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araiguma321 @ Re:ふたえの虹 2024.11(11/21) 吉備高原の台地の上の畑でして、何もあり…
kiki ☆ @ Re:ふたえの虹 2024.11(11/21) 背景が遮るもの、電線もなく良いロケーシ…
araiguma321 @ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) そうですねぇ、木造建築に二の足を踏むよ…
うしまる@ Re:隈研吾 CLT(直交集成板) 半年後 2024.9(10/12) 「那珂川町馬頭広重美術館」の画像とか、…
araiguma321 @ Re[1]:般若寺温泉 2024.10(10/02) うしまるさんへ 災害被害がやみませんね…
うしまる@ Re:般若寺温泉 2024.10(10/02) おおー、侘び寂びのあるステキな般若寺温…
araiguma321 @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) ほんと、どうやって潜り込んだんでしょう…
kiki ☆ @ Re:カエルの棲家 2024.7(07/14) もの凄いかくれんぼですね!! どうやって…
araiguma321 @ Re[1]:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) うしまるさんへ ご察しのとおりでして、…
うしまる@ Re:iPad 用スタンドの補修 更新 2024.6(06/15) こういう工作はつくってる時も楽しみのひ…

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May 30, 2015
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テーマ: 私の読書(27)
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東京劣化 松谷明彦 2015年

 2010年頃の講義録を書籍化したものだそうだ。2014年の新書「地方消滅」の焦点を東京に戻した啓蒙書と思ったが、地方は消滅しないとし、むしろ東京圏に覚悟を迫る内容だった。

 「地方消滅」では、出生率の低下そのものは原因不明とし、積み重ねてしまった人口動態の事実をもとに、確実にくる高齢者増、出産年齢層の減少、都市継続可能人口構成の破綻の大量発生を訴え、備えた対策を早く打とうとの話だった。

 本書では、東京圏は2020年代後半から、高齢者が急増し、人口はさほど減らず、若者の流入は減少し、2025年から一人当たりの総生産額は減少に転じ、都市が貧しくなり、2035年くらいからは都市のインフラも手が回らずに傷みはじめて、東京はスラム化し、2040年には100万床の老人ホームが不足して、路頭に迷いかねないと。

 それに備えて、公営低家賃住宅建設、耐用年数200年の建物での使いまわし、構造物はリノベーションに、官庁の支出も価格是正して小さな財政にせよと提言してます。経済成長で賄うのは無理で、もともと日本は、額は大きくても労働生産性は低くて、賃金も低い。今後、労働力自体は不足してしまう。増税で財政再建しようにも社会自体が壊れてしまうと。

 日本は、勤労者ひとりで一人以上の老人を養う人口構成になるので、年金では、高齢者の対応はそもそも困難。高齢者の4割は借家住まいで負担が大きいので、公有地に公営住宅を建てて低家賃で住めるようにせねば間に合わないと。オリンピックなどで大きなインフラを造っても維持できなくなると。

 過去二度の人口政策が後世代に災禍を及ぼしたそうで、人口をいじると50年から60年後にツケがくるもので60年から70年たたねば米英仏の様な緩やかな人口動態になれないそうです。
 欧米のベビーブームは10年から20年で団塊はないそうです。人口をいじったのは、ドイツと日本だけで、ドイツは移民の受け入れとその制限の一回の山だが、日本は、戦後の高度成長を支えた戦前の産めよ増やせよで増やした人口増と、戦後の産児制限での出生数急減によるベビーブーム急収束だそうだ。

 高度成長を成し遂げた人口構成が後の世代への災禍につながるとは・・・

人口推移

中絶推移





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Last updated  Jun 8, 2015 09:40:45 AM
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