2023年10月31日
XML
谷村新司さんの24枚目のソロアルバム「生成」は1997年12月3日に発売されました。
もう26年も前の事なんだ・・・。つい最近、ニューアルバムいいね!って友達と話してたような気がする。
このアルバムも大好きなアルバムです。
なのに、まだブログに書いていない事に気付いた。






全曲 作詞・作曲 谷村新司さん (7曲目のみ作曲 佐藤隆さん)

1曲目「極東セレナーデ」    編曲 小島久政さん
2曲目「ジャスミン」      編曲 小島久政さん
3曲目「29th BIRTHDAY」     編曲 小島久政さん・瀬戸谷芳治さん
4曲目「トマト」        編曲 小島久政さん

6曲目「ペルソナ」       編曲 小島久政さん
7曲目「12番街のキャロル」    編曲 小島久政さん
8曲目「この空の下」        編曲 鈴木和郎さん
9曲目「櫻守」                            編曲 佐孝康夫さん
10曲目「生成」         編曲 鈴木和郎さん






このアルバムは軽井沢で合宿レコーディングと言う形で製作されました。
レコーディングメンバーは

菅沼孝三さん   ドラム・パーカッション
小島久政さん   ギター・シンセ・オペレーション
岡 尚史さん   ベース
鈴木和郎さん   ピアノ

瀬戸谷芳治さん  キーボード
木戸泰弘さん   コーラス
比山貴咏史さん  コーラス
広谷順子さん   コーラス

加藤JOEグループ ストリングス








1曲目「極東セレナーデ」
合宿レコーディングの初日の夜にアレンジも仕上がり、少し遅れてスタジオに到着したちんぺいさんは
そのまま合わせて歌い始めたとか。
合宿レコーディングでしか出せないようなグルーブ感というかライブ感を強く感じられる。
コンサートツアーでもっと何度もセットリスト入りしても良いような曲なのに
確か「生成」のツアーでしか歌われなかった。

2曲目「ジャスミン」
最初に出来上がったアレンジは壮大なバラードナンバーだったそうです。
アルバム全体のバランスを考えると変えた方がいいと、スタジオであの独特な音作りの曲に
仕上がったそうです。
すぐにその場で対応していく事が出来るのも合宿レコーディングの良いところ。

3曲目「29th BIRTHDAY」 
この曲は何度かセットリスト入りしてる曲です。
「抱擁」「棘」の路線の女歌です。

4曲目「トマト」  
具体的な場所や細かい表現は、さだまさしさん風で「抱擁」「棘」路線。
ストーリー性の高い人気曲です。
完全アンプラグドで、菅沼さんもドラムではなくコンガを叩いています。

5曲目「ジュピター」 
もしアナログ盤時代ならA面ラストに相応しいドラマチックなスタンダードナンバーのようでもあり
プログレっぽさもある曲。
この曲ももっと生で聴きたかったなぁ。


6曲目「ペルソナ」
これは完全にB面1曲目!!って曲。
この曲は元々、レコーディングする予定になかった曲。
ちんぺいさんが合宿の途中でかなり盛り上がって創り上げてた曲を突然「この曲はやめよう」と。
そして「こんな曲もあるよ」と出してきた曲が「ペルソナ」
かなり形になってきてたのにボツになった曲がどんな曲だったのか知りたい^^;
「ペルソナ」はファンクな派手な曲です!

7曲目「12番街のキャロル」 ニューヴァージョン
この曲は1985年7月1日にシングルとして発売された曲。
同時発売だったアルバム「人間交差点 ~ヒューマン・スクランブル~」にも収録されています。
この曲を何で改めてレコーディングしようと思ったのかが謎。
ニューヴァージョンはよりジャジーにアレンジされています。
この曲をセルフカヴァーするのなら、せっかく菅沼孝三さんがドラムなのだから
違う曲をセルフカヴァーしてほしいと当時から思ってた。
ジャジーな曲なら「煙草のけむり」「真夜中のカーニバル」「ファイアフライ-螢-」「ライザ -Liza-」
などを、このバンドメンバーの演奏で聴いてみたかった。

8曲目「この空の下」 ニューヴァージョン
1976年オリジナルのイントロからの全ての音の一つ一つが子供の頃から細胞に染み込んでて
、最初にこのヴァージョンを聴いた時は予想通り拒絶反応だった。
今でも1976年「引き潮」収録のオリジナルの完璧すぎる歌唱と編曲、演奏には敵わないけど、
この「生成」ヴァージョンも今では感動して聴けるようになった。
この曲はきんちゃんのピアノで3人の演奏で聴くのが好きだった。
1981年11月7日後楽園スタジアムでセットリストに入るかどうか前日までわからずに
きんちゃんはピアノの練習をしていたと後に発売された写真集に書かれていました。
この曲は広大な空が広がる野外コンサートで聴くのがまた格別でした。
1979年4月29日滝野ローンステージでのアリス最大級の野外コンサートの時に初めて野外で聴いた。
何もないような田舎の公園の中に作られた巨大な野外コンサート会場。
長椅子の座席席が10000席近くあり、その後ろには広大な芝生席。
自分は前から7列目あたりに座っていましたが、開演寸前に後ろを見渡した時の凄さに鳥肌が立ったのを
覚えてる。翌日の新聞などの発表で25000人近く動員してたそうです。
この日の事は結構詳しくブログに書いています。
「アリス『ALICE Super Special in TAKINO』/1979年4月30日」で検索すれば出てくると思います。

その次の野外で「この空の下」を聴いたのは、つま恋・多目的広場「HOT JAM '79 IN TSUMAGOI』での
ステージ。
この日は音源にも映像にも残っているのでyoutubeなどで観る事が出来るかも。

9曲目「櫻守」 アルバムヴァージョン
1997年8月6日に先行発売されたシングルのMIX違いです。


10曲目「生成」
この曲、ちんぺいさんがいなくなってから、より胸に響くし言葉が刺さる。
この1曲だけ聴く為にCDをトレイに乗せたけど、やはり通して聴きたくなった。
アルバムを聴いて最後にこの曲が流れてきてきれいに完結します。
シンプルなアレンジだけど全てが繊細で丁寧に演奏されています。
そしてちんぺいさんの歌声もいつも以上に丁寧に歌っているように感じてしまう。
もう一度だけでいいから、生のステージで聴きたかった。

「♪嘘に染まりながら 心は生成のまま
  罪を背負いながら 心は生成のまま」




内蒙古自治区で撮影された「生成」のイメージフィルム。
映像作品「風姿花伝」に収録されています。



























お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年10月31日 21時12分47秒
[ALICE(谷村新司・堀内孝雄・矢沢透)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: