inti-solのブログ

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2018.02.16
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テーマ: ニュース(95879)
カテゴリ: 政治
カジノ入場は週3回まで 政府が規制案を与党に提示


自民党の部会では、規制の必要性に賛同する意見がある一方、「採算性からみて面積制限が厳し過ぎる」という批判や、普及率が10%程度のマイナンバーカードを本人確認に使用することへの疑問が出た。このため、政府が修正案を検討することになった。
一方、公明党は支持母体の創価学会などにカジノ解禁への慎重論が根強く、ギャンブル依存症対策基本法案が成立しない限りIR実施法案の国会提出を認めない構えだ。

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以前にも記事を書いたことがありますが、わたしはそもそもカジノを合法化することには反対です。加えて、カジノを合法化しておいて、その利用に回数制限を課す、というのは、私にはまったく理解不能、意味不明です。人が暴れる毒薬を合法化するので、暴れないように足かせをします、と言っているようなもので、滅茶苦茶な話です。そもそもそのような危険性のある毒薬を合法化しなければ、足かせなどいらないわけで。
週3回を超えて利用させてはいけないほどに危険なものを(実際に危険だと思います)合法化しいぇよいとは思えません。

加えて、引用記事でも指摘されていますが、全国民の1割にしか普及していないマイナンバーカードを入場の条件とすることは、実質的に「日本人お断り」と言っているのに等しいものです。実質的には訪日外国人専用施設ということになります。かつて、戦前の中国には租界というものがあって、「犬と中国人入るべからず」という立て札があった-と言われます。同じようなことを、現在の日本でも行おう、ということです。それは色々な意味で差別的としか思えないことです。

そんなことまでしてカジノを合法化しなけばならない理由が、わたしには理解できません。もちろん、端的に言って金儲けのため、ということは分かります。そう言っては身も蓋もないので、経済的利益のため、ですね。しかし、その経済的利益と、それによってもたらされる社会的害悪のバランスが取れているようには、思えません。
人体になんらかの益のある薬なら、害悪(副作用)があってもそれをコントロールしながら使用することは意味のあることです。しかし、ギャンブルには、それを利用する人にはなんの益もない。害悪しかありません。
残念ながら、人間社会においてこの害悪は必要悪、という側面は否定しません。だから、今すでに存在するギャンブルを禁止せよ、とは言いません(言っても無理なことです)。それは、逆に言えば、カジノにどれほどの害悪があっても、いったん始めてしまえば、あとからやめるのは困難を極める、ということでもあります。今から新しいギャンブル、言いかえれば新しい害悪を創設することに、なんのメリットも見出すことはできません。





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最終更新日  2018.02.16 19:00:12
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