inti-solのブログ

inti-solのブログ

2016.08.03
XML
カテゴリ: 政治
蓮舫氏と細野氏が会談 共産党との連携見直しで一致


---

「蓮舫代表」、悪くはないと思います。私は、蓮舫議員は嫌いではないです。ただ彼女は参議院議員です。参議院議員が首相になることは、法律上は可能ですが、実質的には不可能です。民進党は、曲がりなりにも政権与党を目指すのに、絶対に首相にはなれない代表でいいのかなと思います。次の衆院選で鞍替えするのでしょうか。しかし、その場合は、貴重な参院の1議席をみすみす空席にしてしまいます。
もっとも、当面民進党が与党になれそうな気配はないので、そんな心配はする必要がないのかもしれませんが。

で、その蓮舫は、党内保守派の細野に媚びたのかどうかは知りませんが、共産党との連携を見直す方向なのだそうです。
ふーーーーーーん、と思います。
今回の都知事選は、野党共闘のデメリットばかりが目立ち、鳥越候補は惨敗(と言うしかないでしょう)を喫しましたが、参院選の1人区ではかなりの効果を発揮しています。参院選の1人区では自民党21勝対野党11勝でしたが、野党がバラバラだった前回参院選では野党は2勝しかしていないことから考えれば躍進です。野党共闘が成立していなかったら、このうち沖縄・山形以外は野党は負けていたでしょう。

野党共闘と言っても、有権者は物言わぬ駒ではありません。各党が共闘すれば、その党の支持者が自動的に統一候補に投票してくれる、というほど簡単なものではないことは、今回の都知事選でも明らかです。民進党支持層の3割、共産党支持層ですら2割が小池に投票したと報じられています。
しかし、参院選では、野党統一候補が勝った選挙区に関しては、ほぼ各党の得票の足し算が野党統一候補の得票になっています。それは共闘が名目的なものではなく、共産党が(もちろん社民党や生活の党もですが、この両党は一部の地盤以外ではあまり力がない)自らの公認候補並みの全力で選挙運動を展開したからでしょう。
共産党は、選挙戦当初は躍進が予想されながら、ふたを開けたら意外に伸び悩んでしまいました。その最大の理由は「人殺し予算」発言でしょうが、選挙運動で組織の力を民進党に献上してしまったことも、少なからず影響はあったのではないでしょうか。



結局、民進党が共産党と縁を切って、困るのは民進党であって共産党ではないだろうと思うのです。それでも、共産党と縁を切って、何がしたいのか。要するに自民党と大差のない主張、政策の第二自民党になりたい、ということです。
自民党と大差のない第二自民党だったら本家自民党のほうがまだマシでしょう。亜流は本家に絶対かなわないんだから。そんな第二自民党に存在意義など、あるわけがありません。

もちろんまだ民進党が共産党と縁を切ると決まったわけではないので、今後の動きを注意したいと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.08.03 23:54:33
コメント(3) | コメントを書く
[政治] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:ああ、民進党(08/03)  
maki5417  さん
民進党には、参議院選と都議選の分析・総括をちゃんとしてほしいですね。思いつきや人気頼みでは勝てないでしょう。 (2016.08.04 05:19:11)

Re:ああ、民進党(08/03)  
Bill McCreary さん
もし本当に

>で、その蓮舫は、党内保守派の細野に媚びたのかどうかは知りませんが、共産党との連携を見直す方向なのだそうです。

となるのなら、あまりの馬鹿ぶりに心底からうんざりしますね。肉屋を支持する豚、メーデーに安倍晋三を呼ぶ連合です。別に民進党を支持していませんが、現状野党第1党なのだから、もう少しまともな政党であってくれないと困ります。だいたい共産党との提携を自民党政権が非常に警戒しているのは、補選などでの菅官房長官の談話などでの明らかでしょうに。 (2016.08.04 06:58:13)

Re[1]:ああ、民進党(08/03)  
inti-sol  さん
maki5417さん

>民進党には、参議院選と都議選の分析・総括をちゃんとしてほしいですね。思いつきや人気頼みでは勝てないでしょう。

参院選の総括では、「敗北」としているそうです。それはそうかもしれないけれど、では野党共闘でなかったらどうだったのか。3年前と同レベルの大惨敗になつた可能性が高いでしょう。

Bill McCreary さん

>肉屋を支持する豚、メーデーに安倍晋三を呼ぶ連合です。

まさしくそのとおり、といわざるを得ませんね。自民党が望む「建設的野党」像を演じるのが野党の役割だと思っているのだとしたら、そんなものはもはや野党ではなく、なんちゃって野党でしかありません。
が、本文にも書いたように、まだ決まった話ではないので、もうちょっと動向を見極めたいですね。 (2016.08.04 08:27:00)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: