「House With No Door」 は美しく寒々しいバラード。 扉も屋根も呼び鈴も音楽もない家に住んでいる。何でも受け入れる事の準備が出来てる。 誰かに助けを求めてるけど、時が経って壁を作り窓を埋めてしまって感情も失いそうになる。 孤独を海の底に感じてた若者と同一人物なら哀しすぎる。 この曲も昔は好きで聴いてたけど今日、初めて泣けそうになった。
「Emperor In His War-room」 Part 1 The Emperorはフルートの旋律と歌メロの哀しさが胸に残る曲。 Part 2 The Room はゲストのロバート・フリップのギターをかなり前にフィーチャーしてる。 CDで聴いてると機械的に聞こえた音がぬくもりを取り戻して、この曲も以前よりも感動できた。
「Lost」 Part 1 The Dance In Sand And Sea 、Part 2 The Dance In The Frost は、 このアルバムで一番ドラマチックに構成されてるように思う曲。 アルトとテナーの使い分けも景色に合っていて心に響く。 ジャジーなパートが凄く好き。