inti-solのブログ

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2017.03.20
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昨日の続きです。

5時に起きて6時に徳本峠に向けて出発する予定でしたが、うっかり寝過ごしてしまい、気が付いたら6時。しまった、とは思ったのですが、テントの外は相変わらず吹雪。こりゃ、とても徳本峠まで行けそうにないので、あまり「しまった」という気分にもならず、テント内でもたもたしていたら、急に外が明るくなってきました。見ると、晴れ間が出ている。
こりゃ大変、朝食(インスタントラーメン)、テント内片付け(戻って来たら即撤収なので)ののち、出発したのは7時20分過ぎ。この時点で、もう徳本峠までたどり着くのは無理だろうという感じでした。

上高地・小梨平
小梨平から明神へ向かいます。カラマツ林に日差しがあります。

上高地
頭上は晴れてきたのですが、穂高連峰は相変わらずガスの中です。明神岳が目の前のはずですが。

上高地・明神館
明神館前に着きました。ここまでは、人が大勢歩いていました。トレースはかなりしっかりついていて、アイゼンもワカンもスノーシューも必要ない状態です。
しかし、ここから徳本峠に向かう道に入った途端に、人がいなくなります。スノーシューで歩いた踏み跡はあるのですが、踏み固められているわけではないので、ツボ足だとズボズボと潜ってしまいます。そこで・・・・・・

ワカン
ワカンの登場です。


ワカン+アイゼン
更にアイゼンも装着しました。もっとも、ワカン+アイゼンって、そんなに歩きやすくはないのです。上り下りはまだしも、トラバース(雪の斜面を横切る)はどうも歩きにくい。

徳本峠・ウサギの足跡
ウサギさん、どこに行くの?

徳本峠へ
ひたすらのぼりが続く。

徳本峠へ
写真左手に数人の登山者が写っています。実は、先行するトレースは、彼らがつけたものです。ここで引き返すそうで、雪の上でエビスビールで乾杯していました。
ということは、この先はトレースなし。いや、正確に言うと、前日かその前にとおったらしい踏み跡が、昨晩から今朝にかけて降った雪の下に、所々うっすらと見えるような、見えないような。
まあ、迷うようなところではないので、このまま先に進みます。

Kamikouchi20170327.JPG
歩き出したときから、テント撤収して帰宅する時間、日中気温が上がった場合の雪崩リスクなども考えて、10時半に引き返そうと考えていました。その10時半の時点で着いた場所がここです。峠はまだまだ遠いですが、今回はここまで。

徳本峠へ
眼前の穂高連峰は、相変わらずガスの中ですが、視界はあります。

徳本峠へ
私の前に踏み跡なく(いや、前日以前の踏み跡はありましたが、この日は私以外にここまで登ってきた人はいないようで)、私の後には自分自身のワカンの踏み跡がひとつだけ。
しかし、それにしても結構雪崩の跡も散見され、気温に高いときと降雪直後は登りたくないなあ。
登りは明神館からここまで約2時間、しかし下りは1時間でした。

上高地・明神館

ここで、ワカンもアイゼンも外しました。

県道上高地線・帝国ホテル付近
小梨平に戻ってテントを撤収、今度は県道上高地線を下山します。荷物は登り20kg、下りは水と食料をほとんど消費したので17kgくらいになったはずですが、ちっとも軽くなった感触がない。ザックが肩に食い込みます。

県道上高地線・大正池付近
大正池に到着。大正池から下は道路が除雪されています。

県道上高地線・大正池付近
この雪の壁が1mあまりです。道路は除雪されているといっても、積雪0ではなく、10cmか20cmは雪があるので、あわせると積雪130cmか140cmくらいでしょうか。

大正池
大正池。目の前に穂高連峰があるはずなんですが、やっぱり見えませんね。





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最終更新日  2017.03.20 18:44:18
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