2007年03月04日
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ドイツのサイケデリック・プログレバンドとして一部で有名なバンド。アモンデュール1ってバンド名です。
いろいろ謎の多いバンドで1969年にアモンデュール2ってバンドと分裂してこのオリジナルの方のバンドは
このアルバムがラストアルバムになる。
1stと2ndアルバムとは音楽性が大きく変わったアルバムです。
全2作は攻撃的、破壊的なサイケミュージックだったのに対してこのアルバムは
アコースティックを全面に出し狂気の後の虚脱感を出しているように感じる。
このアルバムの日本盤は1995年に発売されたけど既に廃盤です。
解散後に2枚のアルバムが発売されている。未発表曲を集めたようなものらしい。
アモンデュール2の方は最近も活動しているみたいだけどあまり情報がないので不明。

阪神大震災の事をアルバムにしている。

アモンデュール1の1stから順番にこのアルバムまで聴くと全て一つの世界に繋がっているようです。
1曲目「Love Is Peace」この曲はとことん美しく創り上げられている。美しいリフが延々ループする。
歌も静かに美しく歌い上げている。17分以上あるけど退屈せずに最後まで聴ける美しい曲です。
邦題は「愛、平和、自由、そして調和」この頃、日本で行われた万国博覧会のテーマのよう。
2曲目「Snow Your Thurst And Sun Your Open Mouth」この曲も静かでいながら少しサイケな部分も聴かせてくれる。このアルバムの解説にも書いてあるけど狂気のバッドトリップから目醒めて虚脱感と共に
ゆっくり戻ってくる現実認識と安堵感がこのアルバムを支配してると言う解説者の意見に同意です。
邦題は「雪で喉を潤し太陽の祝福を」10分近くある曲でラスト3分のパートは実に美しい。
3曲目「Paramechanische Welt」この曲も一枚目、二枚目のアルバムが信じられない程にアコースティックの
美しさで押している。歌も疲れ果て虚脱感の中で歌っているような感情をこめている歌唱。
ボンゴの音とずっとループするアコギのサウンドで頭の中がぼんやりしてくる。


ボーナストラック4曲目「Eternal Flow」このバンド唯一のシングル曲。けだるさの極値だけど
ベースとクリーントーンのギターが心地いい。シングルにしたのも驚きだけど・・・。ただ曲が4分15秒と
短かったからだけかも知れない・・・。
邦題は「永久の流れ」
ボーナストラック5曲目「Paramechanical World」このアルバム3曲目の別バージョン。

このバージョンの方がまだ少しはPOPミュージック寄りなのかも知れない。
歌は本バージョンよりもハッキリとメロディーを歌ってるしバッキングもシングル向きになっている。
眠れない時にこのアルバムを聴きながら何度か寝た事があるけど真っ暗にして静かにこのアルバムを
流せばすぐに眠れたように思う。





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最終更新日  2019年06月23日 04時05分31秒
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