

私は、ガンダム(ファースト・ガンダムのみ)は大好きなので、大嫌いな自民党がガンダムに便乗しようというのはとても嫌~~~な感じがするんですけどね、
まあ自民党が党員のカンパを集めてガンダムを作るというなら、好きにすれば良いんじゃないでしょうか。

え?公費で作る?しかもモニュメントじゃなくて「政治的意味合い」って・・・・・・
政治的意味合いってどういうことか、私にはよく理解できないのですが、まさか、兵器として開発するって意味じゃないよね、いくら自民党が終わっているバカ政党でも、そこまではバカじゃないですよね、「安全保障問題に詳しい」とされる石破茂(特に好きな政治家でもないけれど)がして、そんなことはしないよね。

まあ一応念のために書いておきますと、ガンダム(に限らず、人型のロボット)が兵器として通用するのは、あくまでもフィクションの世界でのことであって、現実の地球上であんな代物が兵器として通用することはあり得ません。そんなものが兵器として通用するなら、とっくの昔に米国が開発を始めている。
人型で歩行可能なロボットというだけなら、技術的には開発可能です。というか、すでに開発されています(ホンダのアシモなど)。問題は
1人間サイズではなく、大型サイズで人型ロボットが作れるのか
2そもそも兵器として通用するのか


ガンダム他モビルスーツは、高さが18メールと、つまり人間の約10倍サイズという設定です。これは、はっきり言って大きすぎて論外。5~6階建てビルと同じ高さのロボットがてくてく歩いている姿を想像してください。
まず第一に、電線、電話線などに引っかかる。
第二に足裏の接地圧が高すぎる可能性が高い。静かにゆっくりと歩くなら問題はないかも知れないが、走ったりしたら地面が陥没する。
よくアニメの中ではモビルスーツが走ったりジャンプしたり、倒れて起きあがったり、甚だしい場合はでんぐり返ししたりしますが、重さ60トン(ガンダムの設定上の全備重量)もある工業製品が、あんな機動をして故障もしないなんてことはあり得ません。
第三に、搭載する兵器の威力、その命中精度などが、同じ重さの戦車と同等にならない。横長の戦車と、縦長の人型兵器では、火砲を発射した際に耐えられる反動の大きさが同等ではないでしょう。
第四に、目立ちすぎて標的としてあまりに狙いやすい。戦車というのは、基本的にはできるだけ高さを低くするように設計されるものです。高さが低ければ低いほど狙われにくいからです。人間の兵士でさえ、戦闘中に何も遮蔽物のない場所で立ったまま戦闘などしません。物陰に隠れるか、そうでなければ伏せます。高さ18メートルもあるモビルスーツが隠れられる「物陰」っていったいどれだけあるんでしょうか。戦闘中は伏せて戦うなら、最初から伏せた形をしている戦車の方が、よほど気が利いているわけで。

ガンダムに限らないで人型ロボット全般で見てみると、「超時空要塞マクロス」に出てくるVF-1バルキリーは人型形態時の高さが約12メートル、「太陽の牙ダグラム」のコンバットアーマーが9メートル、「装甲騎兵ボトムズ」のアーマードトルーパーが4メートル前後、といったあたりですが、いずれも同じことです。小型になればなるほど、大きさ重さに起因する欠点は減っていくでしょうが、代わりに搭載できる兵器の威力も減る。
結局、現実世界に存在する装甲車両と比較して、人型ロボット兵器のメリットなど何もないので、そのような兵器は開発されないわけです。

まあ、それにしても、冒頭に引用した記事にもありますが、消費税を上げるの上げないのともめているときに(自民党は消費税アップ賛成)こんなくだらない計画をブチ上げるなんて、「消費税アップ分をガンダム開発費にあてるつもりですか?」と言いたくもなります。





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最終更新日  2012.06.27 22:47:37
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