2022年12月20日
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1970年12月発売の「Van Der Graaf Generator」の3枚目のアルバム。
何年も聴いてなかったけど、昨夜、山本リンダさんの初期の楽曲を聴いてたら急に思い出して
今日、アナログ盤でこのアルバムを聴いてた。
これまで15年ほど前に出たリマスターされたCDでばかりで聴いてたけど、
LPで聴くとまったく違って聞こえて、面倒だけどやっぱりアナログ盤で聴く音楽だと再認識。


アナログ盤は中学生の時に再発されたシングルジャケットのものしか持っていないけど、音は凄く良い。


紙ジャケCD





バンド構成
Peter Hammill – Lead vocals, A Guitar, Piano

Hugh Banton – Organs, Piano, Oscillator
Nic Potter – Bass guita
Guy Evans – Drums, Tympani, Percussion

ゲストミュージシャン
Robert Fripp – Guitar A面3曲目「The Emperor in His War Room」


A面
1曲目「Killer」          邦題「飛べない鳥」
2曲目「House With No Door」    邦題「扉のない家」
3曲目「Emperor In His War-room」邦題「運命の帝王」
              Part 1  The Emperor         邦題「帝王」
              Part 2  The Room             邦題「戦乱の空間」


1曲目「Lost」             邦題「失落」
      Part 1 The Dance In Sand And Sea  邦題「海岸の舞踏」
      Part 2   The Dance In The Frost        邦題「凍結の舞踏」

2曲目「Pioneers Over C」      邦題「時空の開拓者」

Wジャケットの内側。シングルジャケットのLPではこの写真はモノクロで歌詞カードに掲載されています





ドラマチックに構成されています。
幼くして母を亡くした若者が一人で暮らし仲間の出来ない孤独を海の底のように感じてる曲。
特に好きでもなかった曲だけど、今日、LPで聴いていたらこれまでにない惹かれ方をした。

「House With No Door」 は美しく寒々しいバラード。
扉も屋根も呼び鈴も音楽もない家に住んでいる。何でも受け入れる事の準備が出来てる。
誰かに助けを求めてるけど、時が経って壁を作り窓を埋めてしまって感情も失いそうになる。
孤独を海の底に感じてた若者と同一人物なら哀しすぎる。
この曲も昔は好きで聴いてたけど今日、初めて泣けそうになった。

「Emperor In His War-room」
Part 1  The Emperorはフルートの旋律と歌メロの哀しさが胸に残る曲。
Part 2  The Room はゲストのロバート・フリップのギターをかなり前にフィーチャーしてる。
CDで聴いてると機械的に聞こえた音がぬくもりを取り戻して、この曲も以前よりも感動できた。


「Lost」  
Part 1 The Dance In Sand And Sea 、Part 2  The Dance In The Frost は、
このアルバムで一番ドラマチックに構成されてるように思う曲。
アルトとテナーの使い分けも景色に合っていて心に響く。
ジャジーなパートが凄く好き。

「Pioneers Over C」はSF的な歌詞が印象的な曲。
「Killer」での海底の孤独と通じる孤独と不安を感じさせる曲。
アルバム通して聴いて次のアルバム「Godbluff」の1曲目「The Undercover Man」の
頭につながるような感覚になった。
「The Undercover Man」はVDGGの曲の中でベスト3に入るほど好きな曲。
アナログ盤で今日、聴いて良かった。
リマスターCDでは気づかなかったような事や、動かなかった心の中が少し動いた。






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最終更新日  2022年12月20日 03時35分10秒
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