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20代男性、左上6、自発痛+256GのSSDが壊れたらしく、ログインできなかったりするのでHDDに替えたら、これはこれで遅くて。。1TのSSDを注文したのだが、2009製のMacが認識するのだろうか。。?というわけで、今日も手抜き。。というか、昨日は久しぶりに長距離ドライブをしたので、ちょっと疲れが残っている。・・咬頭からクラックが入り、その部分から隙間腐食と異種金属接触腐食が複合している虫歯になった。エナメル質はなるべく残しているのだが、エナメル質の下の象牙質は広範囲に失われていた。通常の歯科治療では、痛みが出ていることから抜髄は仕方がないところだろうが、そんなことをすると歯の寿命は短くなるので、なんとか歯髄も保存し、CR再建した。では時系列でどうぞ
2022/04/30
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#ブログ書き込みのテスト中。#メールは復旧していません。ロシアの核攻撃の標的とされている場所。首都圏、地方の主要都市、米軍・自衛隊基地、原発は攻撃対象になる。マッハ20の極超音速ミサイルなので、発射3分で目標到達。迎撃は不可能。一機のミサイルに16個の核弾頭。瞬時に消滅します。瞬時に消滅するのが一番良いです。核戦争で人類滅亡の日は近いかもしれませんね。つづきはこちらhttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/93153?imp=0
2022/04/30
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PCの不調でしばらくお休みします。メールの返信もできません。ごめんなさい。。beforeafter
2022/04/29
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今日も前処置で前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204270000/今日はブリッジのメタルフレームを固定するためのグルーブを形成するために、5番と8番の虫歯の治療とスーパー◯ンド接着面は接着剥がれが起こった時に虫歯にならないように、窩洞も隣接面も歯質はCRで一層カバーする処置だ。再建処置は必ずトラブルが発生することを考慮して、被害が最小限になるように数手先を見ながら処置をすることが必要だ。虫歯の電気化学説がまだ知られていない現在の一般的な修復処置は脱離等のトラブルが発生した時は抜歯になってしまう可能性が高くなってしまう。5番にも8番にも古いクラックが見られ、以前は食いしばり等の咬合性外傷があったことを思わせる。7番が失われ、6番が破折した原因もここにあるのかもしれない。ブリッジにしても同じトラブルが発生することは十分に考えられる。8番は最近ではお目にかかることが難しくなったアマルガム充填だ。アマルガム充填にはセメントは使わないので、除去した内部には硫酸塩還元細菌由来のFeSで黒くなっている。この程度の隙間なら虫歯にはならないということを示している。ユージノールセメントで覆髄してあるように見えるが、このセメントはCRの硬化を阻害する可能性があるので除去する。この下も黒いので覆髄にはなっていない。まずは5番の処置から時系列で次は8番だ
2022/04/28
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204260000/今日も前処置だ。左下6の抜歯再植の前に左下4が虫歯で折れそうなので、先にCR再建することにした。レントゲン写真での根尖の陰影と、楕円で囲んだ根管を見ればを歯髄は失活していることが分かるが、そのままCRで再建する。3◯IX+α-TCPセメントで覆罩すれば、感染根管処置は必要ない。100年以上前から変わらない現在の歯科医学に洗脳されている多くの歯科医師には意味が分からないだろうが、乾酪壊死という言葉は知っているはずだ。現在の歯冠修復法では感染根管処置後にポストを立てて、型取り、冠の装着ということになるが、どれだけ治療回数がかかるか分からない。もしかしたら、治療不能または予後不良で抜歯ということになるかもしれない。少なくとも一回で終わるということは考えられないはずだ。ところが一回で終わる方法がある。こんなことが患者に知られると大変なことになる。世界中の歯医者がやっている歯科治療のビジネスモデルが崩壊してしまう。失業した歯医者が路頭に迷うことになるが、どちらにしろ石油文明は崩壊するので、同じことだ。ここでやっている治療法は石油文明崩壊後も患者に安心を提供できる、近未来の軍事医療技術だ。では時系列でどうぞ
2022/04/27
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前回のつづきではあるのだが、https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204250000/対合歯がなくては咬合が安定しないので、右上3もCR再建してみた。この歯は2次象牙質ができているとはいえ、歯髄もそろそろ限界に近づいている。内部の象牙質はほとんど失われ、漸くペラペラのエナメル質が唇側に残っているばかりだ。歯科技工に期待している歯医者はこれが何なのか理解できない、というより理解したくないはずだ。そんなものが長持ちするはずがないと。しかしこんなものが何年も持つのだから困ったものだ。しかも次がある。次があるというのは、次は抜歯ではないということだ。では時系列でどうぞ
2022/04/26
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50代男性、下顎の義歯を外してその場でのCRによるブリッジ再建この10年程の間に、CR(コンポジットレジン)という素材はかなり使えるものとなっている。ロングスパンのブリッジでさえ、その場で作れるほどになっている。資源エネルギー減耗時代に突入したことが、今回の新型コロナとウクライナ戦争で一挙に表面化した。もう経済成長を支える資源エネルギーはもうないのだ。こういう時代では、今までの歯科治療のスキームは役に立たない。お金がかかりすぎるだけではない、遅すぎるのだ。歯科治療はその場で終わることが求められる。その場で歯牙の再建ができない歯医者は消えるしかない。もう設備投資などは不要だ。歯科技工士もCAD/CAMも必要ない。その場で再建できるからだ。ということは真にできる歯科医師しか存在できないということだ。しかも自分でなんでもやれて、何もない状況(要するに貧乏)に耐えられる歯科医師しか生き残れない。前回のつづきでhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/今日は右下のブリッジの再建だ。見れば分かると思うので、解説はしない。というか、見て分からなければ、できはしないということだ。鮮明な画像なのだから、よく見れば豊富な情報が得られるはずだ。この右下45の残根は抜歯再植の予定だったが、歯槽骨が薄すぎて、抜歯しようとすれば、歯槽骨ごと抜けてしまう。仕方がないので、根充材の隙間から薬剤は浸透することを期待したwまずはレントゲン写真のbefore/after から使用材料はCRとスー◯ーボンドだけだ。メタルは汎用の半円線を加工している。では時系列でどうぞつづく
2022/04/25
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50代男性、下顎の義歯を外してその場でのCR再建このところここを見てくれる患者さんによると、「CR再建法」とやらが流行っているそうで、何よりです。前のブログは消えてしまったけれど、ここの症例を参考にしていると思います。みなさん、ガンバってくださいw大事なのは「スピード」です!僕ははっきりとした記憶や何か根拠があるというわけではないのですが、最初から知っているというか、そんなこと当たり前だろ、、みたいな、なんかヘンな感じをいつも受けるのです。「CR再建法」は近未来では当たり前になっていて、「虫歯の電気化学説」も当たり前になっているのではないかと思っているのです。そのために僕は転生してきたと。僕は2050年頃、歯科軍医だったようですが、多分その頃、核戦争が起こりその時の僕の身体は瞬時に消滅したが、その時から100年程前に転生した。ま、そう考えるのが合理的というか、なんというか。。前線での歯科軍医の仕事は一瞬で兵士の歯を治して戦線に戻すこと。現在の何の理論的根拠もない施術や技工作業という時間もコストもかかることはできない。その場で治すしかない。それが「CR再建法」だ。現実の方が先走っているようだが、資源減耗時代においては、とにかく、資源エネルギーのかかることはできない。要するに現在の歯科治療ビジネスというのは近々消滅してしまうということだ。とにかくスピードと臨機応変に対応できる器用さ、それがなくてはこんなことはできない。技工士やCAD/CAMがないと何もできないような、ぶきっちょ歯医者は消えてくれ、ま、そいうことだwとりあえず今日は義歯を外してCR再建するまでのbefore/after ということにする。レントゲン写真でのbefore/after右側左側、左下6は抜歯再植している下顎咬合面観右側面観左側
2022/04/24
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今日もドタバタでもう、何をやっていたのか記憶にないw前回のつづきで、真打の抜歯再植だ。前回までは下準備というか前座だった。ま、前座の方が見所があるというのもあるが。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204220000/何年も歯根破折のまま放置していた歯が保存可能か?というのも一般の歯科医師諸君には現実には考えられない異次元の話に思えるだろうが、やってできないことはない。レントゲン写真でのbefore/after だ。抜いてみると3ピースに分解していた。合わせてみたが、なんとかなりそうだ。それぞれのピースを綺麗にして、組み立ててみた。後は膿瘍掻爬して洗浄した抜歯窩に再植する過程だが、歯根が短すぎて、最初にデュラシールで仮止めしておかないと出血を飛ばすこともできないので、隣接歯と接着固定すらできなかった。いつもとは逆だ。この後は1ヶ月程経過ののち、歯冠を作りとりあえず終わりとする。もし、虫歯や破損等が出来すれば、補強連冠で固定する段階に入る。では時系列でどうぞ
2022/04/23
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できたので、次!
2022/04/23
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このところ忙しすぎて、今日が何日かもよく分からない日々を送っている。単にボケが入っているだけかもしれないが。。高齢化とはこんな感じなんだろうと思う。前回のつづきだが、https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204210001/前回ほどの超絶難症例ではない。普通の6番のインレーの再治療だ。パラのインレーには接着剤が効きにくく、歯牙固定が難しいので、仕方がない。このインレーもセメントは効いておらず、内部の隙間に細菌が侵入している形跡があるが、特に問題もなく経過していた。そもそも十分な適合が得られれば、セメントなど必要はないのだ。その例がアマルガム充填や金箔充填だ。これらはセメントは使っていないが、長期にわたり安定している。隙間があっても嫌気性菌が生息できる程度ならOKなのだ。これも現代歯科医学では未だに謎の1つとなっていて、説明できる歯科医師はいない。このインレーもエキスカベータで引っ掛けたら簡単に外れた。では時系列でどうぞ
2022/04/22
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40代男性、右下7、歯根破折。右下8、2次カリエスこの症例は数ある症例の中でも5本に指に入る超絶難症例だった。何度も諦めよっかな〜と心の中でつぶやいていた。つい、口に出てしまったかもしれない。破折して少なくとも2年以上も放置されていたので、手遅れで再建は無理かな、、?とも思ったのだが、このままでは2本とも抜歯になるので、8番は2次カリエスのCR再建と7番は抜歯再植に挑戦してみた。7番は非常に条件が悪い(使える歯質が少ない)ので、再植後は両隣の8番と6番との連結固定が必要になる。8番は7番と連結冠になっていた。頬粘膜と舌に挟まれており、作業性は最悪だ。頬と舌を指で排除しながらでないと処置ができない。しかも唾液が多い。ロールワッテを多量に使ったし、患者さんにも口角鈎で口角を引っ張ってもらったが、8番のCR再建処置だけで1時間以上かかった。終わった後、引っ張りすぎで口角が痛くなって難儀しておられる。まずはレントゲン写真でのbefore/after からbefore8番と6番のCR再建後7番の再植後今日は8番の再建過程だが、頬側遠心隅角部分は歯肉縁下まで2次カリエスで失われていた。前の先生もCRコア築成時と連結冠セット時には難儀したと思う。唾液が非常に多いので、唾液がかかって接着が上手くいかなかったことは十分に考えられる。ほっぺと舌と唾液との戦いだ。いきなり完成しているように見えるが、僕もα-TCPセメント貼付後は画像を残す余裕が全くなかったのだ。では時系列でどうぞつづく
2022/04/21
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K先生の部屋のアルミ複合版は貼り終わって、目地も埋めたので、明日は養生シートを剥がして終わり。
2022/04/21
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40代女性、左下6、2次カリエス、冷水痛+2次カリエスとは修復物が二次的に再度虫歯になるということだとされているが、今回はもう少し理論的に解説してみよう。メタルインレーは歯質との自然電位差が大きいので、一旦電解質やタンパク質が通りやすく、酸産生細菌の繁殖環境となるような隙間ができると一挙に虫歯が進行する。この症例はメタルインレーというものがどういうものかということが分かるように画像を選んだ。クラウン・インレーという技工作業で作るセメント合着系の修復物は口腔内では致命的な欠陥を持つ。それは、アンダーカットがない、つまり抜き差しできるように作らざるを得ないということだ。絶え間ない咬合力により、必ずセメントは崩壊し、隙間ができる。その隙間が嫌気性細菌の繁殖環境に適した十分に狭いものならば大した問題にはならないが、一旦好気性、通性嫌気性の酸産生菌の生息環境となる大きな隙間になると一挙に虫歯が進行する。これを2次カリエスという。この症例もストリップスは使っていない。さてどうやるのか?一般の歯科医師は不思議だと思うにちがいないが、このような症例をこなすには必須のテクニックだ。では時系列でどうぞ赤いのは歯垢染め出し液による。
2022/04/20
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50代女性、左下6、歯根破折神経を取って時間が経過した歯とそうではない新鮮な歯の強度はさほど変わらないという研究結果があるそうだが、まず、同じ大きさ、厚さ、象牙細管の走行を揃えた試料を作るのは難しそうだ。応力〜歪み曲線を描かせる実験と言っても、引っ張り応力、圧縮応力、曲げ応力、剪断応力、座屈応力と色々ある。う〜ん、曲げかな?となると、破断点は同じで、撓みは大きいのかもしれませんね。象牙質はFRP構造になっていると考えられますので。なんだかスピーカ振動板の振動モードを思い出しました。モードの出る周波数等の計測ができれば、ヤング率は計算できますね。B&Kの加振器を持っているので、スピーカ製作が軌道に乗れば、歯も同じように計測実験ができるかも。ちなみにここのハンドル名MTlab.もK先生が命名した Modeless Transducer Labo. から来ています。一般の方には意味不明でしょうが。経験的には神経を取った方が壊れやすいので、歯牙の立体構造というのもあると思います。あの歯の形状自体が外部応力によく耐える構造で、神経を取った歯は内部を大きく削るし、ポストを入れたり、被せたりとその形状を壊してしまいますから。・・今日は再植過程を時系列で。歯根は2本に分離していますので、遠心根から向きを間違えないように抜歯窩に挿入し、連結固定する。包帯して投薬3〜4日。包帯は4〜7で除去。生着するには最低1〜2週間かかる。包帯はさらに骨が再生するには3ヶ月程かかるので、その間、歯牙固定が必要。それ以降も隣接歯とも固定はすることが多い。単独で長期的に経過良好と言えるのは少ない。多分全症例の10%以下だと思う。
2022/04/20
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あと1枚まで進めた。ここが終わったら、介護部屋→ゲストルームの造作を終わって、太陽光発電の完全自動運転化を実現しようと思っている。そのあとが本命のモードレス・スピーカ(全帯域ピストンモーション・スピーカー)の実現だ。多分これで僕のこの世でのミッションは終了する。バッテリーはメンテナンスが必要だが、大容量キャパシターはもう少しメンテ時間が伸びる。周囲温度にもよるが、15年〜30年だ。2.5V 2400Fの空気二重層キャパシターを24個持っている。多分30万以上したと思う。購入からもう12年も経っている。未使用だが、容量抜けが心配だ。人生は短い。
2022/04/18
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50代女性、左下6、歯根破折この歯は12年程前、CKが脱離したということが初診だった。あれから12年、来院が途切れていたのだが、強い口臭が気になるということで今回来院された。神経を取る治療を受けると、概ね60歳前後でPer、歯根破折、歯周病様の症状で抜歯になり、入れ歯が入り始める。一旦入れ歯が入ると、次々に歯がダメになり入れ歯が大きくなり、特に咬合性外傷があると早期に総入れ歯になってしまう。たとえ歯根破折でもなるべく抜歯せずに、入れ歯、ブリッジ、インプラント等の欠損補綴は先送りするべきだ。それぞれに欠点があり、様々な問題が噴出し、トラブった挙句にやはり入れ歯になるのは避けられない。今日は抜歯した歯根を綺麗にして接着して再建するまでだ。近心根は綺麗に縦に割れている。根管充填材と根管壁との間には黒色のFeSが沈着している。これは硫酸塩還元細菌が侵入していることを表している。緊密充填と言いながら理想と現実のギャップは大きい。最初から神経を取るなどと考える方が誤っている。仮合わせして、接着作業工程を頭の中に構築する。何事も段取りが重要なのは当然なのだが、突発的な事象にも即応できる対応力も必要になる。接着作業はプラモデルの接着剤による組み立てと変わるところはない。昔の精度の良くない、隙間の多いキットで苦労した思い出が蘇る。最近のパチパチとはめ込むだけで組み上がるようなものではない。用意ができたら組み立て再建に入る。近心根は完全離断はしていなかったので、クラック部分を取り除き再建する。再建が済んだら次回は再植過程だ。
2022/04/18
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今日も忙しくて、2枚だけ進めた。ここは後、3枚の予定。
2022/04/17
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50代女性、左下、歯根破折この歯は12年程前、CKが脱離したということが初診だった。あれから12年、来院が途切れていたのだが、強い口臭が気になるということで今回来院された。神経を取った歯というものはとても弱く破折しやすい。神経を取るということは、歯髄神経という過大な咬合力を検知するセンサーが1つ失われてしまったということだ。過大な咬合力を検知するセンサーはもう1つある。それは歯根膜にある圧力センサーなのだが、インプラントにはない。これがどういうことかお分かりだろう。インプラントには咬合力を制御できないという致命的な欠点がある。神経を取った歯には咬合力をコントロールするセンサーが1つ無くなるだけではない。歯質自体がもろくなってしまう。これは歯髄の内圧は外気より微妙に高く、リンパ液で象牙細管内を綺麗にしているが、これが無くなるので、酸や各種有機物、電解質、細菌が侵入しやすく、徐々に崩壊していくからだ。12年前と今回の抜歯・再植のbefore/after のレントゲン写真だ。他院で後ろの7番も神経を取られている。迂闊に歯医者に行ってはいけない。こんなことを繰り返していると、人生の最後まで自分の歯でまっとうすることはできない。これは業界の不都合な真実と言っても良い。今日は抜歯するまでの画像を時系列でアップしよう。コア内部は細菌のコロニーでいっぱいだ。膿瘍も大きく硫化水素系の悪臭がする。抜歯窩内の膿瘍は掻爬して3◯IX入りの生食水でよく洗浄しておく。歯根は膿瘍にまみれており、近心根は2つに離断している。遠心根は完全に離断してはいないが、途中まで破折している。
2022/04/17
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今日は歯根破折の抜歯再植の画像を用意していたのだが、常用の「幻のHS-1500」のDSPがコントロール不能になって、破損していないか調べたり、PCを繋いでセッティングし直したり、ゴタゴタやっていたら、11時過ぎになってしまったので、画像の少ない簡単(技術的には簡単ではないが)症例をアップすることにした。・・20代女性、右上4が歯列からハミ出ていて、しかも頬側と口蓋側が回転している。こんな超絶難症例を最小限のブラケット数で治そうとか、カネにもならんし、面倒なだけで、時間がいくらあっても足りない。ま、難しい症例に挑戦しようという趣味の矯正治療といったところか。。さすがに回転を治すには時間がかかりすぎる。ま、それは諦めて、歯列に加えてやろうとは思う。で、どんなワイヤリングかというと、4、5以外は接着固定してアンカーとする。ブラケットは最小限の3、4、5、6の4本だけ。ワイヤーは017×017。3〜5、6間を離開させつつ、4を歯列に引っ張り込もうという目論見だが、4の咬頭が下顎に干渉するので、また下駄(咬合挙上)が必要だ。圧下は困難なので、咬頭を削るか、咬合挙上するしかない。20歳で削るのはかわいそうだ。他院では必要もないのに削り散らかされているがw
2022/04/16
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このところ忙しくて、なかなか進みませんね。。この面はあと半分ではあるのだが。。
2022/04/15
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これまでの根管治療法のシリーズと言っても、根管治療というのは歯髄を取るという処置なのだが、そんなことはそもそも必要がない、生きている歯髄は完全に保存出来ることが分かったと思う。もちろん生きていなくてもだ。今回も同じ対応で臨む。40代男性、右下7、自発痛+、咬合性外傷突然痛くなって、割れたかも!来てもいいですか!?、、再植覚悟でいらっしゃった。以前から、咬合性外傷で歯根破折したり、クラックがあり破折しないように補強冠を装着したりしていた。この歯は他院でのCRが施されており、そのCRを除去するところから始めた。内部にはクラックが見えるが、あまり痛みを感じない。もちろん麻酔は使っていない。知覚は歯髄が生きているか否かの重要な情報だからだ。生きているのどうか確認するために露髄させてみた。出血しているので生きてはいる。しかし、知覚が弱いので、失活寸前なのかもしれない。クラックに矢印を書き込んだ。とりあえず、α-TCPセメント+3◯IXで覆ってCRで再建修復した。根管処置と言ってもこれだけなのだが、細かいノウハウはある。理論的科学的に臨機応変に対処するということなのだが。少なくとも歯科医学は科学ではないとだけは言っておこう。遠心のクラックは開拡してCRで塞いだこれだけでは咬合性外傷力に耐えられないので、補強冠を装着した。もったいないというか、見てくれは悪いが仕方がない。引っ張り応力に耐える素材は金属に勝るものはない。今後どうなるかは経過観察することにする。痛みが出ても、神経が出ても、いきなり神経を取る必要性など全くないことが分かると思う。最終的には破折というか離断してしまうかもしれない。その時は抜歯・再植となる。それでも抜いてインプラントにするよりはまだマシだ。インプラントには歯根膜がなくクッション性がないので、対合歯に2倍のダメージを与えてしまう。特に咬合性外傷がある人には致命的だ。対合歯が割れるか抜けるか、散々歯科医師に貢いだ挙句、入れ歯になる。 歯医者は入れ歯でさらに儲ける w
2022/04/15
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根管治療というものはイマジナリーつまり西洋医学的な西洋人の頭の中にしかない理想主義的だが実現困難な幻想に過ぎない。ラバーダム装着は元より根管内に挿入する器具はその都度使い捨てにするくらいでないと、無菌的な処置は出来ないだろう。少なくとも世界標準の1/10の価格の日本の歯科保険医療では絶望的だと思う。当時40代女性、左上7、歯冠崩壊前回のつづきでhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202204120000/今日はあれから7年後のことだ。7年もったのが長いのか短いのか、評価が分かれるのかもしれないが、患者は7年問題なく食事ができたのでありがたかったとおっしゃる。右下6も同時期に修復したのだが、これはまだもちこたえている。これはまた後ほどご紹介したい。レントゲン写真を見ると、内部が溶けてしまっている。α-TCPセメントが溶けてしまっているが、歯質はそれほどひどい虫歯にはなっていなかった。このセメントは歯質と同じ成分のハイドロキシアパタイト(HA)だが、歯質より粗なのでイオン化傾向は大きい。接着が剥がれ漏洩が起こると歯質の前にHAが溶けて歯質が虫歯になるのを防ぐ働きがある。これを腐食工学分野ではカソード防食というのだが、歯科業界は完全無視している。こんなことが知れ渡ったら、虫歯などなくなってしまう。飯の食い上げに直結してしまう不都合な真実なのだ。それほど闇が深いのがこの業界ということだ。歯科医学は少なくとも科学ではない。レントゲン写真のbefore/after だが、歯肉縁下3mmの修復処置が必要なので、通常治療では治療不可能症例だが、なんとか修復した。1.5時間もかかる超絶技巧が必要となる処置で、患者も術者も体力的に限界に近い。さすがに歯根が歯冠長より短いので、咬合力にどれだけ耐えられるか、注視が必要だ。最終的には前後の歯を連結固定している。beforeafter左上7の歯質が欠けたということだったが、CRも接着が緩んでいて、簡単に剥がれた。内部は歯根が頬舌的に離断していて歯肉息肉が上がってきていた。歯髄は3根とも2次象牙質の蓋ができていて、根部歯髄は生きているようだ。これは何を意味しているかというと歯髄には自己防衛能力があるということだ。歯髄を取る必要は全くない、勝手に治るのだから。根管口付近だけ3◯IX+α-TCPセメントで覆罩してCRで再建した。ストリップスは使えないので、積み上げ法で修復している。この手のCRによる修復はストリップスを使わずにできないと始まらない。この段階で99%の歯科医師は脱落するだろう。まずこういうことができるのだという認識から始まる。では時系列でどうぞ
2022/04/14
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このブログを書き始めた頃から命題にしていたのがエネルギーと食糧の自給自足だが、日本は平和ボケが続いていたために?アメリカに軍事占領されているために?すっかりおざなりになってしまっている。いざとなったら日本など兵糧攻めにしたら簡単に餓死者が出て終わる。高性能武器などを持っていてもクソの役にも立たない。日本には60基近くの原発がある。攻撃されたら終わりだ。東海原発事故シミュレーション以下引用「平和ボケ日本がようやく尻に火がついてきたな」と喜ぶ愛国心あふれる方も多いだろうが、残念ながら防衛費を増やしたり、核の抑止力を持ったりすれば日本が守られるという発想もなかなかの「平和ボケ」だと言わざるを得ない。潤沢な防衛費や核ミサイルがいくらあっても、間違いなく国を守れない。大事なものが、見事にスコーンと抜けているからだ。 それは、「エネルギーと食料の自給自足」である。 残念ながら日本はこの二つがほとんどできていない。なので、敵基地攻撃能力を身につけたとしても、アメリカ・中国と並ぶ軍事大国になったとしても、他国とガチンコで戦ったら間違いなく負けてしまうのだ。 「日本の自衛隊は世界一優秀だ!さては貴様はロシアや中国の手先だな!」というお叱りが飛んできそうなので、実際に日本が周辺国から攻められたと仮定して、日本のエネルギーと食料がどうなっていくのかを考えていこう。● エネルギーと食料を他国に依存、輸入止まれば生活大混乱 ご存じのように、日本の一次エネルギー自給率は12.1%(2019年)でOECD(経済協力開発機構)加盟の36カ国中35位と、エネルギーが自給できていない。 そんな中で周辺国と軍事衝突をすれば当然、石油などの海上輸入ルートも影響を受ける。 一方で、戦争には石油をはじめとした膨大なエネルギーを必要とする。必然的に「銃後」への供給は後回しになって、国民は深刻な電力不足などに陥る恐れがあるのだ。 というと、「だからこそ原発再稼働だ!」と叫ぶ人も多いが、今回の戦争でもわかるように、エネルギー施設というのは一番に標的になってしまう。しかも、今の時代はわざわざそこにミサイルを撃ち込まなくてもいい。 米中露のサイバー戦争を研究しているジャーナリストの山田敏弘氏の「ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する」(文藝春秋)によれば、既に原子力発電所などのインフラ施設を内部から破壊するサイバー攻撃も可能だという。 そんな危機的状況にさらに追い討ちをかけるのが、食糧難である。こちらも有名な話だが、日本のカロリーベースの食料自給率は37%(2020年度)で、エネルギー同様に他国と比べるとかなり脆弱だ。ちょっと前の「アサリ」のように国産をふれまわっていても、実は海外から輸入したものを国内で“産地ロンダリング”をするケースもあるので、実際はもっと自給率は低いかもしれない。 エネルギーの輸入が難しくなるように、食料の輸入が難しくなれば、外国産食品に支えられている日本人の食料事情はすぐに悪化してしまう。そしてこの事態を悪化させるのが「中国依存」である。 農林水産省の農林水産物輸出入概況(2021年)によれば、日本が最も食料を輸入しているのはアメリカで1兆8681億円で18.4%を占めているのだが、次は中国で1兆3214億円で13%を占めている。 よくネットやSNSで日中関係が悪化するたびに「中国と国交断絶せよ!」と威勢よく叫ぶ人たちがいるが、本当にそれをやってしまったら庶民の生活は大混乱に陥るのだ。 というと、「経済安全保障も法制化されたし、他国からの食料輸入を増やせばいいだけの話だ」と大したことがないように言う人もいるが、依存をしているのは食料だけではない。続きはこちら日本が侵攻されたら「敗戦濃厚」な理由、核武装・防衛費増より大事なのは?https://news.yahoo.co.jp/articles/98feb9789cbcda31d5ea4681d9ea88bd3b3e3c19
2022/04/14
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根管治療というものはイマジナリーつまり西洋医学的な西洋人の頭の中にしかない理想主義的だが実現困難な幻想に過ぎない。ラバーダム装着は元より根管内に挿入する器具はその都度使い捨てにするくらいでないと、無菌的な処置は出来ないだろう。少なくとも世界標準の1/10の価格の日本の歯科保険医療では絶望的だと思う。当時40代女性、左上7、歯冠崩壊歯肉息肉に覆われていて、冠部歯髄は失われているが、根部歯髄はどうなっているだろうか?近心根は出血するので、生きている。その他の2根は生きているのか、そうでないのか分からない。超音波スケーラーのエンドチップで洗浄しつつ生きているかどうか確認するのだが、出血してもしなくてもそのまま3◯IX+α-TCPセメントで根管充填しても差し支えない。歯科医師の皆さんは信じられないだろうが、これで長期的に安定した状態が得られる。あれから7年経過して歯が欠けたということでいらっしゃることになったので、それはまた次回にでも。では治療過程を時系列でどうぞ歯肉息肉は電気メスで除去した近心根はかなり上の方まで生きている。エンドチップですぐに出血したことでわかる。上行性の歯髄炎と称して、根尖から炎症が波及するといわれることがあるが、実際にはそういうことはない。歯髄の炎症による失活は歯髄の抹消つまり冠部歯髄から始まる。3つの根管口はエンドチップをゆっくり挿入して根管内を生きているところまで洗浄するのが正しい。ファイルで内部を一層削り取って綺麗にしようなどとしてはいけない。感染を広げるだけだ。これがα-TCPセメントだCRで再建して終わる
2022/04/13
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70代男性、右下1、外傷性歯髄炎このところ、近未来の根菅治療の実例を供覧している。従来の根管治療というものが如何に労多くして益少なしというものか分かると思う。この症例は歯髄は完全に失活しているが、部分的に失活している症例と治療の考え方は基本的に同じだ。生きているところまでα-TCPで覆えば良い。それがこの症例の場合、根尖口ということになる。この症例は虫歯や歯根破折等により細菌感染しているものではなく、強い咬合力により、歯根尖付近の血管が傷つき、血栓等が歯髄内部の毛細血管につまり歯髄炎を引き起こすことがあるケースだ。初期症状は知覚過敏のことが多く、その後歯髄は失活してしまう。その他の原因として、高脂血症や今回話題の新型コロナワクチンによる血栓症を疑わせる症例にも遭遇したことがある。脳梗塞や心筋梗塞などの塞栓症と合併することがあるので、細菌性ではない歯髄炎がある場合は要注意だ。レントゲン写真で見ると根尖性歯周炎の症状で、歯根尖付近が腫脹しており、2次感染もあり、不快症状を呈している。治療方法は難しいものではなく、歯髄腔を明示し、根管内を超音波洗浄し、α-TCPセメント+3◯IXの精製水練りで充填し、その上を通常練りで裏装しCRで蓋をする。これだけだ。根管内をファイル等で傷つけることもなく、細菌感染させるだけの綿栓等による乾燥過程がない。余分な水分をエアーで飛ばすだけだ。
2022/04/12
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もったいない学会前名誉会長 石井正徳先生のブログです。https://oilpeak.exblog.jp/m2006-04-01/先生は先年亡くなられましたが、ブログはそのまま保存されています。最初から読んでみてください。今後どうなるのか?どうすべきなのか?おのずから見えてくるものがあると思います。僕が関係する学校の講演会でもお話ししてくださいました。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201512120000/https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/201512100000/
2022/04/11
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20代男性、咬合性外傷による虫歯、歯髄息肉前回に引き続き、現在の歯科医療の水準では抜髄(神経を取る)になる症例だが、近未来では歯髄は保存できる症例をアップする。・・痛くなって何ヶ月も放置していたが、意を決して来院された。露髄してしまうと痛みはあまりない。露髄するまでが痛い。その前に歯髄が死んでしまうこともある。むしろ露髄してラッキーだったと言える。歯髄は息肉(ポリープ)になっているが、このままα-TCPセメント+3◯IXで覆ってCRで再建しても何ともなく治る。痛みもないことが多い。CRで再建するところがミソだ。インレーやクラウンでは漏洩が多すぎて失敗する。この段階で脱落する歯医者続出だろう。使用材料はフリーページで公開している。
2022/04/11
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17男子、左下6、歯冠破折、露髄>歯髄息肉この子は野球部で遅くまで歯を食いしばって練習をしていた。それで歯が壊れてしまう。抜髄(神経を取る)というのは基本的にする必要がない、というのが近未来の標準治療になるだろう。それは感染根管治療でも同じだ。歯髄が生きているところまで3◯iX+α-TCPセメントで覆えば良いのだ。それがたまたま、根尖付近ということになるだけだ。この子の場合も、露髄して何ヶ月も経過しているが、そのまま覆罩しても何の問題もない。歯髄には麻酔もしていない、歯肉息肉を除去するときには歯肉縁だけに麻酔はしている。電気メスを使うのでそれは仕方がない。矢印部分が歯髄息肉だ。もちろん細菌と歯髄が戦っている場所だから、位相差顕微鏡で見ると細菌はたくさんいる。こんな状況で抜髄する必要がないなど、信じられないかもしれないが、事実だ。そのまま3◯IX+α-TCPセメントで直接覆髄してCRで再建している。今の所CR+ボンディング材でないと失敗する。インレー・クラウンなどのセメント合着系の修復法では漏洩するからだ。では時系列でどうぞ
2022/04/10
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50代女性、左上7、歯根破折、Per破折していると歯医者で言われたのが数年前、このところ不快症状もひどく、噛めなくなってきたので、うちに来られた。よく言われる歯根膜が少ないと生着しないとか、すぐ抜けるとか、骨癒着してしまうとか言われているが、そんなことはない。多分臨床経験が少ないか、全くないかで、ネット上の噂だけを垂れ流しているのだろうと思われる。しかし、その歯根膜が歯根表面の20〜30%しかない症例で、さすがの僕もダメ元でトライしてみた。4ヶ月後の患者の報告によると、抜かなくてよかった。不快症状もなく使えているということだった。まぁ、これが10年保つとも思えないのだが、接着がはがれると厳しいだろう。ところで、生着率がどのくらいかというのは気になるところだと思うのだが、統計を取っていないのではっきりした数字は出せないのだが、非常に高い。インプラントよりはトラブルは少ないと思う。臨床経験数つまり分母がどのくらいか?この10年で260件という自費の記録があった。消えてしまった再植の記事もそれくらいはあった。その前もやっていたので、少なく見積もって300件としよう。分子はどうか? あまり憶えていない。それくらい少ない。自然脱落、再破折した症例はどのくらいか?10件くらいはあると思うが、再々植もするし、再々再々植もするので、よく分からない。多めに見積もって仮に20件とする。よく言われる骨癒着はどのくらいか?実は1本しか思い出せない。仮に2本とする。まぁ、骨癒着が失敗だというのなら、インプラントはどうなるのか?インプラントは骨癒着そのものだろう。初期生着率は100%だ。10年生着率は93%とか?・・まずレントゲン写真のbefore/after からbeforeafter抜歯してみると歯根膜部分は少ない。楕円で囲ったところだけだ。しかし歯根膜は再生する。スーパー◯ンドの上にさえ再生する。セメント質>歯根膜>歯槽骨の順に再生する。その時の絶対条件はタイトな固定だ。よくあるように縫合糸で押さえるだけでは難しい。破折面には根管充填材が良く見えるが、緊密に充填されているとは言い難い。根管内面と根管充填材に間は黒いFeSで覆われている。これは細菌が侵入していることを表している。理論と実際の乖離ということだ。そもそも神経を取って、取ったあとに緊密な充填をすれば良いというのは歯医者の頭の中にしか存在しない理想に過ぎない。現実はこのように無残としか言いようがない。神経を取ろうなど考えてはいけないのだ。ではラバーダムをかけて根管治療途中の細菌感染を防げば大丈夫なのか?確かにその通りで、隙間があっても細菌さえいなければ、良いということなのだ。しかし、これは虚しいだろう。細菌感染しなければ、根管治療など必要がない、隙間があっても良いということになる。実際そうだ。では時系列でどうぞ
2022/04/10
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このところ忙しすぎて体力が追いつかない。ブログアップしているうちに寝落ちが続いているW30代女性、右上6、時々痛い、咬合性外傷、メタルインレーの換装時々痛いということで、歯根膜炎もあるし、クラックでもあるのかと思って開けてみることにした。確かにクラックはある。濡らして見るとわかりやすい。20年以上経過しているということだったが、開けてみると2次カリエスにはなっていなかった。立派なものだ。黒くなっているところは、合着セメントは効いていなくて、内部には硫酸塩還元細菌が侵入していたと思われ、黒色物質である硫化鉄FeSの沈着が見られる。FeSはイオン伝導を妨げるので、虫歯の進行は抑えられる。カッパーセメントで裏装してあったが、虫歯が深かったようで裏装セメントを除去するのに時間がかかり痛かったと思う。今日はミラー画像から実像
2022/04/09
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このところ矯正ネタが続きますね。特に意識しているわけではないのですが。。14歳女子、上顎の3番が埋伏しているケースはあまり見ない。しかしこのまま放置しても出てこないか、出てきても変なところに頭を出すだけで、使えるものにはならないだろう。異所性の萌出と言ったりする。そこで引っ張りだすことにした。僕は2次元の単純撮影のレントゲン装置しか持っていないので、唇側(外側)からアクセスした方が近いのか、口蓋側(内側)からアクセスした方が近いのか分からない。そこで、CTを持っている中核病院の口腔外科に診断の依頼をした。外からの方が近いようだということで、開けてみた。歯槽骨も外してみると内部に白いものが見えたので、これが3番の歯冠だと思いブラケットを装着して縫合後、確認のレントゲン写真を撮ってみたら、なんと4番の歯根だった。ガビ〜ん、、仕方がないので、1週間後、4番の歯根からブラケット除去して、3番の歯冠を見つけブラケットを装着した。ヤレヤレだ。ブラケットを装着した歯根表面の歯根膜は失われてしまったが、またセメント質も歯根膜も再生するだろう。スーパーボンドの上にさえ再生するという論文を見たことがある。猿の歯だったが、人間でも同じだろう。かなり歯根が曲がっている。これが4番の歯根を3番の歯冠と間違えた原因だ。確認のレントゲン写真を撮って、ブラケットは3番の歯冠についていることを確認した。ヤレヤレ。。かなりの長丁場になりそうな予感。。つづく
2022/04/07
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15歳男子、正中離開、歯ぎしり今年から高校生になるということで、今風のオシャレをしているのだが、やはりスキッ歯はマヌケに見えるので、気にしている。この子は小さい頃から歯ぎしりがひどくて、ナイトガードを作っていたのだが、この3年ほど音沙汰がなかった。咬頭がすり減っているのでわかると思う。スキッパになったのも歯ぎしりの所為かもしれない。スキッパというのは歯の大きさより顎の大きさが大きいということだ。歯ぎしりをしていると側方に応力が生じるので、顎骨が広がるのかもしれない。スキッパを完全に治そうと思うと、全顎ブラケットと費用もかさむので、最小限の2本のブラケット装着で始めることにした。とりあえず、正中離開だけでも閉じるとイメージもだいぶ違うと思う。スロット018に017×017の角ワイヤーだ。お気に入りの016×018が販売中止になったのは痛い。日本人の場合、これ一本で全顎フルブラケット症例が完結できると言ってもよいのだが。beforeafterさてどうなりますか?続きはあるはずなんだが、忘れているかもしれない。その時はあれはどうなった!?とコメントください。
2022/04/05
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14歳男子、右上5、捻転なんでこんなことになるのかは分からないが、なんとか正常咬合にしてあげたいと思う。やってみると半年はかかるようだ。この程度の矯正治療なら、コスト削減のため部分矯正でいける。まだ終わっていないのだが、来月くらいには正常位置に戻せると思う。ただすぐにブラケットを外せるわけではない。後戻りするからだ。目安として、動かすのにかかったくらいの時間は保定に必要だとされている。2021/11/062021/11/152021/11/292021/12/21ブラケットの付け替えをしている。2022/02/16パワーチェインが切れたま2ヶ月来院がなかったので、後戻りしている。オープンコイルスプリングで回転スペースの確保を図る。2022/03/025番をワイヤーにかけられた。持続的な弾性力を得るためにダブルコイルにしたので、後は放置していても自動的に進む。2022/03/23
2022/04/04
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40代女性、左下5、Per、自発痛++咬合性外傷の強い方で、歯髄が壊死してしまうことがある。根尖付近の血管が咬合力で破損し、血栓などが歯髄の毛細血管に詰まり塞栓症を起こす。軽いものでは知覚過敏症、ひどくなると歯髄梗塞となり歯髄が壊死してしまうこともある。髄腔を開けてみると歯髄は壊死していて、伽藍堂になっているが、腐敗臭はしない。細菌感染による歯髄炎ではないことがわかる。リーマーファイル等で根管内壁を傷つけてはいけない。超音波スケーラーのエンドチップで洗浄するだけにとどめ、後は3◯IX+α-TCPセメントで根管充填する。1回目は精製水練り、2回目は通常練り、その上をCRで緊密に充填して終わり。では時系列でどうぞ
2022/04/04
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前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202203230000/詳しいことはこの本を読んでいただくのが早いと思うのだが、https://item.rakuten.co.jp/comicset/4478200017/時代が先に走り始めた感は強い。本当のことが知らされぬままに。。幾何級数的な速度の経済成長を止めることができなければ、今世紀中の世界の経済破綻、人口崩壊は避けられないと発表されたのが1972年発売の「成長の限界」というシミュレーション結果をまとめたこの本。この本には、戦争と伝染病が経済成長の速度を遅くすることができるが、それでも今世紀中の経済崩壊は避けられないと書かれている。しばらく前から言われているCO2による地球温暖化問題も同じ趣旨によるものだろう。CO2削減つまり石油、石炭などの化石燃料の使用を控えるということが経済成長をスローダウンさせることになるからだ。CO2が地球温暖化の原因であるという確かな証拠はない。今の文明は石油文明と言われているように、非常にコストパフォーマンスの良い資源である石油によって支えられている。このまま経済成長が進めば、これがもう直ぐ枯渇するということが分かっているのだ。しかも、石油資源が無限大でも経済破綻、人口崩壊は避けられないというシミュレーション結果なのだから簡単なものではない。これは地球が有限で幾何級数的な経済成長を受け入れられないからだ。そのタイムリミットは2030年もう10年を切っている。あと8年か。だから伝染病と戦争が起こった、これは計画的なものかもしれない。と短絡的にいうことはできないとしても、時代の流れがそちらに向かって走り始めたとは言えるだろう。誰も止められない。自発的に経済成長を止めることができるのなら、破綻を回避することができるが、それができるのだろうか?この本にはそれは難しいことだが、諦めてはいないと書かれている。しかしそのタイムリミットは1975年だから、もう完全に手遅れだ。人口1/10計画は存在するだろう。伝染病と戦争により、急速に1910年頃の人口に戻れば、来世紀まで一部の人間は贅沢な生活ができるかもしれない。しかし核兵器が使用されれば、すべては終わる。しかも、その可能性は十分にある。
2022/04/02
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20代女性、右下7、Perここのコメント欄で教えてくれる他の歯科医院のホームページを見ると、うちの真似をしていると思われる画像も見受けられます。とても良いことだと歓迎します。世界の歯科医療の水準が爆上がりすることでしょう。前回の続きhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202203300000/かなり腫れている(GA)ので、歯髄が死んでいて感染していることがうかがわれる。レントゲンからも根尖付近には広範囲の透過像が認められる。この歯は近くの歯医者さんで、水酸化カルシウム製剤を使って神経を残す治療を受けたそうだが、上手くいかなかったようだ。保険診療でも認められているのだが、失敗したらその後の根管治療が減額されるというペナルティー付きの意味不明の治療法だ。僕もやってみたが上手くいかないのを確認したことがある。CRの仮封を除去すると水酸化カルシウム製剤が見えるので、全部除去した。露髄しているが出血しないので、歯髄は溶けて無くなっていると判断して、天蓋を除去した。この天蓋を除去するという画像は歯科医師以外は見ることができない貴重なものだと思う。少し出血したが、遠心根は粗完全に失活しており、そこからの出血だ。近心根は歯髄息肉になっている。僕もこのような症例は初めて見たのではないかと思う。とりあえず、近心根はα-TCPセメント+3◯IXで直接覆髄してCRでカバーした。遠心根はレントゲン写真を見ると思ったより長かったので、α-TCP根充2回法を採ることにした。遠心根のみ再明示して、2回法で根充した。これで腫れが引けば治る見込みがある。この歯は他の歯科医師の手が入っているので、完全な封鎖性が得られているかどうかの確証はない。もし、再度症状が出るとなれば再治療が必要となる。
2022/04/01
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