inti-solのブログ

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2016.10.31
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カテゴリ: 政治
【米大統領選】トランプが最後の追い上げで大統領に? ヒラリーと1%差に迫る


トランプ氏が急追している要因の一つが、クリントン氏の私用メール問題だ。FBIが再捜査することを明らかにした。
世論調査は、この問題の影響についても質問した。クリントン氏に投票する可能性について、63%が変わらないと回答した。34%が「投票する可能性が減った」と答えた。
ABCニュースは、有権者のうち約6割が『クリントンが勝利する』と予想している現状を分析。勝負が決まったと判断したクリントン支持者が「投票に参加しない可能性がある」として、クリントン陣営のリスクを指摘した。
民間世論調査は10月25日から28日にかけて、成人1160人を対象に実施された。(以下略)

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一連のテレビ討論でトランプは完全に失墜したと思いきや、クリントン(ヒラリー)の私用メール疑惑という敵失で、またも息を吹き返しつつあるのだそうです。もっとも、世論調査の精度が果たしてどの程度のものなのかは判然としません。調査対象が1160人というのは、サンプル数として充分とはいえないと思われるので。

しかし、いずれにしてもはっきりいえるのは、トランプには問題が非常に大きいものの、対立候補のヒラリーも全然支持されてはいない、ということです。元々、ヒラリーとトランプのいずれも、高感度が非常に低いと言われています。その中で、良し悪しはともかくとして、トランプには熱心な支持者がいる。けれども、ヒラリーは、彼女自身への支持というより、トランプは嫌だ、という消去法的な支持に留まっているのが現実です。
オバマは、結局たいした変革をもたらしはしなかったものの、それでも初当選の際、米国の何かを変えるのではないか、という期待感のようなものがありました。トランプも、米国を変えるのではないかというものは感じます。もっとも、それは期待感というよりは恐怖感というべきものでしょうけれど。それに対して、ヒラリーが何かを変えるだろう、という期待感は(恐怖感も)全然ない。

それでも、おそらく大統領選で勝つのはヒラリーだろうと思います。ただ、ヒラリーに何かが期待できるかというと、何も期待できそうにありません。おそらく、大統領に当選しても、何か思い切った政策はできそうもないし、支持率も低迷するでしょう。そうすると、今回の大統領選ではヒラリーが当選しても、4年後は果たしてどうでしょうか。まあ、初当選もしていないうちから4年後の心配をしても仕方がないのですが、もはや既成のエリート政治家に醒めきった有権者が、今度こそトランプ支持に流れ込む、という事態は、そんなに低い可能性ではないように思えます。トランプ旋風が今回の大統領選限りの一過性の現象ならよいのですが、どうもそうではなさそうですしね。

以前にも書きましたが、要するに米国が世界の覇者として君臨するだけの力を失いつつある、その象徴としてのトランプ旋風です。そして、そのような背景は、候補者の主義主張は正反対ですけれど、おそらくバーニー・サンダースの善戦にも共通するのだろうと思います。
だとすれば、4年後に既成のエリート政治家の心胆を寒からしめるのは、トランプではなくサンダースのあとを継ぐ人物(サンダース自身は、今75歳なので、4年後はさすがに難しいでしょう)であってほしいです。米国の有権者でもない私が書くのも変ですけどね。





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最終更新日  2016.10.31 21:37:35
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