2019年07月29日
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大映の特撮映画「宇宙人東京に現る」のリマスターBlu-ray版が今月発売されました。
映像も音も期待通りのグレードアップ感で満足でした。
自分が生まれるずっと前に製作されたSF大作ですが、子供の頃は特撮映画としては
地味な印象しかなく、どうしても大映映画だとガメラや大魔神の方に向いてしまってた。
今、観ても確かに地味な印象を持ってしまいますが、子供の頃の印象の何倍も面白味を感じる
特撮映画です。

宇宙人のデザインや色彩指導を岡本太郎さんが担当しています。
太陽の塔を作る14年も前の事です。

ポスターやBlu-rayパッケージ写真などは、どれも赤い宇宙人ですが、





赤いペンキを投げつけ真っ赤に染まるとタイトルが出る。
これもきっと岡本太郎さんの案のような気がする。




登場する宇宙人はパイラ人。敵ではなく人類を救うためにパイラ星からやってくる。
世界中で謎のUFOが多く目撃され、国際会議などで議題に上がり科学者も入っての
会議が盛んになってきていた。

これは京王井の頭線なのだろうか。今はない「新町」という駅の風景から映画は始まります。


その「新町駅」近くの飲み屋街に「宇宙軒」という、食堂がある。


向かいの店は、中華そば屋の「珍萬亭」・・・


宇宙軒の中にあるメニューは、酒のあては無さそうな感じ。これは食堂だと思うけど、
手前には酒を燗する物があったり、おでんらしき大鍋もある。
原水爆の何倍もの威力のある兵器を作る事のできる元素を発見した松田博士が真ん中。



これは「三河屋」・・・。サザエさんでも有名な「三河屋」
酒や調味料を扱う商店の事を「三河屋」と呼んでたようです。
サザエさんの御用聞きは「三平」で、ここの御用聞きは三吉。今のサザエさんは「三郎」
ニッスイの鮭缶はかなり人気。その横はパイン缶。リリーではなさそう。
後ろにはブルドッグソース。リボンシトロン。一番手前の赤いキャップはぼやけてて何かわからない。

思い出した。



日本の至る所で、ヒトデ型の謎の生物が目撃される。
釣りしてて、あんなのが水の中から出てきたら、かなり怖い^^;
パイラ人は地球に、Rという軌道を外れた惑星が衝突する事を知らせにきている。
地球上の原爆、水爆を全てRに打ち込まないと、地球は滅亡する。


障子の向こうが青く光ってるので、不思議に思い開けてみると、これがいたら怖すぎる^^;


人間に見つかるたびに大騒ぎして怖がられた、先に地球に潜入してたパイラ人は、
宇宙船に戻り報告する。
パイラ語が翻訳されています^^;






そんな諺はない・・・・


パイラ人の姿のままでは、人間に近づけないと、「変身装置」で、イヤイヤ人間の姿になる。


写真の有名ショースターの「青空ひかり」に変身。
宝塚歌劇で、こんな変身BOXに入って男役スターに変身するって設定のショーがあったなぁ^^;


人間に変身したパイラ人は、テニスをすると、ここまでジャンプできるw


地球上にある核爆弾を全て打ち込んでも、まったく惑星Rには歯が立たない・・・
地球上の温度は上昇して動物たちもどんどん死んでいく・・・。

なんだかんだあって、松田博士が発見した新しい元素「ウリウム101」をパイラ人が武器化してくれて
地球に接近してる惑星を爆破してくれた。


映画を観終わると、頭の中でずっと「歌の町」が流れてしまう・・・。
映画の中で何度もこの曲が流れる。
 「♪よい子が住んでるよい町は 楽しい楽しい歌の町
   花屋はチョキチョキチョッキンな 鍛冶屋はカチカチカッチンな」
この映画の主題歌と言っていいほどです。
ラストシーンもこの曲で終わっていきます・・・。

予告編のタイトルバックは銀座かな?







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最終更新日  2019年07月29日 00時05分59秒
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