2021年09月27日
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イギリスのプログレ「マリリオン」の8枚目のアルバム。
オリジナルメンバーのボーカリストFishが在籍してた4枚のアルバムと1枚のライブ盤は
よく聴いててブログでも何度も書いたように思う。
ボーカルがSteve Hogarthに代わってからの2枚は当時正直あまり気に入ってなかった。
でも1994年7枚目のアルバム「Brave」を聴いてから、それまでの2枚までもが良く感じ始め
よく聴くようになった。
「Brave」があるから前のPOPな2枚のアルバムも説得力を感じられるようになったのかも。
そしてこの8枚目「Afraid Of Sunlight」が決定打。フィッシュがいる時はもちろん最高だけど、
今となればこのアルバムがマリリオンの中で一番回数聴いてるようなきがする。


その時すぐに買えば良かったのですが、すぐに買えなくなってしまってた。
結局、まだ手に入れていない。アナログ盤で聴いてみたいアルバム。
アナログ盤用にマスタリングしたそうだし。





1曲目「Gazpacho」
2曲目「Cannibal Surf Babe」
3曲目「Beautiful」
4曲目「Afraid Of Sunrise」
5曲目「Out Of This World」
6曲目「Afraid Of Sunlight」
7曲目「Beyond You」
8曲目「King」


緊張感と混沌とした音の渦に酔いしれる。
そしてこのアルバムは1曲1曲が立っていて、全曲クオリティが強烈に高く感じる。

1曲目「Gazpacho」
いきなり冷製スープの名前。タイトルの不思議さ以上にアレンジやフレーズの不思議な感覚は
初期のマリリオンの空気感を感じる。

Steve Hogarthは素直な歌唱で安心して聞き入る事ができる感じ。
この曲のやりすぎていないドラマチックな構成が好き。

2曲目「Cannibal Surf Babe」
なんか凄いタイトルなんですが…。曲調はキャッチーです。
深夜にテレビで見たホラー映画からインスパイアされたらしい曲。

3曲目「Beautiful」
ベタなロッカバラードと言ってしまえば終わりなんだけど、この曲はホントにハマってよく聴いた。Steve Hogarthの歌唱がよりこの曲の歌詞の説得力を高める。
今聴いてもまったく色褪せない良い曲です。
この曲はシングルカットされました。

4曲目「Afraid Of Sunrise」
イントロからギターの音色、フレーズとフレットレスベースの音に引き込まれていく。
訳詞を読みながら聴くと不思議な世界に入っていける。

5曲目「Out Of This World」
初めて聴いた時は訳詞を読んでも何を歌ってるんだろ?って思ってましたが、
いろいろとメンバーのインタビュー記事なんか読んで知った事が多かった。
ジェットエンジンを搭載した水上速度記録保持者ドナルドキャンベルに捧げた曲のようです。
事故死亡率が非常に高い危険な競技で時速500km以上を出しいる時に機体が転覆して
ドナルドは亡くなったそうです。
さまざまな虚しさをドラマチックに歌い上げる名曲です。生々しいSEが悲しさを増す。

6曲目「Afraid Of Sunlight」
「日の出を恐れて」と対になってるようなイメージのこの「日の光を恐れて」は
歌詞も重なってる部分も多く全体がコンセプトアルバムのようにも思える構成です。
アレンジが本当に美しくて悲しくなる。

7曲目「Beyond You」
この曲も聴けば聴くほどに深さを感じ好きになってくる曲。
頷けるようにわかる部分とまったく理解できない部分が混じりあっていて
訳詞を読みながら聴くたびに残る印象が変わる曲。
その時の自分の心の持ちようで変化する。フレーズやメロディーさえも違って聞こえ出す。

8曲目「King」
この曲は誰もが胸に刺さるような部分がどこかにあると思う。
訳詞と英詞を読みながら一時期よく聴いた。
強烈にHeavyな言葉と楽曲でこのアルバムが締めくくられる。
この曲の歌詞は1曲目で歌われたハリウッドをも支配したような男の事だけど、
誰にでも当てはまる所は多いんじゃないかと思う。
ボーカルがめちゃくちゃ良い!






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最終更新日  2021年09月27日 03時46分57秒
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