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私はこれまで何百冊もの株式投資に関する書籍を読んできたのですが、その中でも間違いなくベスト3に入る本として、

があります。全ての1ページ、1ページが純金のように最高の1冊ですが、
「集中投資の必要性と、分散投資の危険性」
を明白に、心にズシンと重く響く形で示してくれており、私はこの本との出会いがなければ決してここまで投資家として勝ち残ることは出来なかっただろうと思います。感謝してもしきれない、珠玉の宝石のような書物ですね。
さてこのように私の投資家としてのバイブルであるマネーの公理なのですが、最高に気に入っているフレーズの1つに、
船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。
というものがあります。「損切りの大切さを説いた公理」なのですが、船が傾きすぎてもうどうしても飛び込めない、死ぬしかない悲惨な状況に陥る前に、自分の過ちを認めなくてはならないということなんですね。
私は毎日自分に、「含み損が大きすぎて冷静で理性的な判断が出来なくなってはいないだろうか? 投資家として必須能力である2次的思考ができないような精神的な窮地に追い込まれてはいないだろうか? もう海に飛び込めないほどに今乗っている船は傾いていないだろうか?」を問いかけています。具体的にはポートフォリオをその含み損順に並べて凝視し、「これ以上損失が膨らむと、もう海に飛び込みにくくなるぞ。」と思った場合にはすぐに損切りするようにしています。
今年は年初に大きな含み損に転落している銘柄を全て切りました。スウェドローが言う通り 「損の刈り入れはフルタイムの仕事」
であり、適切なタイミングで損出しをすることは、節税効果を高めて年間パフォーマンスを改善してくれます。
そしてそれ以上に、ポートフォリオから大きな含み損を消し去ることは投資家の知的レベルを飛躍的に高めてくれます。これは実際にやって見れば誰でも分かると思います。「あ、損切りしたら頭がクリアになった。切る前には見えなかった解像度でポートフォリオを俯瞰できるようになった。」と実感できます。
それだけ含み損は「遅効性の猛毒」として我々の心身を蝕んでいるのです。つまり、損切りは我々投資家自身を守るためには必須の作業であり、まさに「損出しは必要経費」そのものなんですね。
、、、すいません、悪い癖が出てまたもや前置きが長くなりました。それでは2025年1月19日現在の最新のPF含み損ランキングを早速見て行きましょう。

体中のがん細胞を徹底的な外科手術で取り除いた後なので、当たり前ですがポートフォリオは非常にすっきりとしています。(笑) 唯一の懸念点は、保有全759銘柄中の含み損12位にランクインしている、 8029ルックホールディングス
ここは元々韓国市場6、日本市場4くらいの割合で稼いでいる会社なのですが、今年度はその大黒柱の韓国がお国の政治不安が影響しているのか絶不調に陥っています。日本部門は好調なんですけどね。今期は既に一度業績の下方修正を出していますが、個人的にはもう一発お替りがあるだろうと見ています。そして恐らくそういった状況を株価が織り込みに行っていて株価が軟調なんだろうと思っています。
ただここは配当額の下限をDOE2%に設定しており、また優待パワーも極めて高いことから、自分としては「今の株価位置なら戦える」と考えています。
ちなみに2024~25主力株概況シリーズでここを取り上げた時にはたくさん保有していて5位だったのですが、その後、「主力の韓国事業が不調だし、相対的に見て戦闘力が劣っている」と感じて一旦順位を下げていました。ただ2024年12月の優待権利落ちを機に株価の下げが加速したのを見て、前述の通り「この株価位置ならまた上で戦える」と思ったので、再び買い増しに転じました。現状は準主力の一角にまで順位を戻してきています。
ま、これからもPFの損失コントロールに最大限の力点を置きながら、毎日頑張っていこうと思います。
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