みきまるの優待バリュー株日誌

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May 21, 2018
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カテゴリ: 株式投資全般
​  さて今日は株式投資本オールタイムベスト72位






ファイナンス理論全史 (田淵直也著、ダイヤモンド社)










 の第4弾です。









 今日は第5章 行動ファイナンスがもたらした光明 から。









 カーネマン&トベルスキーの業績は広範囲に及ぶが、なんといってもプロスペクト理論が最も重要。



 与えられた選択肢の組み合わせによって、人の判断基準は変わる。例えば、利益を得られる局面では人は確実性の高い選択肢を好み、損失に直面する場面では確実性よりも賭博性のある選択肢を好むのだ。これは、、、フレーミング効果と呼ばれている。これをモデル化したものが、図13の効用曲線である。













 利益を生んだものはすぐに手放したくなる。それが効用曲線の右側半分が示していることである。



 要するに、「利益が出るとすぐに利食いをし、損失が出ると損切りはせずにそのままリスクを取り続ける」という非対称の行動パターンが生まれる。



 実際にこの投資行動のパターンは、非常に多くの投資家に見られる。









 これが市場で大多数を占めるC級以下の投資家が損切りが出来ない理由です。感情に行動が支配されているんですね。








 ​
​再びプロスペクト理論の効用曲線に戻ると、真ん中にある参照点のところで、そこから右上に伸びる線と左下に伸びる線の角度が変わっていることに気づく。同じ金額の利益と損失を比べた時、損失による失望の大きさは利益による満足の大きさを上回っている(CがAより大きい)。人は、得られるものにではなく、失うものに、より過敏に反応する。 それが、意思決定に大きな影響を及ぼしているのだ。この心理バイアスを「損失回避傾向」と言う。​


















 「絶対に切りたくないと感じたから、何があっても切らなくてはならないとすぐに分かった。」と言う様な一種の「禅問答」の様な表現も良く見ます。普通の投資家とは「全く逆」なんですね。











 私は他の投資家の方の力量を見るときに、まず何よりも「きちんと損切りが出来ているか?」を見ます。 「損切りが性格的にどうしても出来ない。」 とか、「損切りなど全く必要ない。またナンピンはとても有効な投資戦略である。」 などと言う方の事は一切信用しません。










 損切りが出来ない投資家というのは、「ブレーキのない車を運転しているドライバー」と一緒です。そういった方とは、同じ道を走ることなど危なくてとても出来ないからですね。(続く)





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Last updated  May 21, 2018 07:50:50 PM
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