碧山窟
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とても長い、長い暑くて苦しい夏だった。そして、疲れた。老いると気力が失せるなんて、自分には関係ないと思っていた。しかるに、なんなのだ、この秋になってからの残暑、そしておぃらが書き込みをしようとすると現れる上海問屋とトーセラムの妨害は!なんていってもしょうがない。宿主は大声で「かえ~!」と叫ぶ。ここは楽天なのだから。*おぃらが棲息する近所には義経が最後の戦いをした「あつかし山」がある。ここはじつに不思議な山で、なんとアオスジアゲハが毎年夏になるとここで群れをつくる。おそらくはずーーっと昔から、アオスジアゲハの北限なのね。そればかりではなく、秋になると渡りをするタカが集まる。愛知県の半島の岬は鷹柱で有名だけれど、ここにも鷹柱はできる。鳥たちが親から子へ伝えられ守られてきた空の道。実は、「マタギ」たちは、その空の道をおいかけて、それと他にアオジシ(ニホンカモシカ)を秋田から秩父までおいかけて道をつくったんでわなかろうか。大仏を建立するために行脚する国分寺への道は表の道。表があれば裏がある。裏道はあったはずだ。獣による獣のための獣のための道。地に鼻をつけかぎとるがいい。そうして、義経は旅をして旅の末に戦うことになった。ここでだよ。なぜか田んぼ一枚が「あかまんま」だ。あかまんまって、タデのことだよ。そして、あかまんまとは、祝福のごはんだ。みるがいい。まんじゅしゃげは土手にそのまま増殖をつづけている。万が一の凶作のため。少女たちは、ままごとをはじめる。「あかまんま、めしあがれ」みずからにその日が来れば終わる、そのままごと。やがて戦火を超えた母親たちは絶望の物語をはじめる。この義経と「あつかし山」のことを含めて。しかし、最後に希望がある。「しずかごぜん」のものがたり。そして吾妻鏡。それは絶望の物語ではなかった。希望へと脱出するための血の海を泳ぐ物語だった。君よ、飛び込めよ!紅の原へ!
2010年10月11日
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