2022年07月14日
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カテゴリ: Jazz・Blues・ラテン
二ルソンの1973年発売のシングル。
アルバム「A Little Touch Of Schmilsson In The Night」からのシングルカットですが、
この曲をA面シングルカットしたのは日本だけのようです。
他の国はB面の「As Time Goes By」をA面にしています。

「ラグタイムの子守唄」は超名作映画「五つの銅貨」の中の挿入歌です。
そのカバー曲です。
先週、「五つの銅貨」を久々にじっくりと鑑賞していました。
多分、30回以上は観てる映画です。小学5年の時に3本立てのうちの1作で観てから
飽きる事なく楽しめる映画です。

そしてこの「Lullaby In Ragtime」ってタイトルを観ただけであのシーンが頭に流れると思う。
(ダニー・ケイの名前からクレイジーキャッツの谷啓さんは芸名をつけています)





A面「ラグタイムの子守唄 Lullaby In Ragtime」
この曲が収録されてるアルバム「夜のシュミルソン」は、ミュージカル映画を
1作観たような感覚になれるような作品です。
何より編曲がどれも素晴らしい!
フランク・シナトラの曲をいつも編曲していたゴードン・ジェンキンスが担当しています!
アートワークも含め、フランク・シナトラを意識した感が強いアルバムです。
「五つの銅貨」の中でもこの曲をダニー・ケイとバーバラ・ベル・ゲデスが
ツアーバスの中で優しく自分たちの赤ちゃんに歌う場面は名場面のひとつ。

二ルソンのこのカバーバージョンも本当に素晴らしくて柔らかい歌声に惹かれます。

秀逸さと二ルソンの歌声に感動できると思います。


B面「時のたつまま As Time Goes By」
この曲もきっと知らない人はほとんどいないと思う曲。
映画「カサブランカ」の中で使われた曲です。
数え切れないシンガーやミュージシャンがカバーしています。







映画のオープニング。この映像観るだけでいつも鼻がつーんとして目頭が熱くなる。


映画「五つの銅貨」はコルネット奏者のレッド・ニコルズの伝記映画です。
自分の実力を信じ、ニューヨークで出てきた若者のレッド。
ビッグバンドに入って演奏するが自分が思うような事ができずに不満を持っていた。
そこで歌手をしていたボビーと出会い、ナイトクラブに行く。
そこにはルイ・アームストロングが演奏し歌っていた。
(ルイ・アームストロングは本人役で出演。泣かせます!)
そこに勝手に飛び入りのようにしてコルネットを演奏するとルイも認めるようにセッションになっていく。その場面は何十回観ても笑いながら泣ける大好きな場面です。
(映画の中のコルネット演奏はレッド・ニコルズ本人が吹き替え演奏しています!)

「五つの銅貨」はコメディータッチに作られていますが、何度観ても全てわかってるのに
不思議と毎回泣いてしまう映画です。
ラスト10分は楽しいはずなのに何で泣けて仕方ないんだろ。
全編に流れるディキシーランドジャズなどの音楽が素晴らしすぎて頭の中と心が追いつかなくなるような感動が続く。


「Lullaby In Ragtime」を歌う場面
バンド移動してるバスの中。泣き止まない赤ちゃんに優しくスロウなラグタイムで寝かしつける。





ルイ・アームストロングの前で初めて演奏する場面。
ダニー・ケイとルイの心温まる演技と演奏にいつも泣ける。











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最終更新日  2022年07月14日 05時59分57秒


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