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2017年01月22日
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イギリスのロックバンド「DEMON」の5枚目のアルバム。
1985年12月に発売されましたが、1985年にはもう一枚、4月に「British Standard Approved」を
発売しています。
1st「Night of the Demon」、2nd「The Unexpected Guest」はハードロックや
NWOBHMのバンドとして認識されていましたが、3rd「The Plague」はハードな部分は残しつつ
新たなジャンルに変化していこうとしているのがよく分かるアルバムでした。
そして4th「British Standard Approved」で大きく変貌を遂げます。
このアルバムは完全なプログレアルバムと言ってもいいアルバムだと思います。

この音楽性の変貌でバンドのメンバーも方向性が違うと2人抜けてしまった。

自分は3rdから4thの流れは自然だと感じてたので問題なく楽しんでました。

4th「British Standard Approved」までのアルバムは、レコーディングまでにコンセプトを練り上げて、
コンセプトアルバムとして創り上げていましたが、この「Heart Of Our Time」は
それまでとは違う方法でレコーディングされたそうです。
それまでに書いてった曲を持ち寄ったり、レコーディングしながら仕上げたりと真逆に近いような手法で
レコーディングされたらしい。
なので統一感は弱いのかも知れないけど、バラエティに感じられる幅の広い音楽に感じられる。

このアルバムは4枚目のプログレアルバムの空気も残しつつ、初期のハードロック部分も加えた感じに
なってるような気がする。

今日は久々にLPで聴いてみた。
凄い良い!1982年頃はB級メタルバンド的な扱いだったのですが、この1985年頃になれば、


1曲目「Heart Of Our Time」
明るいアメリカンロックのようなリフで始まり、次第にハードにキャッチーに展開していく。
CDは1992年ポニキャンから出た日本盤しか持ってなく、そろそろリマスター盤も出してほしい。
2曲目「Walk In Your Own Light」
この曲のリフは今、聴くとめちゃカッコいい!ちょっとお得意の歌入りから転調のアレンジも良い感じ。

(あの頃はハイトーンが出ると上手いボーカルのように思われがちな所があった。)
1stから一貫してDave Hillの歌唱は最高にカッコいいと思ってます。
3曲目「Genius?」
この曲はプログレ色強めのしぶいナンバーです。
なぜ、天才は亡くなってから何年も経ってから功績が認められるのか?って疑問を投げかけてる曲。
MIXとか絶妙です!
4曲目「Expressing The Heart」
A面ラストのこの美しい楽曲にはいつ聴いても惚れ惚れする。
ボーカルの上手さが際立つ名バラードです。

5曲目「Hight Climber」
今日、このアルバムを通して聴いてみて、この曲が一番心に残った。
ハードな面を前面に出してる曲です。
それでも細かなアレンジの凝った部分はそこここに感じられる。
6曲目「Crossfire」
レコーディングする前からライブでは定番だった曲らしいのですが、
この曲のライブバージョンは聴いた事がない。
「One Helluva Night」にも、このアルバムから1曲もセットリスト入りしていないし。
すっごいカッコいい曲です。
7曲目「Grown Ups」
ピアノとボーカルのみでほとんど演奏され、後半にハードなリズム隊とギターが入る。
そして再び静かにピアノとボーカルで終わる美しい曲。
8曲目「Summit」
インストです。歌も入れてレコーディングしていたのですが、歌がなく演奏だけの方が
この曲の良さが表現できると思ったそうです。この演奏にどう歌メロを入れてたのか凄く気になる。
9曲目「One Small Step」
ラスト曲はプログレ色強めだけど、ハードでカッコいい3連曲。

8枚目「Hold On To The Dream」が今、凄く聴きたくなってきた。

フランス盤のLPのアルバムタイトルのフォントは飾り文字っぽい物です。



裏ジャケも美しい。


日本盤CDにはバンドロゴのステッカーが封入されていました。





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最終更新日  2019年06月15日 07時17分39秒
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