inti-solのブログ

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2018.08.08
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カテゴリ: 政治
沖縄・翁長雄志知事が死去、67歳 膵がんで闘病も転移


翁長氏の体調については、謝花喜一郎副知事が8日午後5時から県庁で会見し、「意識が混濁状態になっている」と説明。8日以降は謝花氏と富川盛武副知事が知事の職務代理を務めると発表していた。謝花氏によると、翁長氏は7日から徐々に意思決定に支障が出てきていた。4日に謝花氏らと面会した際には、がんが肝臓に転移していると明かしたという。
翁長氏は4月に膵臓に腫瘍が見つかり、摘出手術を受けた。再発を抑える抗がん剤治療を受けながら県議会6月定例会や、6月23日の沖縄全戦没者追悼式に出席していた。
辺野古移設をめぐっては、7月27日に県庁で会見し、前知事による辺野古の埋め立て承認を撤回する手続きに入ると表明。土砂投入前の8月中旬に撤回に踏み切ることを目指し、9日に沖縄防衛局側の反論を聴く「聴聞」を予定するなど、作業を進めていた。謝花氏によると、撤回するかどうかの判断は、知事の職務代理者でも可能という。(以下略)

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衝撃的なニュースが飛び込んできました。
すい臓がんという、予後のよくない部位の癌であることから、予想しないことではありませんでした。しかし、6月には県議会にほとんど出席し、辺野古への基地移設問題で、埋立承認撤回を発表したのが、わずか12日前だったことから、そんなにすぐこのような事態に至るとまでは予想しませんでした。
今にして思えば、埋立承認撤回発表は、最後の気力を振り絞っての、国に対する文字どおり死を賭しての抵抗だったのですね。

それにしても、私の亡父の場合は、死の2週間前にはもう、病室で立ち上がることすら困難な状況でした。それに対して、翁長氏は、衰える体力と戦いながらではあったにせよ、最後の最後まで激しい気力で戦い続けることができた。癌の進行具合は、本当に人によって違うのですね。

沖縄の平和運動にとっては、打撃、なんて言葉では表現しきれないくらいの大きな損失でしょう。翁長知事が強さを発揮できたのは、その出自がいわゆる左派、平和運動ではなく、自民党出身の保守政治家だったからです。記事に「保革を超えて移設反対派の支持を得てきた」とあるとおり、従来の左派、平和勢力の枠組みを超えた支持を集めることができたのは、翁長さんただったから、としか言いようがありません。これから、本当に厳しい戦いになりそうです。

ともかくも、今の日本で数少ない、本当に尊敬できる政治家が一人、亡くなってしまいました。心よりご冥福をお祈りします。





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最終更新日  2018.08.08 23:36:09
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