inti-solのブログ

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2017.10.05
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カテゴリ: 政治
<衆院選>立憲民主党、50人超擁立へ
民進党の枝野幸男代表代行が衆院選に向けて結成した新党「立憲民主党」は3日、総務相あての設立届を東京都選管に提出し、受理された。毎日新聞の取材では、枝野氏や長妻昭元厚生労働相ら民進党の前衆院議員14人のほか、元職11人、新人23人が既に参加の意向を表明。希望の党から公認を拒否された民進の候補予定者らがさらに加わるとみられ、立憲民主党からの出馬は50人を超える公算が大きくなった。
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それしかないだろうと思っていたかたちになったようです。大いに支持します。票を入れるかどうかは、今の時点ではまだなんともいえませんが、多分小選挙区か比例区かどちらか1票は投じるだろうと思います。

これに対して、小池率いる希望の党は敵意むき出しで、いろいろな情報を総合すると、希望の党に来ない議員や候補者に対して、公然非公然の圧力をかけているのだそうです。つまり、無所属で出るなら希望の党から対立候補を出さないけれど、立憲民主党から出るなら対立候補を出す、とか、希望の党になびきつつある連合を通じて圧力をかけるとか、そういったことです。

どうも、野党が分裂すると自民党を利する、という考えもあるようですが、私はそれは違うのではないか、という気がします。
直近の都議選では、周知のとおり都民ファーストが大勝しました。彼らが票を奪ったのは、もっぱら自民・民進・維新からです。この3党の票は大きく減らしています。この中で、表面的に見ると、もっとも壊滅的に減らしたのは維新の党であり、民進党もそれに次いで減らしており(この両党の得票率は前回の半減をはるかに下回る)、それに比べると自民党の得票率は、減ってはいるものの半減までは行っていません。
ただし、民進と維新はそもそも不戦敗状態です。つまり候補を立てられなくて、そもそも選挙を戦うことすら出来なかった選挙区が多かったのです。前回2013年の都議選は、旧民主党44人、みんなの党20人が立候補しているのに対して、2017年の民進党は23人しか立候補していません。維新も同様に34人から4人に減っています。候補者を立てた選挙区も、総じて得票は減っていますが、外見的な得票率ほど壊滅的に減ったわけでもありません。
それに対して、自民党は前回59人、今回60人と候補者数はほぼ変わらないのに、得票を大きく減らしました。

つまり、都民ファースト(希望の党)はもっぱら自民党の票を食った、ということです。民進の票も食ったでしょうが、自民党の票をより多く食っていると思われます。
そのため、今回の都議選では、自民党が一人しか候補を立てていないのに、共産党と最後の議席をめぐって一騎打ちとなり、自民党が負けた、という例が何箇所も起こりました。共産党は都民ファーストにはまったく票を奪われず(得票率は微増しています)、自民党だけが票を奪われたため、そういうことが起こったのです。


あとは、立憲民主党が民進党の票をどれだけ取れるか、というところですが、早速行われた 朝日の世論調査 では、比例区での投票先として、1週間前は民進党が8%、今回は立憲民主党が7%だそうです。誤差程度の微減にとどまっているということは、民進党票の大半は立憲民主党に向かいそうな気配です。

この状況で、私が期待したいのは、社民党の対応です。
組織として合流するかどうかはともかく、比例区では社民党と立憲民主党と統一名簿は出来ないかな、と思うのです。共産党は無理でしょうし、統一しても間違って「共産党」と書く人が続出しそうだから、得策でもなさそうです。が、社民党は、少なからず票を投じてきた私がこう書くのもなんですが、九州ブロック以外は比例区でも当選者が出せそうにありません。しかし、社民党の票が立憲民主党に上乗せされた場合は、獲得議席の増につながる可能性は高いのです。議席を奪う対象が共産党、というブロックも1つか2つは出てくるかもしれませんが、それでも7~8議席は自民、希望、維新から議席を奪うことが期待できそうです。仮に効果がかなったとしても、もともと九州ブロック以外は社民党の議席はないのだから、マイナスにはなりません。
相手が左右混在の民進党ならともかく、リベラル派主体の立憲民主党への合流は、それほどの拒絶感はないにでは、と思うのですが、どうでしょう。社民党(受け入れる立憲民主党も)の大英断を期待するところです。





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最終更新日  2017.10.05 19:00:07
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