2023年06月25日
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カテゴリ: フォーク
山崎ハコさんの1979年4月2日発売のシングル。
ハコさんはデビューはシングルではなくアルバムでした。
デビューアルバムは1975年10月1日発売「飛・び・ま・す」です。
1stシングルは1978年5月発売「流れ酔い唄」でした。
デビューアルバムから1stシングルまでの間に2枚のアルバムが発売されています。
その間、シングル発売がないのも珍しい。
この「地獄「心だけ愛して」は、5枚目のアルバム「人間まがい」に収録されています。
「人間まがい」は映画「地獄」の主題歌になったこの曲を中心に映画のイメージに沿った曲で
構成したアルバムだと当時、ハコさんが語ってたように思う。


映画の内容は、特に好きってわけではないけど、中学生の時に観て衝撃はありました。
でもそれ以前にもっと衝撃的な映画を何本も観てたので、強烈な印象が残るってほどじゃなかった。
山崎ハコさんをその頃から好きで聴いてたので、ハコさんの声が映画の中で流れる事に感動した。






A面「地獄 心だけ愛して」
作詞・作曲 山崎ハコさん   編曲 石川鷹彦さん

シングル盤のタイトルだけ映画のタイトルを頭につけて「地獄 心だけ愛して」となっています。
アルバムでのタイトルは「心だけ愛して」です。
シングル、アルバムともMIXも同じです。
ライブではあまり歌ってくれない曲なので、ライブバージョンはかなり貴重です。
自分も生でこの曲を歌ってるのを聴いたのは二度ほどしかなかったと思う。
2枚組のライブ盤「山崎ハコ ライブ2/歌在りて」のラストで歌っているのが収録されています!

歌い出しの「♪夜が明けたら 二人一緒ね 私がいけないの ねえ返事をして」まで
優しい声で歌って次第に感情が乱れていくような歌唱になっていく…。凄い引き込まれる。

アルバム「人間まがい」の中では、この曲がまだ救いのような部分もある。
他の曲は1曲目から辛すぎる曲や立ち直れそうにないような曲が次々と流れ出すので
深く聴き込むには体力がいるアルバムです。

8曲目「三つの花」で明かりが感じられて9曲目「心だけ愛して」で少し救われる気がする。
アルバムタイトル曲「人間まがい」は凄い曲です。
タイトルのインパクトから話題になった「呪い」もこのアルバムに収録されています。
間違った解釈でおもしろおかしく語られるのはイヤだったけど。
アルバム「人間まがい」を初めて聴く場合、特にヘッドフォンで聴くと
4曲目「からす」のアウトロ後で心臓が止まりそうになるかも・・・。

映画「地獄」のDVD





B面「きょうだい心中」
作詞 不明  作曲 山崎ハコさん  編曲 石川鷹彦さん

何でこの曲をB面にしたのだろうって発売当時は思ってた。
映画「地獄」の中で衝撃的な場面のバックで挿入歌として流れるからシングルカットに
なったのだろうけど・・。
殺人、暴力、近親相・姦、映画はずっとカオスな世界の連続。
「心だけ愛して」のB面は「ムラサキの花」であってほしいと10代の頃は思ってた。

23日に東京で映画「TOKYO RED 鉛丹」を観てから、東京からの帰りの新幹線の中でもずっと
山崎ハコさんを聴きながら帰ってきた。
自分のITunesには山崎ハコさんの曲だけで609曲も入ってます。
アルバム、シングルは全て入れてる上に
いろんなライブヴァージョンやリマスター違いなど同じ曲も多く入ってる。

山崎ハコさんの全アルバムの中で一番、重くDARKなアルバムが「人間まがい」だと思う。
カッコいいロックアルバムやブルースアルバムなど色んな世界を持ってるのが山崎ハコさん。
元気になれるような前向きな曲の方が多いのに、ネガティブっぽい曲ばかりが話題になる。
ハコさんの曲の中で一番、辛く重い曲は「人間まがい」の曲じゃなく、自分の中では
アルバム「歩いて」に収録されてる「黒いバス」がダントツに聴くたびに重い気分になる。
でも大好きな曲です。


















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最終更新日  2023年06月25日 07時30分27秒


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