南包の風呂敷
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『神々のたそがれ(アレクセイ・ゲルマン)』面白いがよく分からない映画が時々ボクを苦しめる。この『神々のたそがれ』もそれだ。『ニーチェの馬(タル・ベーラ)2011』以来の体験である。こういうものは2度見ても分からないが2度は見たいと思う。『ニーチェの馬』は1度しか見られなかった。作家の中村文則が【ここ十年ほどの傾向として、よく本や映画に触れた後の感想に「共感できたかどうか」というのがある。しかしながら、何かに共感できるのはとてもいいことだけど、「共感できないから駄目」という意見は乱暴ではないか・・・云々。共感は、人によってその方向性も、その幅も違う。「共感できなかった」という意見は、要するに「自分の内面の幅の中ではなかった」ということで、それは作品の「良し悪し」を意味しない。自分の好き嫌いの選択をしているということなので・・・云々】と新聞に書いていた。長いが引用【~】した。ボクには『神々のたそがれ』に共感できるほど『神々のたそがれ』を理解できないが、面白いと感じた。物語、作品の周辺事情は公式サイトやその他にあるので省く。サイトには「地球より800年ほど進化が遅れている別の惑星に、学者30人が派遣された。その惑星にはルネッサンス初期を思わせたが、何かが起こることを怖れるかのように反動化が進んでいた。・・・」とある。原作は1964年発表のSF小説という。モノクロの圧倒的な画面が迫って来る。物語を追いかけようとするがうまく捕まえられないまま、振り落とされないよう必至にしがみつくが何処に行くのか、何処へ連れられて行くのか分からぬままに映画は進む。そして177分が済む。嗚呼ああ・・・である。公式サイトhttp://www.ivc-tokyo.co.jp/kamigami/(●●●●●●●●●●●●●
2015.06.01
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