2023年02月22日
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カテゴリ: フォーク
1985年5月25日発売、山崎ハコさんの14枚目のアルバム「光る夢」がリマスターされ再発されました!
13枚目のアルバム「てっせんの花」までのエレック時代、キャニオン時代のアルバムは
全てリマスターされて再発済みでした。
今回、ポリドール時代の3枚のアルバムが一気に2023年2月22日にリマスター再発されました!
自分は3枚ともオリジナルCDを持っていましたが、この3枚は廃盤になっていて、
オークションなどでも高額で出品されたりしていました。
今回2750円で購入できるようになりました。
またいつ廃盤になるかもわからないので、早めに買っておく方がいいと思う。

3枚とも聴いた音の感想は音圧を無理やり上げた感じもなく、聴きたい楽器の音が前に出てるようで

3枚ともお気に入りのアルバムなので嬉しい限りです。


★このアルバムは、ほとんどの曲を歌と演奏、同時録音でレコーディングされています!





全曲 作詞・作曲 山崎ハコさん
1曲目「祭りの女」      編曲 青木望さん
2曲目「He Who Me」    編曲 安田裕美さん
3曲目「一人静」       編曲 森一美さん
4曲目「私の部屋」      編曲 森一美さん
5曲目「いいことないけど」  編曲 篠原信彦さん
6曲目「一人の旅」      編曲 篠原信彦さん・青木望さん
7曲目「海のA」        編曲 篠原信彦さん
8曲目「にらめっこ」     編曲 安田裕美さん


1曲目「祭りの女」はさすが、青木望さん!って言いたくなる美しく感動的なアレンジです。
旭孝さんの篠笛と坂宏行さんのオーボエの音色がこの曲により奥行きを感じさせて
凄いインパクトで1曲目が始まります。
賑やかな村祭りのお囃子の音の中でポツリと誰かを待ってる女性が浮かび上がってくる
情景が勝手に次々と浮かんでくるようなハコさんの歌声が凄すぎる。


安田裕美さんのこだわりのアコギのストロークの音色も気持ち良い。
リマスターされてアコギの音がさらに立っているようでめちゃくちゃ良い。
この曲はこのアルバムのツアーの時にだけライブで聴いたように思う。肥後橋SABホールだった。

3曲目「一人静」  
「一人静」は花の名前です。美しく物悲しい楽曲です。
ハコさんの歌い方が優しく悲しく、発売当時からたまらなく好きだった。

4曲目「私の部屋」はリアルに経験した事が誰にもありそうな曲。
20代の頃の青臭いけど一生懸命生きてた時の事とかその頃の匂いと共に甦ってくるような曲。
素朴な感じのメロディーとハコさんの歌が心を温かくしてくれます。
このアルバム、本当に名曲だらけなのに、あまり知られてないのが何か悔しい^^;

5曲目「いいことないけど」はベースラインがカッコ良くて印象的なロックナンバー。
ハコさんの十八番的なブギーロックです。
篠原信彦さんの編曲です。篠原信彦さんと言えばアリスファンなら知らない人はいないと思う。
ちんぺいさんが後ろを振り返り指差して「篠原〜」ってオルガンソロなどの前によく叫んでた。
伝説的なコンサート武道館3days「栄光への脱出」にも、全国ツアーラストの
武道館7日間➕横浜スタジアム「限りなき挑戦」にもKeyで参加していました。
あの名曲「遠くで汽笛を聞きながら」や「帰らざる日々」「つむじ風」の編曲も篠原信彦さんです。

6曲目「一人の旅」 
LP(アナログ盤)ではこの曲がB面1曲目です。
今回、リマスターされ久しぶりにこのアルバムを通して聞いたら、この曲が妙に刺さった。
力強い優しさのある曲だとこれまでは思ってたけど、もっと繊細に心の変化を感じながら聴いた。
歌詞もメロディーもアレンジも最高です。

7曲目「海のA」
この曲も発売当時から凄く好きな曲。
ミディアムスローでブルージーでカッコいい音の一つ一つに鳥肌です。
歌詞がグイグイ入ってくる。
篠原信彦さんの編曲も本当に素晴らしい。

8曲目「にらめっこ」
初めて聴いた時は初期の浅川マキさんの世界が浮かんだのを思い出した。
シンプルなフォークアレンジでハコさんの詞と声が浮き立って聞こえる。

9曲目「光る夢」  
もう文句なしの名曲。今回のリマスターの音も大満足です。
かなり後にハコさんがこの曲の事を書いています。
「辛い事、言えない事に悩んでいた自分が甦ってきます。
 夢があったからやってこられた…」」

「寒いのが似合いだね 目を覚まして生きてみろよ 色褪せた街の中を」
誰でも10代か20代の頃に所謂、今で言う「厨二病」を患う時がある。
患わなかった人は絶えず幸せに生きて来られたのかも知れない。
そんな時にこの曲の歌詞が助けてくれたし追い込んでもくれた。
それでもしんどい時は1980年発売「歩いて」1曲目の「夢」を聴けば、
マイナスから0の地点に戻してくれるようで助けられた。

いろんなアーティストの歌詞やメロディーが潜り込んでしまった時に
地面の上に引き上げてくれたような気がしている。
激しい感情の高低差を人に見せないように生きてた20代の頃が懐かしい。


下が1985年オリジナル盤。
帯のロゴもほぼ忠実に再現。オリジナルはシール帯でしたが。


「光る夢」のツアーパンフの中に挟んであったチラシ。



これはLP盤のジャケット。
帯の色はLPに統一してほしいって当時思ってた。





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最終更新日  2023年02月22日 02時17分39秒


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