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| 今日は戦争について描かれた絵本を紹介したいと思います。 本当にたくさんの絵本がいっぱいあって、読んでも読んでも読みきれない。 (当然だよね・・・) 戦争の絵本もきっといろいろあるんだろうけど、あまり積極的に読む機会がなかった。 正直言って、戦後の平和な時代に生まれて育ってきた私には、やっぱりピンとこない。 でも、世界では、今もどこかの国で戦争が起きてたくさんの人たちが大変な事になっている。 テロと言う言葉も、子どもたちの会話に普通に使われる言葉になってしまった。 1年に1~2度くらいは、戦争や平和について考える本を読んでもいいかなと思うようになってきたんです。 でも、朝の時間のよみきかせだから、あまり重い悲惨なものはどうかな・・・?と 躊躇するのも確かにありました。 私が遊びに行かせてもらってる弥々さんの『 とはず語り 』で紹介されていた絵本です。 (弥々さん、ありがとね) ![]() 『オットー 戦火をくぐったテディベア』 トミー・ウンゲラーさく 鏡哲生やく (評論社) 私の思っていた戦争の絵本のイメージとはちょっと違っていた。 テディベアのオットーとそれを誕生日プレゼントにもらったデビット、 デビットの親友のオスカーの3人の物語。 戦争を背景に、3人の運命が大きく変わっていきます。 いつの間にか、始まった戦争が静かに淡々と生活の中へ入り込んでくる恐ろしさ・・・。 ユダヤ人のオスカーの家族が収容所へ・・・ デビットのお父さんも軍隊に召集され、前線へ・・・ デビットとお母さんも空襲に巻き込まれ オットーは、吹き飛ばされすっかり廃墟となった街で気を失っなってしまう・・・ それでも、運命の不思議なのか、歳をとって3人は再会するのです。 戦争が終わり、3人を引き離すものは何もなくなった。 やっと、3人の人生は、もとどおりになったのです。 (長い時間がかかりましたが・・) 平凡だけど平和な人生。 オットーは静かな時間の中でこのものがたりを残そうと心に決めたのです。 ![]() 大きな声で叫ぶような絵本ではないけれど、 戦争が忍び寄ってくる恐ろしさや、 平凡でも静かな平和の生活のありがたさを 心の中に語りかけてくれるような絵本です。 いつか、よみきかせで読んでみたいな・と思いました。 |
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