イギリスのロックバンド「DEMON」の5枚目のアルバム。 1985年12月に発売されましたが、1985年にはもう一枚、4月に「British Standard Approved」を 発売しています。 1st「Night of the Demon」、2nd「The Unexpected Guest」はハードロックや NWOBHMのバンドとして認識されていましたが、3rd「The Plague」はハードな部分は残しつつ 新たなジャンルに変化していこうとしているのがよく分かるアルバムでした。 そして4th「British Standard Approved」で大きく変貌を遂げます。 このアルバムは完全なプログレアルバムと言ってもいいアルバムだと思います。
この音楽性の変貌でバンドのメンバーも方向性が違うと2人抜けてしまった。
自分は3rdから4thの流れは自然だと感じてたので問題なく楽しんでました。
4th「British Standard Approved」までのアルバムは、レコーディングまでにコンセプトを練り上げて、 コンセプトアルバムとして創り上げていましたが、この「Heart Of Our Time」は それまでとは違う方法でレコーディングされたそうです。 それまでに書いてった曲を持ち寄ったり、レコーディングしながら仕上げたりと真逆に近いような手法で レコーディングされたらしい。 なので統一感は弱いのかも知れないけど、バラエティに感じられる幅の広い音楽に感じられる。
1曲目「Heart Of Our Time」 明るいアメリカンロックのようなリフで始まり、次第にハードにキャッチーに展開していく。 CDは1992年ポニキャンから出た日本盤しか持ってなく、そろそろリマスター盤も出してほしい。 2曲目「Walk In Your Own Light」 この曲のリフは今、聴くとめちゃカッコいい!ちょっとお得意の歌入りから転調のアレンジも良い感じ。