2023年12月21日
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1966年7月31日封切りの怪獣映画「サンダ対ガイラ」を初めて映画館で観たのは初上映から
かなり経ってから湊川温泉劇場で観たように記憶してる。1970年前後だったと思う。
ここの映画館は当時にしたら結構大きい温泉施設「湊川温泉」の2階にあった映画館。
入浴券を買って正面を入ると右側に食堂(というより、飲み屋)があって、その奥に
学校の階段のようなギシギシ木が軋むような油引きした階段を上がると映画館があった。

そんなに大きいキャパでもなかったけど、300人ぐらいは入れたと思う。
1階の食堂の匂いが2階に充満してたようなイメージ。
日本酒の熱燗が絶えずお湯の中に浸かっててその匂いと、1年中煮込み続けてるような
関東煮(かんとうだき)の匂い。

この食堂には昭和の頃にはよくあったガラスケースの中に「ゆで卵」「おはぎ」「いなり寿司」
なんかがいつも並んでた。
そこでゆで卵買って2階の映画館で食べてた。

ここの湊川温泉劇場の地下にも小さな映画館「湊川温泉地下劇場」があった。
ここは主にポルノ映画を上映してた。
2階の湊川温泉劇場には10回以上行ったように思う。
覚えてるだけで「ゴジラの息子」と「怪獣大戦争」の2本立て、「続・社長千一夜」とあと1本は思い出せない、「大映版の牡丹灯籠」と「怪談累ヶ淵(大映カラー版)」の2本立て、
「サンダ対ガイラ」と「怪獣総進撃」の2本立て、「男はつらいよ」の2本立て(どれか覚えていない)・・・
家族でここの温泉に入ってから映画を観る事もあったし、友達同士で映画観るのがメインでついでに温泉に入るとかってのもあった。

普段ではなかなか観ることのできないゴジラ映画をたまにかけてくれてたので
その度に親に頼んで観に行ってた。

観たような気がする。幼稚園の頃なのでかなり怖かったように記憶してる。




まったく「サンダ対ガイラ」と関係ない話が長くなったけど、
この映画はけっこう怖い怪獣映画として小さい頃は認識してた。
自分が幼稚園の頃に怖いと思ってたは、この映画と「大魔神シリーズ」と「ギャオス」が
怖かった。人間を食べたり、人間に杭を打ち込んだり、直接危害を与えるのが

妖怪大戦争のダイモンも怖かった。特に武士の着物を着てるダイモンが怖かった。
今じゃ、ちょっと笑ってしまうんだけど・・・。

(復刻版パンフレット)



この「サンダ対ガイラ」の前年に「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」があって、
その続き的な内容ですが、水野久美さんは同じだけど高島忠夫さんは「サンダ対ガイラ」には
出演してなくて佐原健二さんも役柄が違った。博士もニック・アダムスから変わってるし。
・・そういえば知り合いにニック・アダムスと親しくしてた友人がいます。
自分よりも10歳以上年上なのですが、来日時には二人きりで会ってたり手紙のやり取りも
ニック・アダムスのプライベートな写真も多く撮ってたりもらったりしてました。
ニック・アダムスはエルヴィス・プレスリーは親友で2人の関係の事などもいろいろと
聞いてたようです。
謎に包まれてる亡くなった時の事などもいろいろ聞いた。

急に思い出したのでまた関係ない話になってしまった。
「サンダ対ガイラ」で脚本などは特に良いとは思わないけど、ミニチュアセットの作り込みが
素晴らしいのと場面ひとつひとつが美しい。

映画の中でビアガーデンのステージでジャズを歌うキップ・ハミルトンの「Feel in My Heart」が
凄く良い!作曲は伊福部昭さんです。名曲です。
この映画でも伊福部さんの音楽は恐怖と圧迫感を味わえる素晴らしいスコア。
今日は「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」のパンフなどを楽しみながら
この映画を久しぶりに観ました。

(このイラスト、顔がほぼ人間なので余計に怖い。東京タワー持ち上げてるし…25mのはずだったけど)




映画冒頭はいきなり大ダコに漁船が襲われ、そこにガイラが現れ大ダコをと格闘。
そして漁船の乗組員を食べてしまう。この操縦士だけが助かる。


羽田空港に現れたガイラ。この場面とかも特撮よくできています。


メーサー光線や電流攻撃などで瀕死のガイラを助けに突然現れるサンダ




この茶色いのがサンダ





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最終更新日  2023年12月21日 08時15分43秒
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