Monkung Factory for ThinkPad
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数台手に入れたThinkPad Helix(3702-6G1)のうちの一台は、タブレット側トップカバーのヒンジ部分他が破損してしまっている寄せ集めジャンク。 トップカバー中央の塗装はげはHelixによくある症状で、おそらく内蔵バッテリーの発熱によるコーテイングの劣化が原因ではないかと思われる。 あちこちに見られる引っ掻きのような傷は、このHelixを使っていた環境によるものと思われる軽微なものだが、ヒンジ部分の亀裂はかなり深刻だ。 この亀裂はトップカバー内部まで及んでいるようで、ヒンジの固定部分を兼ねているようなので、Helixの開閉に問題が生じる。そのまま放置すれば、液晶面の破損など、より深刻な障害に発展する可能性がある。 ということで、修理を決意。 一番いいのは、別のトップカバーに交換することだけど、高くつきそうなので、セメダインの「メタルロック」という接着剤を用意。チタン・ステンレス・炭素繊維(CFRP)に使え、エポキシ系に比べ、はく離強度や衝撃強度が高いとのうたい文句の接着剤だ。 ■溶接並みの超強力金属用接着剤!【セメダイン】メタルロック https://ko-gubako.com/2018/04/16/metal-lock/ ■メタルロックシリーズ https://www.cemedine.co.jp/technology/sga/metallock/index.html この「メタルロック」を使用するために、Helixを分解。取り外れるものはすべて取り外し、亀裂部分を内側から接着することにする。 この「メタルロック」は、A・B二つの液を混ぜ合わせることで、接着させるもので、作業時間は約10分。接着面を固定、硬化時間は1時間ほどだ。 後片付けのことを考えて、AB両液を付箋(ポストイット)の上で混ぜ合わせ、ヘラを使って接着部分に塗っていった。(乾くのが待ちきれずに、ちょっとコテライザーで炙ったりしたが…。) そのまま半日ほど放置。接着を確認してから組み上げた。 動作は問題なし。接着面もまままあいい感じだ。 ※開けるときに気遣う必要がなくなったThinkPad Helix。取り外せないのが難点。 今までより深刻な損傷に発展することを恐れて、開閉を気遣っていたが、これで安心して開閉することができる。ただ、メインバッテリーがお亡くなりなので、タブレットのように持ち歩いて使用することはできないだろうなあ…。
Oct 3, 2020
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