2020年12月29日
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カテゴリ: お笑い
松竹芸能所属の「シンデレラエキスプレス」の渡辺裕薫さんが新曲を出しました。
前のシングルは多分、自主発売だと思うけどド演歌の「松竹の芸人(おとこ)」でした。
昭和40年代〜50年代にローオンレコードから歌手デビューする松竹芸能所属の
多くのお笑いの方が歌手デビューをしていきました。
その流れを汲んだような「松竹の芸人(おとこ)」は昭和の浪花漫才師の生き様を歌った曲でした。

漫才師の悲哀を歌った名曲は何と言っても正司敏江玲児の敏江ちゃんが熱唱した「とんぼり人生」が
一番最初に頭に浮かびます。
「♪どつかれ蹴られ笑わせて 今日も終わった舞台の陰で そっとおさえた目頭に 女の涙
  誰が知る〜」

そりゃ辛かったで そやけど漫才やめんで良かった。 漫才やめたら生きて行かれへんもん
泣いたらアカン 負けたらアカン 今日も思い直して頑張ろ 頑張るでぇ〜〜〜〜〜」

次に思い出すのは松竹ではないけど、Wヤングの「楽屋人生」です。
「♪ 好きで選んだ芸人稼業 叩きつけたい 浪花男のど根性〜」もろ昭和ド演歌でした。
ルーキー新一さんも同タイトルの曲を出していますが、まったく別の曲です。

有名なところでは横山やすしさんが歌った「俺は浪花の漫才師」です。


「松竹の芸人(おとこ)」の事は2014年1月にシンデレラ・エキスプレスの独演会を観に行った
感想と一緒にまとめて書いたと思います。





「とっぴんぱらりのぷう」の事を。

1曲目「とっぴんぱらりのぷう」
作詞・作曲 田浦高志さん  編曲 道譯進太郎さん


植木等さんが歌いそうな楽曲のイメージですが、自分が最初に聴いた印象は
パンク寄りのロックバンド「カステラ」のボーカル、大木知之さんの歌が頭に浮かんだ。
「♪タラッタラーがピーだぁ〜」の所なんてカステラみたいです。
渡辺裕薫さんの通りの良い声質で楽曲がイキイキしています。

昭和の松竹芸能の芸人さんが出す曲は、ど演歌が多かったのでコミックソングは

今、頭に浮かぶのなら正司敏江・玲児の「チューリップ人生」と
若井はんじ・けんじの「一日恋物語」ぐらいかな。
笑福亭鶴瓶さんの「はやく人間になりたいッ!」もあるか。。。
ちゃっきり娘の「女ののぞみ」のB面「大阪女のふられ節」は数え歌的なコミックソング。

全てのお笑いの中でいまだに一番好きな「フラワーショー」も
多くのシングルを発売していますが、ど演歌からR&Bのような激しい物まで幅広く歌ってます。
華ばらさんが天才すぎるので、フラワーショーの曲は今でもよく聴いてる。
正統派な歌唱の二人、ゆりさんもぼたんさんも歌が上手いのですが、ばらさんの個性の凄さからか
レコードでリードボーカルは全て華ばらさんです。
漫才の時は3人ともいろんな楽曲を歌っていましたが。
多分、「フラワーショー」以上、好きになれる漫才師は出てこないと思う。
演奏も上手かったし、楽器の音も良い音でした。


2曲目「包丁人生」
作詞 春名祐富子さん  作曲 田浦高志さん  編曲 道譯進太郎さん

カップリング曲は正統派演歌です。
2020年に「月の法善寺横丁」を彷彿させるような楽曲を出すのは何かうれしい^^;
曲調は1990年代に流行ったニューアダルトミュージック的なイメージ。
渡辺裕薫さんの高音の歌唱も嫌味なく素直に歌い上げてるのが好印象です。
カラオケなんかで流行りそうなのは「包丁人生」の方かな。

「松竹の芸人(おとこ)」





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最終更新日  2020年12月29日 05時10分18秒


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