inti-solのブログ

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2019.04.06
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テーマ: ニュース(95880)
カテゴリ: 政治
気の毒に思う「令和」ヘイトな人々 あきれる発言…誕生しなくてよかった“石破総理” 有本香の以毒制毒


昨日の記事にも少し触れましたが、この1週間は職場での異動があり、どたばたしていて、とてもブログ記事など書いている余裕がない・・・・・・と事前に考えて、先週末に沖縄の旅行記と演奏の案内をまとめて予約投稿にしてしまいました。まともに記事を書くのは1週間ぶりです。いや、その前の週も沖縄旅行の記事しか書いていないので、それ以外の記事を書くのは2週間なぶりでしょうか。

このあいだに色々なことがありました。関心はあったものの、記事を書く余裕がないままに流れてしまったできごともありました。この1週間で世の中的に最大の関心事は、おそらく新しい元号が発表されたことでしょう。

リンク先の記事は、ネトウヨ御用達の保守系「ジャーナリスト」ですが、保守派といえば、ついこのあいだまで、新しい元号は事前発表などするな、新天皇の即位と同時に発表しろ、と叫び、更にその前は、そもそも天皇の生前の退位などするなと叫んでいたわけですが、その辺りと、新元号フィーバー便乗との整合性はどうなっているんでしょうか。きっと、「安倍が右向けば右」な人たちだから、安倍自身が1ヶ月前に新元号を発表したことで、「事前発表するな」という過去の主張は、なかったことにしたいのでしょうね。

新しい元号は「令和」だそうです。わたし個人としては、この元号に、肯定的にも否定的にも特別な思いはありません。ただ、「令」という漢字はどうしても命令、指令など単語を連想します。聞いたところでは、マスコミの報道においても、令和という元号を「命令の令と・・・・・」と説明したようです。どうしたって、それがもっとも分かりやすい説明ですから。また、令は冷のつくりと同じで、読みも同じなので、その面でも少し冷たい響きはあるかな、と思います。

ただ、わたしは元号に対してあまり肯定的ではなく、それは「令和」はダメだが他の名前ならよい、というものでもない、と思っています。仕事上は仕方がないので使いますが、仕事以外では基本的には元号で年を表記はしないようにしています。
理由は色々ありますが、数十年ごとにリセットされる年号表示というのは、あまりに非実用的というのが、最大の理由です。昭和40年生まれの人は今何歳か、ということを元号だけで計算できる人は非常に少ないし、それが「大正生まれ」になったら、まずそんな計算をできる人はいないでしょう。つまり、元号は裏で西暦と照合しなければ実用的には使い物にならないのです。

私でも昭和と西暦はほぼ瞬時に相互変換できるのですが、平成はそうは行かないのです。自分自身の節目の年(最初に就職した年とか、今の勤務先に転職した年とか、結婚した年、子どもが生まれた年など)と、最近の数年間はパッと変換できますが、それ以外の年は頭の中で色々考えないと変換できません。昭和20年は1945年で、昭和53年は1978年、というのは、計算もせずにパッと出てくるのですが、平成19年は西暦何年か、となると、詰まる。計算するか、自分にとっての節目の年との差から数えていかないと、出てきません。

日本会議系のいわゆる保守派の連中は、天皇の生前の退位に当初はかたくなに反対していました。しかし、元号の社会的通用性を維持したいと考えるならば、平成31年を令和元年とする代替わりは、唯一の選択肢です(もちろん、平成21年でも41年でもよいのですが、この数年のあいだでのタイミングならば、ということ)。わたしは、今の天皇にはかなりの好感を抱いていますけれど、元号の延命という意味では、上手い手を考えたな、と、逆に言えば元号なんかやめてしまえという観点からは、「してやられたな」と思います。平成と令和で1の位が揃っているから、元号またぎの計算の煩雑さはかなりの程度緩和されます。


まして、その間に計画的な退位ではなく突発的なタイミングでの改元があれば、つまり1の位が前の元号と不整合な改元がひとつでも入ってくれば、元号は実用的な紀年法ではなくなり、社会的には消え去っていくことになるでしょう。





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最終更新日  2019.04.06 23:34:23
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