みきまるの優待バリュー株日誌

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Jul 16, 2018
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さて数日前に、現在市場で最も不人気セクターとなっている地方銀行株の中で、





1. 低PBR




2. 魅力的な優待が付いている





 以上の2つの条件を同時に満たしたものをまとめて買って、それらを「一塊」として見て、その長期的なパフォーマンスを観察しようという







​​ 優待地銀株バルクプロジェクト​​








 についてのまとめを書きました。











 今日は、その第2弾として、







​優待自動車部品関連株バルクプロジェクト​​







 をお届けします。











 さて皆様もご存知の通り、自動車部品関連銘柄と言うのは常に自動車メーカーからの強烈な値下げ圧力と同業他社との熾烈な競争に晒され続けており、構造的に高い利益率を得ることが難しい、哀しい宿命を背負っています。








​ その現状は、名著 





​​ 千年投資の公理​






 の中で、著者のパット・ドーシーにも、







​  ​​ 経済的な堀(economic moat)がない業界​






 として、名指しで痛烈に批判されているくらいの状態です。












 そしてその当然の帰結として、自動車部品関連銘柄というのは全体に「万年不人気」であり、指標的に極めて割安な状態に捨て置かれ続けています。










 ただ、個別で見ると、例えば5185フコクは自動車のワイパーゴムで世界1位であり、利益率がそれほど高くないとはいえ業界内での立ち位置は非常に強固です。また自動車用部品の精密プレスメーカーの7264ムロコーポレーションは、厳しい競争環境の中でも高い利益率と着実な増収増益体制を保持しています。でも両社ともに「万年不人気銘柄」のレッテルがべったりと貼り付けられており、ほとんどの投資家から見捨てられて株価は指標的には激安水準に放置されたままです。









 つまり、






自動車部品関連銘柄は、バリュー投資家としての観点から見た場合には、
ミスプライスとお宝株の宝庫








 でもある訳です。











 私は長年、「逆張り系優待族」の御旗の下に戦い続けてきた投資家なので、ポートフォリオには当然の様に、厳選して選び抜いた不人気自動車部品関連銘柄がたくさんあります。









 今日は、そんな私の 優待自動車部品関連株ポートフォリオ の実際を見てみることに致しましょう。









​​​ まずは全体像です。全部で22銘柄で構成されており、全てをまとめて1つの銘柄として見た場合には時価総額3021万円、PBR0.63、PER7.22、グレアムのミックス係数4.55、配当利回り2.24%となります。






​​ グレアムのミックス係数が非常に低い






 ですね。





​​  しけモク投資 (Cigar Butt Investing) ​​





  開発者である天国のグレアム先生が見たら、大変喜んでいただけそうな状況です。(笑)





​​​




 またそのパフォーマンスも非常に良好(トータルリターン+51.2%)なものとなっています。実をいうと、私が優待地銀株バルクプロジェクトを始めたのも、最初に思いついたこの優待自動車部品関連株バルクプロジェクトの成績が意外なほどに良かったことがあるのです。実際にはこちらの方が先なんですね。










 次に一覧表です。ムロコーポとフコクの時価総額がそれぞれ1000万円弱と大きく、2トップを形成しています。














次にファンダメンタルズです。軒並み低PBR&低PERの嵐ですね。天国のグレアム先生がこの「バリュー投資家パラダイス」な日本株市場の現状を見たら、一体どのような顔をされるのでしょうか? 
















 次に株価モメンタムです。前回紹介した地銀株と較べると、まだ株価推移はまともですね。(笑)





(上記データは四季報オンラインを利用して作成)











 いかがだったでしょうか? このように、








​「市場で見捨てられた残飯銘柄群」だけでも、実際には十分に戦える​​








​ ということです。これを逆に言うと、







​ 市場に全く期待されていない銘柄群というのは、それだけでとても魅力的な存在​







 ということでもあります。​
​​​​










​ 私はこれからも自らが専門とする優待付きで指標的に安い銘柄、つまり、





​​ 優待バリュー株​





 に限りなく特化して戦い、市場を生き抜いていきたいと考えています。​​





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Last updated  Dec 19, 2024 04:48:20 PM
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