奔るジャッドンたのうえ、追っかけ帳

奔るジャッドンたのうえ、追っかけ帳

2012.06.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類

我が社、我が社、俺は、俺は

と、言葉の頭に主語を、必ずもっていく人をよく見かける。

私は、「ああこれは危ないな」と思う。

この仕事に入って30年余、そうした人、そうした企業の行き着くところ

を見てきたからである。

理由は簡単である。人、企業、すべからく一人では生きられない。

にもかかわらず、孤立化の戦略を採っているからである。

たとえば、これまでの中国などへの海外進出は、

おおかた労働力(安さ)を求めてのものである。

かりに協力工場と謳っていたにしろ製造部門、

それも実態は下請け(隷属)化しているといえる。

かりに進出した日本側がそう思わなくとも、相手の国、

ここでは中国国民の人たちがそう思っていたとしたら、同じこと。

日本の大手企業のとりわけ年配経営者の「国際化思考」には、

日本や自社の立場や論理で、他の国を見て優劣(の判断)をする、

といった匂いがどこか感じられ、気になる。

そのことがあの戦争を知る他のアジアの人々には、

当時の侵略を連想させることになることなど、

彼らは思いもしていないのかもしれないだろうが。

そうした根底には日本人の奢り、つまり、その国の人々を

自分達より低くみる戦前からの刷り込みがある、

これも1つに上げられよう。

あるいは、国家としての日本、人としての日本人が、

彼らを発展途上国(今、死語化)から脱皮し得ていない

後進国(これも死語化)だ、といったように見下すといった視点で、

彼らを捉えている、といったことがあるのかもしれない。

いずれにしても、そうしたことは、ビジネス上の取引、

ひいては、経営のありかたといった観点からからみて

大きなマイナスになると、私は考える。

以下、理由を述べる。






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Last updated  2012.06.09 07:44:58
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永野さおり@ Re:ママならず(04/07) 100%品質保証!LV、GUCCI、CHANEL直営店 2…
バレンチノ バック@ vjdamn@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
jatsudon @ Re[1]:馬鹿殿養成学校化(03/23) みっくんやさしさん ありがとうございます…
みっくんやさし@ Re:馬鹿殿養成学校化(03/23) 日銀の人事も そういうことなのでしょうか…
jatsudon @ Re[1]:楽ちん経営のために(01/30) 小濱信夫さん ありがとうございます。他…

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