inti-solのブログ

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2015.08.02
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昨日の続きです。
風が強い中、夜が明けました。張り綱を岩に縛り付けてでテントをしっかり固定している間は問題なかったのですが、撤収のために張り綱を解いた途端に、すごいことに。あやうくテントを風に飛ばされそうになり、なんとかそれは免れたのですが、風に煽られたためにポールが曲がってしまいました。もっとも、実用上は多少ポールが曲がったからといって、特に問題はないのですが。

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初日の最後の写真も富士山、2日目の最初の写真も富士山です。

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前日はどうしても雲に隠れていた仙丈岳が姿を現しています。
テントを撤収したら、早々に歩き始めました。今日は北岳山頂を越えて、草すべりコースを広河原に下山です。

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八本歯のコルへの巻道から、北岳山荘、さらに間ノ岳を望みます。

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昨日書いたように、巻道は高山植物が豊富です。これはヨツバシオガマ。
しかし、巻道経由だと北岳山頂にはかなり大回りになるので、高山植物の豊富なおいしいところだけをとおって、途中から尾根道に合流。さすがにテントの荷物が重くて、あまりスピードは上がりません。北岳山荘から1時間ほどかけて、やっと山頂にたどり着きました。

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眼下に今朝出発した北岳山荘、その先に中白峰、更に間ノ岳。その左奥に農鳥岳、右遠方には塩見岳。

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仙丈岳と、その右奥には北アルプスの槍穂高連峰が見えます。

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伊那谷の向こうに中央アルプスが連なっています。中央アルプスはまだ登ったことがないので、いつか登りたい。

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八ヶ岳です。この位置からだと、普段見慣れている八ヶ岳とだいぶ形が違いますけど。

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山頂を後にして、海抜3000mの肩の小屋まで下ってきました。前回2004年に登った際は、ここにテントを張りました。北岳山荘のテント場のほうが広いのと、水をポンプアップしているので、比較的水事情がよい。肩の小屋は雨水をためているのかな、水事情はあまりよくありません。
朝、テント撤収時は強風のためロールパン1個しか食べていなかったので、肩の小屋の前で朝食にしました。インスタントラーメンです。風が強くて燃焼効率が悪く、だいぶガスを無駄にしたように思います。

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肩の小屋から更に下ったところ。小太郎尾根の先に甲斐駒ヶ岳が見えます。

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北岳山頂、そして肩の小屋を振り返ります。稜線がへこんでいる、底の部分に肩の小屋が見えます。このあたりは、まだまだ体力にも余裕があって、快調に下っていました。

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草すべりの急登に到着しました。その最上部はシナノキンバイとハクサンイチゲの見事なお花畑になっています。この花は、昨日も紹介しましたがシナノキンバイです。

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シナノキンバイの群落。黄色いお花畑です。

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シナノキンバイに囲まれて、ナナカマドも白い花を咲かせています。

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ハクサンイチゲの白い花。これも、昨日紹介しました。

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シナノキンバイの黄色とハクサンイチゲの白が入り混じったお花畑。夏の高山の最大の楽しみが、これです。
しかし、ここから先は急降下に次ぐ急降下。テントの荷物が重い。で、やっとの思いで白根御池山荘に到着して、ほっと一息ついて、あとは広河原まで余裕だなと思いきや、しばらく行くと再び大変な勾配の急降下。草すべりが急坂であることは覚えていたけれど、白根御池と広河原の間も、こんな急坂だったっけ。まったく記憶がありませんでした。これだったら、大樺沢を下山するわうが良かったか。まあ、でもこのコースを通ったから高山植物がたくさん見られたわけだし、のぼりと下りで同じコースというのも芸がない。と、思ってあきらめました。
さすがに疲労でよれよれ。荷物が重い、膝ガクガクで、やっとのことで広河原にたどり着きました。白根御池小屋を出たのが午前10時、広河原着は12時過ぎでした。もう、これ以上は歩けない、という感じでした。





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最終更新日  2015.08.02 15:29:49
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