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2023年07月14日
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ウルトラマンシリーズはこの「帰ってきたウルトラマン」まで観てた。
小学4年ぐらいになると、子供向けテレビはあまり観なくなって映画や音楽番組と寄席番組ばかり
観るようになってた。
(フラワーショウ 、宮川左近ショー、ちゃっきり娘などの音曲漫才が特に好きだった)
1973年頃になるとアリスや天地真理さんのコンサートや宝塚歌劇、神戸松竹座、角座など
松竹系のお笑いの劇場に行き始めてたからテレビよりも生の舞台や映画館で観る映画に興味が
移っていった。
子供の頃からテレビはあまり興味ない方だったのでラジオ聞くとかレコード聴く事に
時間を使ってたように思う。


「ゴジラ」「ガメラ」「ガッパ」「ギララ」「大魔神」などの映画館で観る怪獣映画は
子供の頃から今でもずっと観続けてる。映画とテレビの差をはっきり感じてた。

全話収録されてるBlu-rayをかなり前に買ったまま一度も観てなかったので、
今日はやや問題作だった数本のうちからこの作品を選んだ。





第33話『怪獣使いと少年』

大雨の中、少年が怪獣に追われ逃げているシーンから始まります。
少年は倒れこんでしまい意識を失う。
そこに不気味な宇宙人が現れ、暴れている怪獣を地底に封じ込める。
その宇宙人は地球の「風土、気候」を調べるために宇宙船で着陸。
その時に地底に一人乗り用のような宇宙船を埋めて隠した。

(かなり怖い造形の宇宙人)










倒れてほとんど死にかけている地球人の少年を見つけた宇宙人は抱きかかえて運び、
手当てをして工場廃墟のような場所で一緒に住むようになる。
しかし、公害問題ピークの頃の日本。その宇宙人は汚れた空気のせいで病気になり弱っていった。
地底に埋めた宇宙船がどこに埋めたのか分からなくなり、元気になった少年は
毎日毎日、シャベルで穴を掘り続けて宇宙船がどこに埋まってるのか探し続けていた。






少年の生い立ちを知り廃墟に来ると、弱り切ってる宇宙人から事情を聞かされる。
次の日から郷隊員もシャベルを持ち、穴を掘っていく^^;



(宇宙人はこのような人に近い姿になっていた)








そんな時に街の人々の噂で、その少年は超能力が使える宇宙人だと噂が広がり
その少年を避けるように暮らしている。
郷隊員と少年とで穴を掘ってる所へ、バットや木材を振りかざした街の人たちが
その少年を捕まえようと警察官3人も引き連れて少年と宇宙人が住んでる廃墟にやってくる。
街の大人たちは少年に襲いかかる。警察官が少年を警棒で押さえ込むように捕まえる。
郷秀樹は大勢の街の人々に捕まり身動きできない・・・^^;
そこへ隠れてた宇宙人が弱り切った姿で出て来て
「宇宙人は私だ。私を守っていてくれただけだ、その子は宇宙人ではない」と話すが、
人々は石を投げつけ始める。郷隊員も必死に警察官と人々を静止しようとする。
いきなり警察官が宇宙人に発砲。
宇宙人が死んでしまうと、その宇宙人の力で地底に封じ込めてた怪獣が蘇り地上に現れる。
怪獣が現れるとその警察官や大人たちは郷隊員に「早く怪獣退治してくれよ!」と叫ぶ。
あまりの身勝手さに郷秀樹は暴れる怪獣を呆然と見ているだけ。
「勝手な事を言うな、怪獣をおびき出したのはあんたたちだ」
そこへなぜか托鉢している僧侶がやってくる。
「街が大変な事になっているんだぞ」と郷秀樹に話しかける。
その言葉で我に返った郷は怪獣に向かって走り出す。
その僧侶が傘をあげると根上淳さん(マットの隊長)でした。意味不明だけど根上淳さんの出番が
少ない作品なので、そんな役を作ったのだろう。



ウルトラマンが現れて怪獣を退治。

ラストシーンは荷車に宇宙人の遺体を乗せて運んでいる少年。
そして雨の中、穴を掘り続けている少年の引きの映像で終わる。



公害問題や差別問題や貧困問題を盛り込んでる問題作。
この中に出て来る警察官の攻撃して来ていないのに発砲してしまうあり得ない質の悪さ。
あんな警官はいないでしょう。





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最終更新日  2023年07月14日 06時30分14秒
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