今度の選挙では、どうも改憲勢力が2/3を行くのではないかという予想がもっぱらで、これなどひどいものですね。現在の日本が非常にいい経済状態(バブル期のような時代)なら、自民党が勝つのも支持はしなくても理解ではできますが、現状とんでもないという話ですからね。

前の記事にもありましたように、つまりは野党への不信感がそれだけ強いということなのでしょうが、改憲に限らず、このように自民党を勝たせておいて日本に明るい未来があるとは、とても私には思えませんね。

>今自民党がしきりに言及している緊急事態条項も、この憲法の精神を完全に変えてしまう、致命的な内容です。

少なくとも戦後の日本に、緊急事態条項が必要だったことが、1回でもあったのかよ、です。 (2016.07.07 06:59:41)

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2016.07.06
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カテゴリ: 政治
民進・岡田克也代表を「デマ」と批判 自民・高村正彦副総裁、安倍首相での9条改正可能性は「ゼロ」


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憲法は変えても9条は変えません、というのですが、その信用度はゼロと言わざるを得ません。だって、発言をよく見てみると、「10年先などの将来は知らないが」という留保つきです。
確かに、憲法改正発議に必要な議席を取った後、いきなりは9条改正は言い出さないかもしれません。それをやれば、国民投票で負ける可能性があるからです。でも、だからといって、自民党に憲法第9条を変える意思がない、などという話は、とうてい信ずることができません。なぜなら、自民党が公表している憲法改正草案には、第9条「改正」が明記されているからです。
自民党が、憲法第9条を変えるつもりはない、変えるという話はデマだと、本当にそう主張するなら、まず「あの憲法改正草案は誤りなので撤回します。新しい(9条をそのままにした)草案を出しなおします」と表明することです。でも、そんなことは絶対するはずがない。
自民党にとって(安倍政権にとっても)第9条こそが憲法改正の本丸であり、最終目的地がそこであることは明らかです。政治情勢上「今はまだ」9条改正をいうのは得策ではないというだけの話で、「安倍首相は憲法9条を変えない」と言われても、そっちこそデマでしょうというしかありません。

そして、9条もさることながら、今自民党がしきりに言及している緊急事態条項も、この憲法の精神を完全に変えてしまう、致命的な内容です。
今回の参院選、もちろん憲法だけが唯一の争点ではないけれど、極めて重要な争点のひとつであることは明らかです。そこについて口を閉ざして何も言わずに、選挙後になって憲法を変えてしまおうという魂胆は、不誠実のきわみであると私は思います。





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最終更新日  2016.07.06 22:58:26
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Re:デマじゃないでしょう(07/06)  
Bill McCreary さん

Re[1]:デマじゃないでしょう(07/06)  
Bill McCrearyさん

>現在の日本が非常にいい経済状態(バブル期のような時代)なら、自民党が勝つのも支持はしなくても理解ではできますが、現状とんでもないという話ですからね。

まったくそのとおりなのですが、目下のところは安倍政権の作戦勝ち、というところでしょう。ただし、まだ開票がすまなければ確実なことはいえません。前回の総選挙だって、自民党が更に議席を伸ばすと言うもっぱらの選挙予測でしたが、ふたを開けたら微減でした。

>このように自民党を勝たせておいて日本に明るい未来があるとは、とても私には思えませんね。

私もそう思うのですが、残念ながらそうは思わない人が多い、ということです。

>少なくとも戦後の日本に、緊急事態条項が必要だったことが、1回でもあったのかよ、です。

そのとおりです。 (2016.07.07 23:28:51)

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