2020年02月27日
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カテゴリ: Jazz・Blues・ラテン
JAZZのSAX奏者。アート・ペッパーは代表的なSAX奏者として5本の指に入ると思う。
20代前半の頃に、とあるJAZZマニアの人から頂いたLPがこのアルバムでした。
「とりあえず聴いてみ」と言う事で聴いてみたけど、HEAVY METALに傾向してた頃の自分には
どの部分が良いのかさえも分からなかった^^;
それでも、家で何度も流して聴いてたんだけど。

それから時が過ぎて、JAZZもなにげに聴くようになった時に改めてこのLPを聴いて目から鱗でした^^
理屈じゃなしに気持ち良く、カッコ良く感じられる事に感動でした。
そのJAZZマニアの方にもらったLPはジャケットもない非売品の見本盤。
せめて解説でもあれば、もっと早くに興味を持てたかも知れない。

かなり悪かったようで何度も刑務所に入ったり逮捕されたりしてた。
そのほとんどが麻薬・・・。ま、そんな時代なんだろうけど。

もらった見本盤。これは1975年10月20日に再発されたアルバム。


この状態でもらったので、どんなジャケットなのかも最初は知らなかった。




このアルバムタイトル、どこからリターンしたかと言えば、刑務所からのリターンです。
カムバックしたアート・リターンを祝うような、他のメンバーの演奏も最高です。

2018年にSHM-CDで再発された音は素晴らしいと思うのですが、一番最初にもらったLPの音が
やはり一番響く。

1曲目「Pepper Returns」
2曲目「Broadway」
3曲目「You Go To My Head」

5曲目「Funny Blues」
6曲目「Five More」
7曲目「Minority」
8曲目「Patricia」
9曲目「Manbo De La Pinta」


やはりまず、1曲目「Pepper Returns」は、心躍る心地良さ!
最初のカムバックを祝うようなファンファーレのような演奏に鳥肌です。
その部分はArt PepperのAlto Saxと Jack Sheldonのトランペットで構成されてます。
軽快なリズム隊に自由に泳ぎ回るようなアルトサックスとトランペットはずっと聴いてても飽きない。アルバム「Surf Ride」に収録されてる「Cinnamon」の頭とかも同じ感覚で好き。

2曲目「Broadway」はオリジナルじゃなくJAZZのスタンダードナンバーです。
このアルバムは8曲がオリジナルです。
この曲はSAXが良いのはもちろん、ピアノのRuss Freemanの演奏に惹かれる。
3曲目「You Go To My Head」もスタンダードナンバーで気持ち良い曲。
スローバラードでのアートペッパーのアルトサックスがたっぷり聴ける。
4曲目「Angel Wings」
この曲もオリジナルの中でかなり好きな曲です。
軽快にスイングするナンバーです。
5曲目「Funny Blues」はタイトル通りにブルージーな渋い曲です。
前半は目立つ事はしてないけど、この曲でのピアノが凄く好きです。後半のソロはもちろん最高!
6曲目「Five More」は軽快なアップテンポナンバー。
7曲目「Minority」はミディアムナンバーでキャッチーなフレーズが頭に残る曲です。
アートペッパーは西海岸のJazzなのですが、東海岸とのはっきりとした違いとか、感覚では
何となくわかるのですが、JAZZのチャンネルで流れてるスタンダード曲がどちらの演奏かなんて
聞きわけが付くほどJAZZをわかっていない。
4小節聴いただけで、どちらか分かるとカッコ良いとか思ってしまう^^;
8曲目「Patricia」も美しいバラードです。
9曲目「Manbo De La Pinta」はラテンジャズ。どのパートもめちゃくちゃカッコ良い!
10曲目「Walkin' Out Blues」、このラスト曲が一番好きかも知れない。
ややDARKなブルージーなアレンジに、吸い込まれるようなSAXとトランペットのフレーズと音が
最高です!凄く良い演奏と楽曲。

スイングジャーナル選定のジャズ・コレクターズ・シリーズで後に再発された。


2018年発売の今のところ、一番新しいリリース。





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最終更新日  2020年02月27日 03時24分34秒


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