inti-solのブログ

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2019.01.31
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テーマ: ニュース(95873)
カテゴリ: 政治
安倍首相、軟弱地盤認める=辺野古の埋め立て地域

その上で、工事を進めるには地盤改良が必要だとの考えを示した。政府が軟弱地盤の存在を認めるのは初めて。
政府は今春にも地盤改良工事のため設計変更を行う方針だが、玉城デニー知事は移設阻止へ変更自体を認めない構えで、対立が激化することが予想される。

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当ブログでは既報のとおり、辺野古の米基地建設予定水域には、「マヨネーズ並」「豆腐並」ともされる軟弱地盤があります。その厚さは少なくとも40mくらいには達するようです。当然、予定していた工法では建設できないので、地盤改良工事が必要です。そのためには設計変更が必要ですが、そのことを政府は認めてきませんでした。
しかし、さすがに隠しきれなくなってというか、すでに周知の事実になってしまったものだから、これを認めたわけです。しかし、土砂の投入開始まではこの事実を頑なに認めず、土砂の投入が始まって、つまり工事が後戻りできない(と、思わせる)状況までいってから認めるとは、全く手口が卑劣と思わざるを得ません。

別報道によると 、辺野古基地移設費用は、沖縄県の試算では2兆5000億円、工事期間は13年になるとのことです。これも、おそらく、そう的外れな数字ではないでしょう。というより、防衛省の試算である建設費2405億円という見積もりの方が、よほどあり得ない数字です。新国立競技場の建設費用が2000億円3000億円と言うのに、それよりはるかにでかい基地を海上に作るのに、そんな額で済むはずがないのは分かりきった話です。
ちなみに、辺野古基地と似た海上の飛行場建設で、かつ軟弱地盤が問題となった関空の一期工事が1兆5000億円かかっています。中部セントレア空港は6000億円弱ですが、こちらは軟弱地盤を避けた場所に(それでも多少はあったようですが)建設されています。そこから考えても、建設費の見積もりがいかにでたらめかは明らかでしょう。
そして建設期間13年、結局、その間は普天間基地はなくならない、どころか、辺野古に基地は作ったが普天間の海兵隊は居残る、という事態さえ、あり得なくはないと思います。海兵隊にとっては普天間基地の方が居心地がよいだろうからです。

こういう、最初は安そうな見積もりを示して工事をはじめ(必ずしも建設工事に限ったことではないですが)、もう後戻りができなくなった段階で本当の実態が明らかになる、こういうやり口は、辺野古に限らず、公共事業であまりにもよくある現象です。いい加減、そんな状況を許し続けてはいけない。もちろん、そうでなくても、辺野古基地移設が沖縄の民意に反していることは言うまでもありませんが。





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最終更新日  2019.01.31 19:00:05
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