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重い超望遠デジカメをきちんと三脚に据えて遠く離れた鳥を撮影すれば、私にとってはかなり満足できる写真を撮ることができる、三日前そういうことをしみじみと味わった。すっかりその気になって、三日前と同じ心構えになって、今日は自宅から下流に向かって広瀬川の右岸を下ることにする。
家から堤防に出ると広瀬川の広い浅瀬に小さな鳥影がいくつか見える。堤防を遠回りして降りて、できるだけ川岸に近づいて三脚を広げてカメラを据えた。三日前には撮った写真をJPEGファイルで保存したが、今日はソフトでいろいろ修正できるようにすべてRAWファイルで記録する設定にした。
小さな鳥の一羽は夢中になって餌を探しているコチドリだった。もう一はセグロセキレイで、こちらはせわしなく動き回っているものの餌を探しているのかどうか見当がつかなかった。
三脚を使うと余裕が出るので、シャッターを押す回数が増えるのだが、見切り時が難しい。まだまだ、シャッターを押した瞬間にいい写真を撮ったという確信が持てるレベルではないのだ。家に帰って、パソコンで拡大して見るまでは何とも言えないのである。




コチドリとセグロセキレイを撮った中ノ瀬緑地の周囲をぐるりと回ってできれば木陰で鳴いている鳥も撮りたいと思ったが、それはまったく叶わなかった。
河川敷から高い崖の上の道に出て広い道路(大橋が架かる道)を一つ越えて青葉山公園前の広瀬川右岸に出た。先日、それぞれ番になったマガモとカルガモがいたところには何もいなくて、少し下流に下ると向こう岸にアオサギ、ダイサギ、コサギの混群が見えた。
草を静かに踏みながら少しずつ川岸に近づいて三脚を広げカメラを据え終わるころには、私の姿に気づいたらしくコサギが飛び立っていた。かろうじてダイサギの最後の一羽が飛び出す姿を捉えた。
一羽だけだったアオサギは居残って何枚か撮ることができたが、残念なことにカメラから目を離した隙に飛び立ってしまった。



向こう岸(左岸)から飛び立ったサギたちは、こちら側(右岸)の下流部に向かったのが見えた。少し川岸から離れて繁茂するススキのこちら側を鳥たちから見えないように川を下った。もうこれ以上下れないという所で河原に出てゆっくりと上流方向に歩いた。やはり右岸にダイサギとコサギ一羽ずついて、周りにカルガモ、マガモなどもいた。沖には十数羽のオナガガモが泳いでいた。
カルガモ、コサギとカルガモ、ダイサギとマガモなどいい構図がたくさんあったのだが、半分身を隠そうとした近くの草木にピント合わせを邪魔されて使えない写真の方が多くなった。こういうあたりが当面の修行のしどころかもしれない。




これ以上下れないので引き上げようと歩き始めたとき、川の上を数羽のダイサギとコサギが上流へ飛んでいき、大橋を越えて右岸側の方に降りたように見えた。そこは青葉山公園に来た道の崖下で、右岸側からそこを撮影することができない。ぐるっと回って大橋を渡り上流左岸側に行ってみることにした。
橋の上から見ると崖下の岸にダイサギとコサギが群れている。つい急ぎ足になる心を抑えながら川岸に降りて撮影を始めた。数人で橋の上を通る人らが何か言っているようだったが、無視してカメラを覗いていた。どっちみち私は聴力が落ちているので聞き取れないのである(実のところちゃんと補聴器を両耳に装着はしていたのだが)。
とても良い時間になった。ときどきコサギが飛んでみせるし、肉眼ではよくわからなかったがサギのまわりにカルガモとカワウがいて、カワウはときどき潜って見せたりした。昨年あたりは白いサギが単独でいるとコサギかダイサギかよく判断できなかったが、目の当たりにした大きさの違いでこれから迷うことはないだろうと思う。





三脚を持って出るだけで、結果は一変すると言いたいところだが、その功は姿を見せてくれた鳥たちにある。せいぜい三脚を使うとじっくりと鳥たちにつき合えるということだろう。
今思い出しても悔しいのは、アオサギが飛び立つ瞬間を捉えられなかったことである。アオサギは留鳥だから一年中チャンスがあるのは救いでもあるのだが………。
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