みきまるの優待バリュー株日誌

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Nov 29, 2025
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カテゴリ: 投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト151位、長期的バリュー投資の基本と原則(ジム・カレン著、パンローリング、2022年)








 の第5弾です。





 今日も、第5章 バリュー投資対グロース投資 から。



 ​
ハイテクバブルと2014~2020年に及ぶ直近のFANG(フェイスブック【現メタ】、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)やソーシャルメディアブームを除き、バリュー株は一貫してグロース株を大幅にアウトパフォームしてきた。



 さらに、これらの2回の異常な期間においても、グロース株のアウトパフォームは極めて小さなものだった。一方で、バリュー株がアウトパフォームした時期は、一貫して大きな差が生まれる傾向にある。57~58ページの表で分かるとおり、50年間を通して、バリュー株は50%もアウトパフォームしたのだ(15.43%と9.43%)。








 ​
S&P500採用銘柄のうちPERが最も低い銘柄と高い銘柄の比較
















 はい、下の表を見れば、1968年~2020年の「51年間」という長期で見て、年率リターンがバリュー株が14.60%に対してグロース株は9.70%なので、バリュー投資が優位なのは明白です。その差は圧倒的であり議論の余地は無いですね。









 ただ、これは別に「カレンが新たに見出した事実」ではなく、過去の多数の名著で既に繰り返し述べられていることです。例えば、​ 「ファクター投資」 ​ では、1952~2015年の長期間の観察で、BMR(PBRの逆数)で4.1%、PCFRで4.7%、PERで6.3%の ​ バリュープレミアム ​ が観察されたと報告されています。





 なので、カレンの本書には実は特に目新しい内容がある訳ではないのですが、バリュー投資の魅力を非常に平易な言葉で書いている点に大きな魅力があります。





 また「バリュー投資冬の時代」が長く続いたせいで、2025年現在の世の中には長い歴史と強力なエヴィデンスを持つバリュー投資の有用性を説いた本が凄く減っているので、その意味でも有用な一冊と思います。(続く)












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Last updated  Nov 29, 2025 02:45:16 PM


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