2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全4件 (4件中 1-4件目)
1
先週に引き続き、国による住宅取得支援について解説させていただきます。先週は、中古住宅取得にあたっての補助や高性能リフォーム補助について解説いたしましたが、今回は新築住宅取得にあたっての優遇措置について解説いたします。1.認定新築住宅への税制優遇制度延長 2014年度与党税制改正大綱によると、認定住宅など所定の質的水準を 満たす新築住宅への優遇措置が、より重点的になっています。 2014年度与党税制改正大綱における住宅関連の優遇措置において、 これから 家を新築するみなさまが直接恩恵をうけられる項目として、 以下の3点がおもに受けられる税制上の恩恵です。 ●新築住宅の固定資産税の減額措置の延長(2016年3月31日まで) 住宅の種類:専用住宅、併用住宅(居住部分の割合が2分の1以上)が 対象で、120m2以下の場合、1/2減額。 120m2を超え280m2以下の場合、 120m2相当分について1/2減額。 減額期間:3階建以上の準耐火構造及び耐火構造住宅は新築後5年間 一般の住宅(上記以外)は新築後3年間 ●認定長期優良住宅の登録免許税、不動産取得税、 固定資産税の軽減措置延長 (2016年3月31日まで) 【登録免許税】*税率を一般住宅特例より引下げ 所有権保存登記:0.1%(一般住宅特例0.15%) 所有権移転登記: 戸建住宅0.2% マンション0.1% (一般住宅特例0.3%) 【不動産取得税】*課税標準から控除額を一般住宅特例より増額 認定長期優良住宅:課税標準額より1,300万円控除 (一般住宅:1,200万円) 【固定資産税】*一般住宅特例の適用期限を延長 戸建住宅:5年間 税額1/2減額 マンション:7年間 税額1/2 ●認定低炭素住宅の登録免許税の軽減措置延長(2016年3月31日まで) 所有権保存登記:0.1%(一般住宅特例0.15%) 所有権移転登記:0.1%(一般住宅特例0.3%) 2.『フラット35』に10割融資制度創設 来年度以降、住宅予算が下がっていくことが予測されるなか、 国土交通省では頭金がなくてもローンを組める措置として、 住宅金融支援機構 の『フラット35』に、10割融資が受けられるタイプを 創設します。 ただし、通常の『フラット35』の9割融資タイプより金利が0.4%程度上乗せ される予定です。 その他、木材利用ポイントの期間延長をはじめ、太陽光発電システムから 燃料電池システムや定置型蓄電池への導入支援が拡充されるなど、 新築認定住宅への税制優遇や木材利用ポイントなどの制度には大きな変化 がないかわり、太陽光発電システムへの補助打ち切りをうけ住宅設備補助 の内容が様変わりします。 メディアの論調では、国をあげての中古住宅支援に目が向かいがちですが、 新築住宅、特に【認定住宅】への手厚い補助もしっかり続きます。 2014年度は、リーズナブルな家づくりができるラストチャンスかもしれません。年末から年始にかけて、家族で新しい住まいについて語り合うには良い時期。新築でも、リフォームでも、中古住宅の購入でも、手厚い補助を上手に活用して、少しでもリーズナブルな家づくりに取り組んでいきましょう。もちろん、メールでのご相談につきましては、年中無休にて承っております。お気軽に、どうぞ。 ハウスネットギャラリー 注文住宅 http://www.hng.ne.jp/ハウスネットギャラリー・リフォーム http://reform.hng.ne.jp/ネクスト・アイズ株式会社 http://www.nexteyes.co.jp/
2013年12月24日
来年から国による中古住宅支援が手厚くなりますが、最初から程度の良い中古住宅を見極めて購入したほうが、国による手厚い支援とあわせ、よりおトクに購入できる可能性が高いことをお伝えしましょう。 今後、国から最大200万円の補助がもらえるから、この物件はすぐに買ったほうが良いですよ。。。というチラシや新聞広告が大量に増えることは間違いありませんが、できる限り第三者が客観的に住宅の検査・調査をしてからその中古住宅を購入しないと、新築建て替えより中古住宅購入+リフォームのほうが高くついてしまいます。 中古住宅支援がいくら手厚くなったとしても、程度の悪い中古住宅を掴まされてリフォームで高くついてしまうことは、十分ありえることです。たとえば事故車など《程度の悪い中古車》を購入するのと同じように、あとあと想定外、かつ多額の出費を招いてしまうことがないようにしっかり準備しないといけないのです。政府は12月12日、2013年度の補正予算案を閣議決定しました。住宅関連では、すまい給付金制度や木材利用ポイント、省エネ機器導入支援などが盛り込まれています。前回の消費税増税時に観られた増税前駆け込み需要と増税後の急激な反動減を避ける目的で、住宅ローンの特例措置と長期優良化リフォーム推進事業が前倒しされ、今回の補正予算に組み込まれました。 さらに、国土交通省は17日までに、質の高い中古住宅の供給を増やすため、耐震性や省エネ性能を高めるリフォーム工事に対する新たな補助制度を、来年創設する方針を決めました。 補助対象は戸建てや分譲マンションなど、全国に約5700万戸ある中古住宅のうち改修工事を実施する物件。バリアフリー、劣化対策なども含めた基準を設け、改修後に所定の基準を満たした中古住宅には、国が改修費用の3分の1の補助金を支援。通常のリフォームは最大100万円、新築並みの大規模リフォームには最大200万円を支援します。 ※詳しい基準は来年1月中に決めるとのことです。この狙いは、中古住宅の質に関する消費者の不安を解消し、現時点で新築を含む住宅の流通量の1割程度しかない中古住宅市場の拡大につなげる狙いがあるのです。1月中に劣化対策やバリアフリー化なども含めた性能の基準を定め、2月ごろから施工業者などの公募を始めます。なかなか買い手がつかない中古住宅は、きっちりリフォームをすることで買い手がつく可能性、もしくは安く快適に住むことができますが、ネックになるのはリフォーム費用。築30年以上経過した中古住宅は、設備の劣化はもちろん白アリや腐朽による構造の劣化が進んでいるのが大半です。でも、買い手の立場からすれば少しでもお金がかかる構造の修繕にかかる費用が少ない中古住宅を購入したほうがよいわけです。確かに、国から最大200万円まで補助していただけることは、ほんとうにありがたいことですが、中古住宅の購入前にはできるだけ第三者が客観的に住宅の検査・調査(インスペクション)を行って、その中古住宅は購入すべきかどうかを見極め。そのうえで購入を決めて、自分たちが暮らしやすいようにリフォームしないと新築建て替えより大きなコストがかかってしまう可能性が高まります。 住宅に限らず、中古車などを購入するにあたっても現状をしっかり見極めることは当たり前の話なのですが、特に中古住宅は物件選びに失敗したときのリスクが中古車の比ではありません。よって、すべて自分たちで決めることはおすすめできません。これからは、第三者による客観的住宅の検査・調査は必須といっても差し支えないのです。 ハウスネットギャラリー 注文住宅 http://www.hng.ne.jp/ハウスネットギャラリー・リフォーム http://reform.hng.ne.jp/ネクスト・アイズ株式会社 http://www.nexteyes.co.jp/
2013年12月17日
奥様が自ら修繕する理由は、“自分でできる”から!。年末大掃除&修繕という家庭サービスを夢見て“オットのイゲン”を示そうと考えている“世の“夫”にとって、ガックリくる調査結果が発表されています。奥様の自宅の修繕に関する調査報告では、興味深い調査結果です。株式会社LIXIL住宅研究所 ジーエルホームカンパニー(住所:東京都江東区亀戸1-5-7)では、既婚女性の方3,000名に、ご自宅の修繕への参画状況に関する調査を実施(2013年11月中旬・インターネットを通じてのWEB調査)しています。DIYで住宅のちょっとした修繕をしているのは、30代を中心とするミセス。これからDIYに取り組みたいのは、50代以上のシニア。50代以上のシニアだと、『まとめてリフォーム』という考え方もありますが、キズの補修や障子の張り替え、網戸の補修など、年末大掃除前にお掃除を兼ねて修繕しておくと、慣れない夫に家を段取りベタのまま掃除されて家のあちこちを壊されるより、ずっとストレスなく年末を過ごせることかと思います。私自身、身に覚えがあるだけに、ミセスの読者のみなさまは、お掃除のついでにちょっとした修繕を済ませておいたほうが、年末の夫婦喧嘩をさけるためにも良いとおもいます。 2013年12月4日公開 株式会社LIXIL住宅研究所 NEWS RELEASE ~3,000名の奥様に“お住まいの修繕“について質問~奥様が自ら修繕する理由は“自分でできる”から!奥様の自宅の修繕に関する調査報告(pdfファイル) http://www.glhome.lixil-jk.co.jp/info/131214diy.pdf ○住まいのメンテナンスについて、奥様が住まいのチョットした手直しを行っている 家庭は約4割(40.6%)○住まいのチョットした手直しを行っている比率は30代、40代の奥様が高く ともに約43%となっています。○奥様が住まいのチョットした手直しを行う理由は、「自分でできるから」が57.1%で 最も多く、続いて「夫に依頼するのが面倒だから」26.0%、「夫が忙しくてする余裕 がないから」24.2%と続きますが、個人的に夫としてガックリくる回答もあります。○「自分の方が上手だから」22.0%、「夫が方法を知らないから」15.1% なによりキズや破れの補修などの住宅メンテナンスは、手先の器用さ、繊細さ、 そして大胆さが必要。 日頃、おそうじなどの家事で家のお手入れをしている奥様のほうが、家にいない 夫より家の補修に関してはずっと恵まれた状況にあるのでしょう。 年代についても興味深い結果が出ています。 年齢別では、20代の21.3%が「好きだから」と回答。20代のDIY好きが多い 傾向となっています。 修繕コストの削減だけではなく、ちょっとした修繕でより住まいを自分らしくする 傾向は20代に強いことがうかがえます。アンケートに、今後についての設問もありました。◇今後、住まいの修繕に「トライしてみたい」は63.1%と、 「トライしたくない」(36.9%)を上回る結果に。 年代別に観ると、50代以上で「トライしてみたい」は50代(67.5%)、 60代(66.8%)とシニア層が高く、ご自身(奥様)がトライしてみたい “住まいの修繕”は、フローリングの補修が最上位になっています。■上位BEST3 「フローリングの補修」(47.2%) 「ふすま・障子の張り替え」(37.1%) 「網戸の張り替え」(34.1%)フローリング補修は少々面倒ですが、他は家事の延長ともいえるメニュー。家事をしっかりこなすことができるミセスに軍配が上がることは、世の夫にとって仕方ないことなのかもしれません。ハウスネットギャラリー 注文住宅 http://www.hng.ne.jp/ハウスネットギャラリー・リフォーム http://reform.hng.ne.jp/ネクスト・アイズ株式会社 http://www.nexteyes.co.jp/
2013年12月10日
都内の街路樹も大半が散り、いよいよ本格的な冬の到来です。また、北海道や日本海側の各地では、これから厳しい寒さに閉ざされた季節が訪れます。今回は、現在のお住まいに永く住み続けるには、住宅の高断熱化(窓・壁・床・天井)は欠かすことができない工事になることを解説しましょう。まず、厚生労働省の政策レポート(高齢者の住まい)によると、日本の65歳以上の高齢者人口は、総人口の2割を超え、今後さらに増加すると予測されています。そのような社会情勢の中、全体としての世帯数は減る傾向にありますが、相対的に高齢者単独世帯、高齢者夫婦のみの世帯が増加すると予測されています。 冬ならではの懸念として高性能な住宅以外で問題になる事は、寒さによる健康への悪影響。ひとつは、低断熱の住宅では冬場、ヒートショック(暖かい居室と浴室など寒い空間との急激な温度変化)が原因で亡くなる高齢者が、全国の交通事故で亡くなる方より多いことが社会問題となっています。このヒートショックの予防に、東京都健康長寿医療センター研究所(東京都老人総合研究所)では、住宅の断熱改修をはじめ、脱衣所や浴室を暖房で温かくすることが効果があるとし、適切な温度管理を呼びかけています。東京都健康長寿医療センター研究所http://www.tmghig.jp/J_TMIG/J_index.htmlまた、同医療センター研究所の提言によると、居室の断熱改修が睡眠やアレルギー症状、血圧の安定化などに良い影響を与えることにも言及。これまでの調査結果などから、暖かい居住環境が良好な健康状態に結びつくことを示すデータを紹介しながら、冬場の温度管理の重要性を訴えています。 寒さで縮こまってしまうと、温度変化が身体に大きな負担を及ぼしかねないことは、みなさますぐに想像できると思います。逆に暖かい居住環境であれば身体への負担も少なく、冬期間の室内も快適に。 住宅の全面断熱化はリフォーム工事のなかでも中規模以上になります。ただし、耐震補強工事といっしょにすると工事費はさほど高くなりません。同時にサッシや玄関、勝手口のドアなどの開口部を高性能サッシや断熱ドアにすることで、快適性能はさらに向上します。マンションにお住まいの読者のみなさまでも、内窓をつける工事で断熱性能は良くなってきます。現在のお住まいはもちろん、これから中古住宅を購入して年度内にリフォームして住もうとお考えのみなさま。水廻り(キッチン・お風呂・トイレ・洗面所)のリフォームと同じように、断熱性能を向上させるリフォームも大事な工事になります。 これから中古住宅をご検討のみなさまにおかれましては、新居のリフォーム予算策定にあたり、キッチンなどの水廻りと同様に断熱リフォームをご検討されること。強くおすすめしています。ハウスネットギャラリー 注文住宅 http://www.hng.ne.jp/ハウスネットギャラリー・リフォーム http://reform.hng.ne.jp/ネクスト・アイズ株式会社 http://www.nexteyes.co.jp/
2013年12月03日
全4件 (4件中 1-4件目)
1