inti-solのブログ

inti-solのブログ

2019.04.13
XML
テーマ: ニュース(95880)
カテゴリ: 対中・対韓関係
韓国の水産物輸入規制に「お墨付き」 水産庁と外務省の油断 WTO逆転敗訴に動揺


逆転敗訴は、日本にとって想定外だった。韓国の禁輸措置が「差別的」だとする日本の主張をほぼ認めた1審では原子力の専門家らも審議に加わっており、水産庁と外務省の担当者は10日、「専門家が検討した1審の事実認定が覆ることはほとんどない」と楽観的だった。
判断が覆ったのは、上級委が日本産水産物の安全性や貿易制限など重要な論点について、1審の検討に不備があったと判断したためだ。韓国は、放射性物質のレベルが今は低くても将来、影響が現れる潜在的リスクを訴えてきた。上級委は、1審はこの潜在的リスクについて検討が不十分だったと指摘。韓国の措置が貿易制限に当たるかどうかについても、1審は韓国と日本の地理的な事情などを十分考慮していなかったとした。 (以下略)

---

リンク元の記事にある地図を見ると一目瞭然ですが、福島原発事故以降、日本からの食料品の輸入に規制を設けている国は数多くあります。
例えば米国は、青森から長野、静岡に至る14県の農産物、畜産物、水産物にかなりの程度輸入規制を敷いています。静岡や長野は野生のキノコ類だけですが、福島県産は牛乳、牛肉からキノコ、山菜、野菜類、もちろん魚類まで、ずいぶんある。EUも、最近になってだいぶ規制が緩められたものの、福島、岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉県産の水産物に政府作成の放射性物質検査証明書を求めています。
それら各国からの輸入規制があるにもかかわらず、韓国についてだけ、WTOに提訴した時点で、安倍政権のある種の意図を感じざるを得ません。
要するに、客観性とか公平性とは無縁に、一番気に入らない相手だから、ということでしょう。それで提訴してみたら、予想に反して負けちゃった、と。
自業自得としか思えません。

わたし個人としては、ごく微量の放射能まで忌避する気はない、というか関東に暮らしていてそれをいちいち気にしても仕方がありません。でも、他国から見れば、安全性が気になる食品をわざわざ外国から輸入してまで食べる必然性はないでしょう。
WTOは科学より風評を優先させるのか、などという批判を口にする人もいるようですが、こと食べ物に関する限り、そのような言い分は物事の本質を何も分かっていないとしか言いようがありません。
科学は万能ではありません。科学的には安全でも口に入れない、入れたくないものは世の中にいくらでもあります。「美味しい食べ物」「まずい食べ物」あるいは「好きな食べ物」「嫌いな食べ物」を科学的に定義はできません。まずい、あるいは嫌いな食べ物も安全性という意味では「食べても安全」です。では、美味しいものを好み、不味いものは食べないというのは風評被害ですか?糞尿は科学的には何の危険性もありませんが、科学的に安全だから糞尿かけご飯を食べられますか?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019.04.21 05:13:27
コメント(7) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: