inti-solのブログ

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2019.12.11
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カテゴリ: 政治
「反社勢力」定義は困難 政府答弁書


政府が2007年、企業の被害防止のためにまとめた指針では「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」と定義していた。答弁書は「形態が多様で、その時々の社会情勢に応じて変化し得る」と指摘し、「あらかじめ限定的かつ統一的に定義することは困難だ」と結論づけた。

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唖然としました。反社会的勢力の定義は困難だと。
しかし、引用記事にもあるように、「反社会的勢力」という言葉は、2007年6月に政府が「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」で使った言葉です。そこでは、反社会的勢力について

暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人である「反社会的勢力」をとらえるに際しては、暴力団、暴力団関係企業、総会屋、社会運動標ぼうゴロ、政治活動標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団等といった属性要件に着目するとともに、暴力的な要求行為、法的な責任を超えた不当な要求といった行為要件にも着目することが重要である。

と、確かに 定義されています。
おおむね妥当な定義だと思われますが、「犯罪対策閣僚会議幹事会申合せ」としてこの指針が出されたのは、第一次安倍政権のときです。にもかかわらず、12年前に自分の内閣が出した定義に頬かむりして、「定義は困難だ」と言う。

まったくあきれ果てた話です。

それでは、反社会的勢力との関係を指弾されたあんな芸能人、こんな企業は、いったい何のために避難されたのか、という話にならざるを得ません。
要するに、「桜を見る会」に反社会的勢力と言われる人間を招待したことについて、「反社会的勢力」の定義を明確にしてしまうとそれを認めざるを得ない、定義を明確にしなければ、どんなに真っ黒でもしらを切ることができる(と思っている)ということです。

もはや「桜を見る会」は、反社会的勢力からマルチ商法の会長から、首相の選挙区の支持者から、見境なく招待して饗応する場となっていた、そのことについて安倍政権は、自らの非を認めて頭を下げる気は一切ない、ということだけは明らかです。






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最終更新日  2019.12.11 19:00:08
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