2024年03月15日
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美空ひばりさんの1968年10月発売のシングル。
1967年6月発売の「真赤な太陽」の大ヒットからグループ・サウンズやポップ系の曲を
積極的にリリースしていました。
そんな中、この曲はかなり重く悲しい曲。





A面「熱祷 -いのりー」
作詞 川内康範さん  作曲 小野透さん  編曲 佐伯亮さん
週刊「女性セブン」連載小説「熱祷」のテーマ曲

イントロ聴いただけで「悲しい酒」の二匹目のドジョウ的な印象な曲。
ひばりさんの歌唱は凄く良いのですが、ヒットしなかった。

編曲は「悲しい酒」と同じ佐伯亮さんが担当してるので、それなりの雰囲気になっています。
途中でセリフが入る所まで同じ構成なので、さらに差を感じさせられる。
石本美由起さんの歌詞は芸術です。古賀政男さんは言うまでもなく天才です。

この年の紅白歌合戦でこの「熱祷」を歌った。
1968年ならもっと良い曲が山ほどリリースしてたのに。
1月に「真っ赤な太陽」よりもカッコ良いと思えるGS曲「むらさきの夜明け」をリリース!
3月に「男の腕」をリリース。これは普通な演歌曲でした。
3月にもう一枚、臨発で「銀座音頭」をリリース。この曲は企画モノ。
5月に「少しの間サヨウナラ」をリリース。この曲は凄く好きです。ムード歌謡なアレンジがカッコいい。
6月には「太陽と私」をリリース。この曲も軽快なポップナンバーでひばりさんの新しい面を楽しめる。
8月に「唇に花シャッポに雨」をリリース!この曲は洋楽ポップなアレンジが最高な曲。


この年、発売したシングルの中で「熱祷」が一番好きじゃなかった。
紅白で「唇に花シャッポに雨」や「むらさきの夜明け」を大トリで歌ったらきっと盛り上がったのに。
「太陽と私」でも、いつもと違ったひばりさんの一面を多くの視聴者に観てもらえた。
「熱祷」を歌うぐらいならもう一度「悲しい酒」を歌えばよかったのに。「柔」は2回歌ってる。
1968年は良い曲を多くリリースした年だったのにもったいない。




作詞 川内康範さん  作曲 小野透さん  編曲 神津善行さん

歌メロと編曲は好きな曲。編曲は良いけど、レコーディングが悪いのかオケの音や
バランスが好きじゃない。
音域の広い歌メロをいとも簡単に歌いこなしています。

B面曲なら「唇に花シャッポに雨」のB面「愛のボサ・ノバ」がめちゃくちゃカッコいい!
「愛のボサ・ノバ」はA面にしたらヒットしたと思う。
「唇に花シャッポに雨」の次のシングルを「愛のボサノバ」にすれば良かったのに。
「太陽と私」のB面「星空の微笑み」もビッグバンドジャズのようなスタンダード曲のような大きな曲。
この曲こそ紅白歌合戦の大トリで歌えば最高なのに。歌詞もおしゃれで良い。






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最終更新日  2024年03月15日 05時14分43秒
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