2023年05月24日
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1970年代〜、幅広くアレンジャーとして活躍し、アルバムプロデュースも多く手掛けていました。
本業はキーボーディスト、そして作曲家と多くの名曲を生み出した人です。

このシングルを知ったきっかけは、谷村新司さんの3枚目のソロアルバム「引き潮」です。
1976年12月20日発売。
このアルバムが、自分はまだ子供だったのに深くのめり込むほどにハマって学校から帰ってきたら
よく聴いてたのを思い出す。
この「引き潮」ってアルバムは、ほとんどの曲を有名なジャズミュージシャンで演奏している
JAZZ、Bluesなアルバムです。
子供はとっつきにくそうに思えるけど、このアルバムは大人、子供関係ないしハマる人は深くハマる。







その中でタイトルナンバー1曲目の「引き潮」の編曲、そして最高のフレーズだらけの
ピアノ演奏も国吉さん。荻原信義さんのアコギとの絡みつくような演奏が凄すぎる!

2曲目「哀しみの終る時」の編曲も国吉さんでフェンダーローズの演奏も国吉さん!
この曲も子供の心にぐいぐい入ってくるメロディと歌詞。
その頃からフランス映画とイタリア映画が好きだったので、その世界そのままで聞き惚れてた。
3曲目「熱い吐息」も編曲とハモンドオルガンが国吉さん。この曲も渋い大人のROCKで最高です。

B面2曲目「煙草のけむり」も凄く好きな曲で国吉さんの編曲が最高なのと、フェンダーローズでの
フリーソロのイントロが凄い!家のピアノでコピーしてよく弾いてた。
猪俣猛さん(Dr)荒川康男さん(A Bass)荻原信義さん(Gu)そして!
横田年昭さんのFlute&Bass Fluteがカッコ良すぎていまだに鳥肌もんの感動です。

3曲目「暗い桟橋」はあの頃のフォークシンガーの誰一人としてこんな曲は歌ってなかったと思うし

重いシャンソン風なJAZZで、強烈にインパクトのあるピアノイントロを国吉さんが弾きます。
編曲ももちろん国吉良一さん。向井滋春さんのトロンボーンと国吉さんのピアノのみの演奏です。
この頃から谷村新司さんは他の当時のフォークシンガーとはまったく違ってた。
ボサノバなんかもこの時に知って大好きになった。

国吉良一さんがアルバム「引き潮」の編曲を担当したのはこの4曲。


とにかく10代前半でこの「引き潮」を聴き、自分が聴く音楽のジャンルの幅が一気に広くなりました。
JAZZもシャンソンも演歌も民謡も、もちろんロックもフォークもR&Bも・・・
このアルバム世界を子供の頃に聞いて、フォークや歌謡曲だけじゃない世界を広げてくれた。
なので今でも谷村新司さんの全アルバムの中でこの3枚目の「引き潮」が一番好きなアルバムです。

その後も国吉さんはちんぺいさんと数曲組んでたし、ちんぺいさんの友人のばんばひろふみさんが
組んでたバンド「バンバン」のラストシングル「青春のラストページ」も編曲も国吉良一さんでした。
バンバンの全ての曲の中で一番好きな曲です。

70年代後半か80年代頭頃に中古レコード屋でやっと見つけたシングル。
なので白レーベルの見本盤です。

シングル曲の事を書くつもりが・・・思い出したので「引き潮」解説のようになってしまった。





A面「夢の中の二人」
作詞 おかえみこさん  作曲・編曲 国吉良一さん

国吉良一さんの弾くピアノ1本のみで国吉さんが歌う。弾き語りです。
素直でまっすぐなボーカルが物凄く良くて心にすんなり入って来ます。
1975年にピアノ弾き語りのみのシングルを出すのも凄い。


B面「BLACK GUITAR」
作詞 おかえみこさん  作曲 国吉良一さん、中島達治さん  編曲 国吉良一さん

この曲は軽快なロックナンバーです。
シンセサイザーも使っています。
ピアノ、Eギター、ベース、ドラム、シンセの派手な演奏です。
荒井由実時代のユーミンのアルバムに入っててもおかしくないような曲です。






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最終更新日  2023年05月24日 03時37分49秒
[ALICE(谷村新司・堀内孝雄・矢沢透)] カテゴリの最新記事


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