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2024.07.01
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カテゴリ: 識別について
先週25日に葛西臨海公園でカラシラサギと出会うことができました。
葛西では2008年9月14日に観察して以来、16年ぶりの再会でした。
雨降りでフィールドに出かけられないので、特徴を復習していました。
(アップした画像のうち、コメントがないものは葛西で撮影)
(1)観察した個体について
観察した個体は夏羽で、コサギと違ってふさふさした冠羽、嘴のベースが黄色で基部から真ん中あたりまで赤っぽく、眼先は青緑色の婚姻色個体でした。なお、足は黒色、趾は黒っぽく見えていますが本来は黄色です(泥で汚れていた可能性あり)
(2)夏羽と冬羽について
前回の個体は嘴が黒味がかって基部近くが黄色で冬羽にかわりつつあり、後頭の冠羽は短いものが残っているだけでした。完全な冬羽の冠羽はなくなります。
二枚目の画像:冬羽に換羽中、2008年9月14日撮影
(3)嘴の長さ
嘴先端から後頭までを100とすると、カラシラサギでは嘴が35%、コサギが54%を占めています。
第一印象ではカラシラサギの嘴が長く感じましたが、嘴の割合を調べてみると逆でした。
三枚目の画像:2024年6月25日撮影(左カラシラサギ、右コサギ)
(4)後頭の冠羽
画像では14本まで数えることができました。コサギより冠羽の本数が多いのがわかります。
なお、コサギの冠羽は2本と記している図鑑類がほとんどですが、その長さは個体差があります。
四枚目の画像:後方からの姿、2024年6月25日撮影
五枚目の画像:コサギ、2022年3月5日谷津干潟で撮影
(5)餌の取り方の違い
カラシラサギは、魚の動きを見て、バスケットボールでいうピボットターンのような動作をしているのを観察しました。足を軸にして90度近く回るような動きをしていました。
それに対して、コサギは魚を狙う時、浅瀬を直線的に羽を広げて移動し小躍りするようにステップを踏んで水中の魚を驚かせているように見える動きをしていました。同じサギなのにずいぶん違いがあるものだと思いました。
六枚目、七枚目の画像、2024年6月25日(最初左側を向いていたものがくるりと回転)
八枚目の画像:コサギ、2020年9月20日撮影





















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最終更新日  2024.07.01 13:11:42
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