全661件 (661件中 251-300件目)
< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ... 14 >
1974年3月1日発売の島倉千代子さんのシングル。A面「阿国恋すがた」作詞 りゅうはじめさん 作曲・編曲 山路進一さん出雲の阿国を歌った舞踊歌謡です。演奏は和楽器を中心にアレンジされています。冒頭のセリフ部分は歌舞伎の世界そのものです。鼓とお琴をかなりフィーチャーしていて、和音階の歌メロがより浮き上がって聞こえて島倉さんの歌唱に聞き入ってしまう。B面「出雲をあとに」作詞・作曲 りゅうはじめさん 編曲 山路進一さんこの曲も出雲の阿国を歌った曲です。しっとりとしたスローテンポの美しい曲。 A面に比べこちらは和音階ではなく、少しおしゃれな半音を使ったアレンジが南国の雰囲気を出しています。・・・歌は南国、まったく関係ないんだけど。出雲の阿国に扮装した島倉千代子さんに惹かれてジャケ買いみたいなもの^^;
2021年05月20日
松山恵子さんの1973年発売シングル。ベスト盤などに、あまり入る事のない楽曲ですが、人気曲だったようです。ジャケットにはこの曲の中に出て来る北海道の地名の掲載された地図もあります。A面「北海気質(かたぎ)」作詞 長谷川謙一さん 補作詞 志賀大介さん 作曲 植村享さん 編曲 安形和巳さん北海道のご当地ソングですが、ここまで北海道内の地名が出て来る曲はないかもしれない。宗谷・石狩・札幌・留萌・襟裳・帯広・稚内北見・知床・網走・羅臼・釧路・納沙布・長万部小樽・函館・松前・千歳・根室・室蘭・苫小牧21カ所の地名が出てきます。北海道の有名な地名は、ほぼ網羅してるように思う。選ばれなかったのは、あと夕張、十勝、日高、旭川ぐらいかな。美しく伸びる松山恵子さんの歌唱を楽しめる曲です。アレンジの指笛が沖縄民謡みたいなんだけど、こんな指笛か、北海道にもあるのかな。その指笛だけ北海道の雰囲気から外れるような気がしてしまう・・・。アイヌ民謡にもあるのかもしれないけど…。B面「根性船」共作詞 長谷川謙一さん・豊田利憲さん 作曲 植村享さん 編曲 安形和巳さん軽快で明るいご当地ソングのA面に比べ、この曲はずっしり重めの演歌です。北島三郎さん、山本譲二さん、鳥羽一郎さんがこのまま歌っても違和感のない歌詞とメロディーです。この曲にも北海道の地名が出てきます。宗谷岬、千島の2カ所。松山恵子さんの事はかなり前によく書いてたけど、これからまだ書いてない楽曲の事を書いて行くつもり。
2021年05月16日
1987年4月21日発売の島倉千代子さんの大ヒットシングル。130万枚を売り上げた。1958年発売「からたち日記」、1955年発売「りんどう峠」の2枚も130万枚の入り上げで並んだ。1番売れたのは「この世の花」で200万枚を超える売り上げ。2番目は155万枚売り上げた「東京だョおっ母さん」3番目が「人生いろいろ」「からたち日記」「りんどう峠」の3枚が130万枚。他にも売り上げ100万枚超えのシングルが4枚あります。A面「人生いろいろ」作詞 中山大三郎さん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 竜崎孝路さんこの3人の作家陣を見るだけで、名曲が生まれるのが分かる気がする。アレンジは当時、演歌やフォークのアーティストが傾向してたニューアダルトミュージックです。シンセドラム多用とKeyのループやリズム隊はほぼ打ち込み。テレビなどで島倉さんが歌ってる時の演奏は生ビッグバンドの演奏なのでスタジオ録音の印象とはかなり違って聞こえた。ゆったりと強弱の少なく淡々とした演奏のスタジオ録音に比べ生演奏だとまったく違っていて別の良さが感じられて良かった。島倉さんの歌唱もスタジオ盤ではやや無機質に淡々と歌っている。それと大ヒットの要因はキャッチーでインパクトのある歌詞が凄く良い。その歌詞に完璧にハマってる歌メロ。今日、改めてアナログ盤でこの曲を聴いてみて、ほんとに名曲だと実感した。B面「花ごよみ」作詞 中山大三郎さん 作曲 浜口庫之助さん 編曲 竜崎孝路さんタンゴ調のアレンジのニューアダルトミュージック。作詞家の中山大三郎さんはこっちがA面のつもりで書いていたそうです。B面には「人生いろいろ」の元になった「笑いばなしにして」を作っていたようです。この「花ごよみ」もA面になってもおかしくないキャッチーな曲です。
2021年05月15日
1963年7月発売の島倉千代子さんのシングル。A面「わかれ渚」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 安藤実親さん7月発売と言うことで、少しハワイアンの雰囲気と沖縄民謡を融合したような楽曲です。前作の「むらさきの慕情」が本格的なアルゼンチンタンゴバンドの演奏の和物タンゴで強烈に個性的な楽曲でした。この「わかれ渚」は夏の砂浜でのんびり聴いている気分になる。島倉さんの歌唱は音程幅が広いこの曲を気持ちよく歌っているのが心地いい。そして石本美由起さんの歌詞が絶品です!B面「二人だけの砂丘」作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 安藤実親さんこれは鳥取砂丘を歌ってるのだろうか。アレンジがかなり個性的です。どのジャンルに寄せようとしてるのかわからないほど個性的。砂丘ということでアラビア風にしようとしているのか・・・急に凄い変拍子が出て来たりするし、かなり楽しめる曲です。
2021年05月13日
1973年12月10日発売の山本リンダさんのシングル。この曲で激しいヘソ出しルックで踊り歌う山本リンダさんがまた次の段階に進んだイメージのある曲。A面「きりきり舞い」作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 都倉俊一さんロックナンバーの「狙いうち」、次が南米ラテンの「燃えつきそう」、そしてスパニッシュロックの「ぎらぎら燃えて」と山本リンダさんの楽曲の中でも特に激しい曲3連発のあとにリリースされたのが、この「きりきり舞い」です。「ぎらぎら燃えて」が激しさの頂点だったので、路線変更でこの曲をシングルにしたのだろう・・・「きりきり舞い」・・・タイトルだけ見たら一連の激しい曲が始まりそうなイメージですが、イントロからソフトでかわいい女性コーラスから始まり、山本リンダさんの歌唱もファルセットを使った優しい歌唱です。都倉俊一さんのアレンジもソフトロックのような心地良いノリです。この曲と同時期にリリースされた山口百恵さんの「禁じられた遊び」も都倉俊一さんの作曲です。「きりきり舞い」の「♪突然悪い囁き聞こえ私はあなたを・・・」の部分と「禁じられた遊び」の「♪今こそ私は変わっていくわ 殻を脱ぎ捨てる」の部分とか「♪稲妻みたいな 赤いひらめき 私の体をかけめぐる」の部分とか小学生の頃に似てるとずっと思ってた。何となく敢えて都倉さんが山本リンダさんと山口百恵さんの同時期に出るシングルに仕掛けをした感じもする。リリースも1ヶ月だけずれてるだけでした。B面「憎いあいつ」作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 都倉俊一さんこの曲のイントロはMGMミュージカルで流れそうな曲。タップでも踏みそうな印象。歌メロはこれまでの山本リンダさんの楽曲にはなかった斬新な印象。この曲も激しいロックではなく、ソフトなミュージカルナンバーのような楽曲です。譜割りとか難しい曲で、昔から大好きだった曲です。
2021年05月12日
1979年1月25日発売の八代亜紀さんのシングル。この曲は第12回日本有線大賞で有線音楽を受賞しました。A面「涙の朝」作詞 悠木圭子さん 作曲 鈴木淳さん 編曲 馬場良さんタイトルのイメージとは違って心地よいテンポの明るめのアレンジとメロディーです。八代亜紀さんの初期のシングルの中ではかなり好きな方に入ります。ライブバージョンは「八周年記念 八代亜紀リサイタル'80」で聴くことができます。ちょっと残念な事にかなり忙しないテンポ上げすぎです。女性コーラスのアレンジもかなり忙しない。でも八代さんの明るく軽快に歌ってる歌唱は凄くいい。B面「ながれ花」作詞 悠木圭子さん 作曲 鈴木淳さん 編曲 馬場良さんB面は七五調っぽい昭和演歌です。感情を抑え耐え忍ぶ歌唱は八代亜紀さんの真骨頂の中のひとつ。アレンジも演奏も音数少なく控え気味です。八代さんの歌唱を全面に出すアレンジ。このシングルの次があの大ヒット曲「舟唄」です。
2021年05月10日
1986年4月21日発売の島倉千代子さんのシングル。この曲で30回目の出演の紅白歌合戦を勇退宣言。しかし1987年4月発売の「人生いろいろ」が130万枚売り上げる大ヒット。1988年から紅白歌合戦に復活しました。A面「くちべに挽歌」作詞 石本美由起さん 作曲 浜圭介さん 編曲 池多孝春さん昭和王道演歌とは少し違ったアレンジと歌メロが新鮮な大人の歌謡曲。この曲は歌詞ももちろんですが、歌メロが凄く好きです。抑え気味に歌ってる島倉さんの歌唱も品があって引き込まれる。B面「おんな橋」作詞 石本美由起さん 作曲 浜圭介さん 編曲 池多孝春さんこの曲も演歌と言うより少しフォークっぽい歌メロの上質な歌謡曲って感じの楽曲です。こっちがA面でもヒットしたと思える両A面でも良いと思える。このシングルの次の次が「人生いろいろ」です。そこからの島倉さんの活躍ぶりは凄かった。
2021年05月09日
1972年5月25日発売のチェリッシュ3枚目のシングル。この曲からデュオとしての活動になりました。ジャケットのイラストは5人組として描かれています。A面「ひまわりの小径」作詞 林春生さん 作曲・編曲 筒美京平さん初のベスト3入りした大ヒット曲。フォーク調な部分も残しつつ、当時のアイドルPOPのキャッチーさもある曲。天地真理さんがアルバム「虹をわたって」のA面2曲目に収録したバージョンを小学生の頃、すごくよく聴いてました。アレンジはオリジナルとほぼ同じです。数年後にチェリッシュのオリジナルのレコードを買って聴いた。天地真理さんのバージョンは男性のハモリはなくソロ歌唱です。それはそれでまた寂しげで趣があります。B面「コスモス」作詞 林春生さん 作曲・編曲 筒美京平さんアップテンポで軽快なポップです。イントロのマンドリンソロから雰囲気も凄く好きな曲。間奏で急に曲の世界を変えていくのも筒美京平さんの凄さ。松井悦子さんの歌唱の素晴らしさが映える曲です。
2021年05月06日
1977年5月1日発売の島倉千代子さんのシングル。A面「京都 北嵯峨 別れ寺」作詞 西沢爽さん 作曲 山野豊さん 編曲 京建輔さんこの頃は歌謡曲やポップス調の曲よりも演歌調の楽曲が多くなって来た印象。この曲も失恋の辛さを噛み締めながら京都を旅する王道演歌です。島倉さんらしい上品なメロディーとアレンジの優しい曲です。B面「昭和のはじめのあの頃は」作詞 西沢爽さん 作曲 和田香苗さん 編曲 小杉仁三さんイントロはブルースハープの寂しげなソロでAメロBメロは完全なフォーク調です。バッキングはフォークギターのアルペジオのみの演奏。サビは戦後の昭和歌謡の明るいメロディーとリズムアレンジです。フォークと昭和歌謡の融合は珍しいように思う。1977年頃は叙情派フォークが大人気の頃なのでこっちA面の方がインパクトあったように感じる・・・。
2021年05月05日
1967年7月1日発売の島倉千代子さんのシングル。この曲は昼メロドラマ「星より遠く別れても」の主題歌。このドラマには島倉千代子さん本人も出演していました。A面「星より遠く別れても」作詞 西沢爽さん 作曲 河村利夫さんイントロはいきなりむせび泣くテナーサックスが強烈です。ドラマは交通事故で脳血腫になってしまった女性と、その恋人の物語。島倉さんはどんな役所だったのかは、わかりません。多分、その女性の友人か看護師役かのどちらかじゃないかと思う。悲しく重い曲です。メロディーは美しく儚げですが、テナーサックスだけが夜の飲屋街のようでちょっと浮いてるような・・・。このシングルの前がご陽気ソング「ほれているのに」だったのでかなり広い振り幅を感じる。B面「その人の名はいえない」作詞 西沢爽さん 作曲 河村利夫さん軽いノリでフォーク調の楽曲です。優しく可愛く歌う島倉さんが楽しめます。この曲もドラマの中で何度か流れたようです。
2021年04月28日
1973年6月発売の島倉千代子さんのシングル盤。A面「あじさい旅情」作詞 石本美由起さん 作曲 服部良一さん 編曲 佐伯亮さん島倉千代子さんに書いた服部良一さんの作曲シングル作品はこの1曲だけかも知れない。服部克久さん作品はあるのですが。メロディーを聴くだけで服部良一さんかなって思う人が多いと思う。石本美由起さんの歌詞も穏やかで優しいので、このメロディーが余計に映える。佐伯亮さんのアレンジも美しく最高です。そして島倉千代子さんの声が加わり完璧に完成されます。B面「長崎恋姿」作詞 石本美由起さん 作曲 和田香苗さん 編曲 佐伯亮さん三味線、鼓、篠笛、琴など和楽器の演奏で島倉さんの得意とする和音階の歌謡曲です。このシングルはA面B面とも長崎をテーマにした楽曲になっています。
2021年04月23日
1966年12月1日発売の島倉千代子さんのヒットシングル。A面「そっとおしえて」作詞 吉田央さん 作曲 いずみたくさんいずみたくさん作曲の島倉さんのシングル作品はこの曲1曲のみのようです。いずみたくさんと言えば1960年代半ばから70年代半ばまでに大ヒット曲を多く作曲しています。佐良直美さんの「世界は二人のために」「いいじゃないの幸せならば」の2曲がまず頭に浮かぶ。他にもピンキーとキラーズ「恋の季節」、由紀さおりさん「夜明けのスキャット」、布施明さん「これが青春だ」「でっかい青春」「貴様と俺」、「ギララのロック」「宇宙少年ソラン」「もーれつア太郎」「ゲゲゲの鬼太郎」などもいずみたくさんの作曲です。この曲は島倉さんの可愛い歌唱がインパクトある少し大人っぽさもある青春歌謡です。B面「しのび逢う人」作詞 西沢爽さん 作曲 和田香苗さんこっちは夜の匂い漂う大人の世界のブルースです。フランク永井さんが歌ってもハマりそうなしっとりしたナンバー。自分はこっちのB面曲の方が好きです。
2021年04月21日
1973年3月21日発売の金井克子さんの大ヒット曲。A面「他人の関係」作詞 有馬三恵子さん 作曲・編曲 川口真さんこの曲は個性的なアクションと終始無表情で独特な歌唱法で歌う姿が話題になって大ヒットしました。子供の頃はこの曲のカッコ良さなんてまったく分からなかったけど、大人のソウルナンバーです。リズム隊とコンガが渋すぎる。この個性的な歌唱法は本人が決めて歌ったのか、ディレクターや作家陣が考えたのかは不明。曲の良さだけではここまでヒットしてなかったと思う。金井克子さんの歌唱含めパフォーマンスがあって100万枚の大ヒットになったと思う。この曲を使った「パールライス」のCMでも凄いインパクトを残しました。B面「蜜の誘惑」作詞 有馬三恵子さん 作曲・編曲 川口真さんB面は地声で声を張って歌っています。本来はこの歌唱法だったのですが。「他人の関係」が大ヒットしたので、あの個性的な発声を使ってしばらくは楽曲がリリースされた。ブラスロックとR&Bを融合させたようなHARDな楽曲です。この曲もリズム隊のアレンジがめちゃくちゃカッコいい。
2021年04月18日
令和元年 夏、衝撃の地球デビュー!「フォネオリゾーン」^^;(PHONEORI ZONE)メンバーはこの時点で平均年齢69歳。4人組のグループで各メンバーは誰もが知ってる有名な方々。メンバー構成 (メンバーは名前の後ろにゾーンが付きます)小倉一郎さん (イチローゾーン)俳優として1960年代から現在まで数え切れない作品に出演。名前は知らなくても顔を見ると必ず観たことがあると思う。森進一さんの従兄弟でもあります。木下恵介さんの作品に多く出演。シリアスからコメディまで出演すると存在感は凄い。仲雅美さん (マサミゾーン)1970年代は2枚目アイドルとして活躍。「ポーリュシカ・ポーレ」が大ヒット。俳優としても花登筺作品にはなくてはならない存在に。今は少しおもしろキャラのようになってて振り幅の広さが凄い^^;江藤潤さん (ジュンゾーン)映画、ドラマと渋目の役が多く、このようなグループに参加するのが信じられないようなキャラ。「青春の門」の信介役の印象が強い。アリスの大ヒット曲「帰らざる日々」を題材にした映画「帰らざる日々」の主演も演じてました。三ツ木清隆さん (ミッキーゾーン)三ツ木清隆さんと言えば「光速エスパー」をまず浮かべてしまう。「ウルトラマンタロウ」のZATの隊員としても活躍。特撮モノのイメージだけではなく時代劇からサスペンスまで多くの作品に出演。この4人が集結して結成したのが「フォネオリゾーン」(骨折り損)です。左から、イチローゾーン、マサミゾーン、ジュンゾーン、ミッキーゾーン仲雅美さんは長髪にしてクリスタルキングの田中昌之さんのようになってます。1曲目「クゥタビレモーケ」作詞 久保田洋司さん 作曲・編曲 Nao 久保田洋司さん 現在のジャニーズのような曲です。久保田洋司さんはジャニーズに物凄い数の曲を提供。歌声だけ聴いてると平均年齢69歳とは思えない。曲も歌詞もキャッチーでアイドル路線ど真ん中です!マサミゾーンとミッキーゾーンがyoutubeをやっていますが、何故か観てしまう^^;視聴数が少ないのが残念。妙なノリにハマってしまう人も多いと思う。2曲目「チュッチュッチュッ宇宙」作詞・作曲 久保田洋司さん 編曲 Nao 久保田洋司さんこの曲の途中はエルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」のオマージュというかそのままと言うか…。レツゴー三匹のオマージュまで出てきます。こんな遊び心が今の時代、ホントに大切だと思う。超ベテランの俳優4人が真剣にここまでやるのは清々しい。本人たちが本当に楽しそうになっているのが伝わってくる。今からでも火がついて話題になればと思ってしまう。「クゥタビレモーケ」のMVとyoutubeはおすすめです。「8時だよ全員集合」のオマージュか。渡辺プロ出身のメンバーが多いからかも・・。CD帯裏まで丁寧にメンバーの写真が載ってます^^
2021年04月17日
金井克子さんの1973年発売シングル。金井克子さんは1962年にコロムビアレコードからデビューして23枚のシングルをリリース。1969年9月発売の「それでも地球は回っている」からCBSソニーに移籍。1973年3月に大ヒット曲「他人の関係」をリリース。その次のシングルがこの「人間模様」です。A面「人間模様」作詞 有馬三恵子さん 作曲・編曲 川口真さん「他人の関係」の大ヒットで引き続き作家陣は同じ二人です。この曲は「他人の関係」ほどソウルな楽曲ではないのですが、「他人の関係」の雰囲気を残しつつ、歌謡曲寄りの楽曲になっています。「他人の関係」の時は4人組の男性コーラスダンサー「フラッシャーズ」を従えてのパフォーマンスで話題になりましたが、この曲は女性コーラスのみ。そして独特な鼻から抜けるような歌唱法はコロムビア時代には使っていませんでした。もっと芯のある地声でパンチ効かせて歌う楽曲が多かった。1968年発売「恋のうちあけ」のB面「憎いあなた」で「他人の関係」に近い歌唱法を使って歌っています。この時の発声を進化させたのかも。「人間模様」のアウトロのローズピアノソロはかなりソウルでカッコいい。B面「粋に愛して」作詞 有馬三恵子さん 作曲・編曲 川口真さんこのB面曲はA面以上に名曲だと思ってる。しぶしぶのボサノバパートとキャッチーな歌謡曲パートで構成されてて金井克子さんの歌唱もめちゃくちゃカッコイイ!金井克子さんの曲の事を書くのは多分、初めてですが、コロムビア時代に名曲も多く、変幻自在な歌唱法でいろんなジャンルを歌っています。
2021年04月14日
島倉千代子さんの1969年10月1日発売のシングル盤。A面「天使が空を通る時」作詞 吉岡治さん 作曲 和田香苗さん 編曲 小谷充さんこの曲はグループサウンズテイスト強めのアレンジとメロディーです。この曲の1年前に出た ザ・タイガースの「花の首飾り」のようなイメージの楽曲です。1960年代後半の島倉さんはGSサウンド的な楽曲も多くシングル盤でリリースしています。少しヘラった感じの歌詞が島倉さんの声質とマッチして魅力的です。「♪ 私だけの夜は ひとりごとを言うの 耳の取れたぬいぐるみの 熊の子抱いて 私いつか ねむる 私いつか ねむる 私いつか ねむる」B面「木屋町の夜」作詞 吉岡治さん 作曲 和田香苗さん 編曲 小谷充さんB面はA面とは正反対な感じの和物演歌です。お琴の音で優雅に始まります。このシングルの次に発売されたシングルがあの大ヒットした「すみだ川」です。「すみだ川」は1937年に発売して大ヒットした東海林太郎さんのカバー曲です。セリフ部分のみ田中絹代さんでした。島倉さんバージョンのセリフはもちろん島倉さん本人です。この「木屋町の夜」は「すみだ川」を発売する伏線のような感じです。
2021年04月12日
島倉千代子さんの1970年3月1日発売のシングル。A面「この愛が終わるなんて」作詞 みやもり純さん 作曲 中村泰士さん 編曲 山本幸三さん70年代アイドル歌謡曲のようなアレンジとメロディーは島倉さんのもう一つの王道路線。「愛のさざなみ」「ほれているのに」「そっとおしえて」「ほんきかしら」などのラテン系のムード歌謡やフォーク調の楽曲も多いけど、今は演歌色の強いイメージを持っている人が多いような気がする。このシングルの少し前に出た「天使が空を通る時」などもグループ・サウンズ系の楽曲でした。「この愛が終わるなんて」はどれほどヒットしたなどの資料もないのでわかりませんが、タイトルもキャッチーなのでヒットしたような気がする。B面「誰かがやきもちやくかしら」作詞・作曲 時令二さん 編曲 山本幸三さん作詞、作曲の時令二さんって誰なんだろうと前から調べたりしてますが、よくわからない^^;作詞も作曲もしているので、シンガソングライターか、どこかのGSグループのメンバーなのかと思うけど。軽いロック調のアレンジですが、カウベルのリズムがやや微妙でそれにばかり耳がいってしまう。カウベルいらんやろ・・・^^;島倉さんがせっかく可愛い歌唱してて良い感じなのに。ヘッドフォンで聴くと余計に気になる。イントロから最後までずっと右からかなり前で聞こえる。カウベルのミュートの仕方も何か変だし。エフェクトも何もかかっていないし。それもカウベルの音に聞こえなくて白桃の缶詰の空き缶でも叩いてるような音^^ 島倉千代子さんのシングルをできる限り書こうと思うけど、終わりが見えない・・・凄い枚数あるし、まだ半分も揃えてないし・・・。多分200枚以上シングルをリリースしてる。
2021年04月11日
八代亜紀さんの1988年発売の56枚目のシングル。1983年「日本海」から5年ぶりの阿久悠さん作詞のシングルとして話題になった。A面「かもめの歌」作詞 阿久悠さん 作曲 浜圭介さん 編曲 馬飼野俊一さん阿久悠さん、浜圭介さんのコンビは「舟唄」「雨の慕情」「港町絶唱」の名曲3部作を作った二人。「かもめ」はプロモーションの仕方ではもっとヒットしてもおかしくない名曲です。歌詞もメロディーもインパクトあるし「舟唄」や「雨の慕情」のように歴史に残る曲になれたはず。B面「北都の女」作詞 阿久悠さん 作曲 浜圭介さん 編曲 桜庭伸幸さんB面も阿久悠さん、浜圭介さんのコンビで作られた曲。この曲は80年代後半からのニューアダルトミュージック系の楽曲。良い曲ですがA面向きではないのでB面で良い感じ。今度、行く50周年記念コンサートはどんなセットリストなのか楽しみです。全曲オリジナル曲のみで構成してほしい。カバー曲は0で良い。B面曲とかも歌ってほしい。
2021年04月09日
1968年4月1日発売の島倉千代子さんのシングル。この曲は沢井桂子さん主演「ライオン奥様劇場 いのちある限り」の主題歌でした。A面「いのちある限り」作詞 伊田順さん 作曲 山本丈晴さん 編曲 佐伯亮さんドラマタイトルのバックに流すために、仰々しいクラシカルなイントロはインパクト大。ドラマのシチュエーションやストーリーはまったく知りませんが、昼ドラでこのタイトルなのできっと悲惨な状況で命を削っていく感じなのかも。アウトロの仰々しさも物凄い^^;歌のバックはアコギのアルペジオとマンドリンのみで始まる悲しげなアレンジです。島倉さんの声でさらに哀しみを増幅させる効果で、ドラマ中でこの曲が流れると当時の奥様たちはハンカチを手に観てたのだと思う^^;B面「夕映えの想い出」作詞 伊田順さん 作曲 山本丈晴さん 編曲 伊藤祐春さんこの曲も同じドラマの挿入歌です。ラテンパーカションのギロが絶えずリズムを取っている軽いラテン曲。って言うか、ムード歌謡の王道アレンジです。曲の最後に島倉さんのセリフが入ります。ここの部分だけバックの演奏が転調して雰囲気を盛り上げるアレンジが最高です!
2021年04月04日
1976年5月25日発売の八代亜紀さん15枚目のシングル。A面「ふたりづれ」作詞 池田充男さん 作曲・編曲 伊藤雪彦さんこの時期の一連のヒット曲の中では地味に感じてあまり好きではなかったのですが、1977年発売のライブ盤「熱唱 八代亜紀リサイタル」の中で歌ってるこの曲を聴いてイメージが大きく変わった。ライブ盤「熱唱 八代亜紀リサイタル」ではスタジオバージョンよりテンポを落としてゆったりとした演奏で、八代さんの歌唱もテンポがゆったりになった分、感情を強く入れて歌っています。このライブのテンポの方がこの曲の良さが倍増するように思う。ライブでは1番と3番を歌いますが、3番の歌唱は特に絶品です。1978年1月25日発売のライブ盤「五周年記念 八代亜紀リサイタル “燃えて翔べ”」の中でもこの曲が歌われていますが、この時はスタジオ盤とほぼ同じテンポに戻っています。この時も1番と3番を歌唱。B面「霧笛」作詞 池田充男さん 作曲・編曲 伊藤雪彦さんこのB面曲「霧笛」はB面にしたのが勿体無い曲。初めて聴いた時から自分はA面「ふたりづれ」よりも、この「霧笛」の方が好きでした。所謂、和物ブルースでキャッチーなメロディーとドラマチックな歌詞も最高です。そして何よりこの曲の八代さんの歌唱がめちゃくちゃカッコ良い!ライブバージョンがないのが残念。きっとライブ映えする曲なのに。
2021年04月01日
1970年7月1日発売の島倉千代子さんのシングル。A面「柿の木坂の家」作詞 石本美由起さん 作曲 船村徹さんこの曲は1957年に青木光一さんが歌って大ヒットした曲のカバー。青木光一さんが歌手デビューするため修行してた師匠である米山正夫さんの家が目黒区柿の木坂だったそうです。青木光一さんのオリジナルはイントロの寂しげなギターの音色が印象的です。島倉さんのバージョンはイントロのギターメロディーを前半フルート、後半ギターにしています。青木さんの歌唱は「♪思い出すなァ〜」の歌い回しが個性的なのですが、島倉さんもその歌い回しをリスペクトしてそのまま歌っています。2番の「♪ 懐かしいなァ〜」も同様。この曲は子供の頃からメロディーがなぜか頭の中に入ってました。歌詞も柔らかく懐かしさを感じさせる望郷歌です。B面「雨の湯島天神」作詞 石本美由起さん 作曲 和田香苗さん軽いラテンのアレンジで和楽器も使った個性的な楽曲です。A面が目黒区でB面は文京区です^^元芸者のお蔦の話と重ねた待つ女を歌った曲です。青木光一さんはこのCD1枚しか持っていませんが、自分が聴きたい曲はほとんど収録されています。
2021年03月31日
島倉千代子さんの1965年12月1日発売のシングル。この2曲はテレビドラマ「新妻鏡」の主題歌でした。オリジナルは1940年の映画「新妻鏡」の主題歌で霧島昇さんと二葉百合子さんが共唱したもの。そのカバーを島倉さん一人で歌っています。A面「新妻鏡」作詞 佐藤惣之助さん 作曲・編曲 古賀政男さんドラマ「新妻鏡」は1966年1月3日〜5月21日に放映された。このドラマの内容はまったく知りませんが、かなり重く悲しい内容のようです。オリジナルも聴いていますが、島倉千代子さんの歌唱は胸に迫ってくる哀しみを感じられる。か細いビブラートの印象とは違い力強さを前に出しているように感じる・B面「目ン無い千鳥」作詞 サトウハチローさん 作曲・編曲 古賀政男さんこの曲は子供の頃からよく知ってた曲。何で知ったのか覚えてないけど誰かがよく歌っていたのだろうと思う。オリジナルの霧島昇さんのシングルもA面が「新妻鏡」でB面がこの曲。B面なのにこっちだけ知ってたのは不思議。悲しい歌詞に美しいメロディーに島倉さんの声が乗ると効果絶大です。
2021年03月28日
1974年5月25日発売の八代亜紀さんの大ヒットシングル。A面「愛ひとすじ」作詞 川内康範さん 作曲 北原じゅんさん 編曲 小谷充さんこの曲はベスト10入りしたにも関わらずCDのベスト盤などに収録される事はほとんどありません。3番の歌詞に問題があるらしい。1990年代辺りから急に問題視されてきた言葉でその言葉をタイトルに付けてる楽曲や歌詞の中に出て来る楽曲は山のようになった。80年代までのほとんどのライブ盤に収録されているって事はセットリストにも欠かせない曲だったのだと思う。コンサートやテレビで歌う時も1番と3番を歌って2番を飛ばす事が多かった。1995年の歌手生活25周年リサイタルでも2曲目に歌われましたが、1番と2番を歌い3番は歌わなかった。 LP時代のベスト盤にはほとんどのアルバムに収録されていると思う。この曲はメロディーとアレンジが秀逸なので3番の歌詞を変えてリレコーディングすればいいのに。良いメロディーとアレンジなのに勿体無いと思う。B面「別れのフェリーボート」作詞 川内康範さん 作曲 北原じゅんさん 編曲 小谷充さん軽快な歌謡曲です。演歌色は薄くリズム隊のアレンジもカッコよく、好きな曲です。1番は函館、2番は神戸、3番は日南とご当地ソングになってます。「神戸桟橋」って歌詞が出てきますが、どこの事なんだろ?「神戸桟橋」って会社の名前ならあるけど。1970年代の神戸港はハーバランドももちろんないし、、メリケンパークもポートアイランドもない、観光に特化してる港ではなかったように思う。ポートタワーと海洋博物館と港めぐりの遊覧船のみ。でも、あの頃の神戸港の雰囲気の方が良かった。今は埋め立てまくりの妙な街になった。50周年のコンサートで「愛ひとすじ」は歌うだろうか・・・。別に歌わなくてもいいんだけど^^;もっと歌ってほしいシングル曲が山ほどあるので。
2021年03月26日
1978年2月1日発売の島倉千代子さんのシングル。日本フォークダンス連盟と全日本民謡指導者連盟が監修した総踊り用のシングル。A面「日本の祭り」作詞 石本美由起さん 作曲 市川昭介さん 編曲 山路進一さん当時、近所の盆踊りや桜祭りの時などに流れていました。地名限定じゃなく日本全体を歌詞にしているので、もっと長く浸透するのかと思ったけどそれほど踊り継がれてる印象はない。オーソドックスな音頭の演奏、歌詞、メロディーです。1969年に同じような総踊り用の「日本うれしや」という音頭も島倉さんは発売しています。作詞は西沢爽さんで作曲はこの曲と同じ市川昭介さんです。「♪ハァ〜〜〜」で始まるのも一緒です^^;他にも1964年に「ニッポン音頭」という曲も出しています。この曲は北原謙二さんと花村菊江さんとの共演で発売しました。他にも1960年「日本よいとこ(村田英雄さんと共演)」、1961年「日本晴れだよ」の2曲も音頭で踊り用の楽曲です。日本全体じゃなく地方限定の音頭もかなり多く歌っています。「日本平音頭」「須坂音頭」「大阪音頭」「アロハ音頭」「東京まつり」「神奈川おどり」「北九州盆唄」「沖縄音頭」「しゃっきり音頭」など島倉千代子さんの音頭はまだまだあります。B面「木曽節」日本民謡 編曲 山路進一さん日本民謡の「木曽節」をポップス調にアレンジしてカバーしています。イントロはホルンとストリングスで何となくアルプス山脈を想像するようなアレンジ。ホルンを含むブラスセクションも効果的です。
2021年03月24日
1963年9月1日発売の島倉千代子さんのシングル。A面「星空に両手を」(Duet With 守屋浩)作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 神津善行さん島倉千代子さんと守屋浩さんがデュエットした大ヒット曲。守屋浩さんとはA面B面でカップリングシングルも出しています。島倉さんの「花散る下田」のカップリングは守屋さんの「風そよぐ丘」です。この「星空に両手を」は当時70万枚以上を売り上げました。二人の声の相性も凄く良いので気持ちよく聴きやすいデュエットです。守屋浩さんとは音頭調の「まるはち祭」でもデュエットしています。B面「かなしみの歌」作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 神津善行さんB面は島倉さんのソロです。楽曲の雰囲気はタイトル通りにA面とは正反対な重く悲しい歌です。
2021年03月22日
1975年9月25日発売の12枚目のシングル。A面「貴方につくします」作詞 悠木圭子さん 作曲・編曲 鈴木淳さん大ヒットした八代亜紀さんのシングルは多く、そのうちの1曲がこの曲です。昭和演歌にはドロドロのド演歌から軽快な明るい演歌、ラテン系演歌など幅広くありますが、この曲は明るい軽快なリズムな演歌の部類に入ります。コンサートで軽快な演歌を歌う時の八代亜紀さんは今でも可愛くて見惚れてしまう^^50周年の記念コンサートもコロナでずっと延期になってましたが、やっと本決まりでチケット発売も始まりました。もちろん、すぐにチケット買いました。この曲も久しぶりにライブで聴きたい。B面「わかれ雨」作詞 悠木圭子さん 作曲・編曲 鈴木淳さんこの曲もA面に負けてないほどに良い曲です。耐え忍ぶ一途な可愛い女性像を歌わせると八代亜紀さんの右に出る人はいないんじゃないかと。当時から今でも熱心な男性ファンが多いのもそんな所が一因だと思う。
2021年03月21日
八代亜紀さんの1976年7月25日発売のシングル。企画盤シングルで臨発だったと思います。A面「夢魔のブルース」作詞 川内康範さん 作曲 北原じゅんさん 編曲 小谷充さん週間女性連載「夢魔性魔」のイメージソング的に作られた楽曲。昔は雑誌の連載小説のテーマ曲とかよくありました。それにしても「夢魔のブルース」とはインパクトありすぎ。ホラー映画好きなら「夢魔 ーレディ・イポリタの恋人ー」が絶対に頭に浮かぶと思う。この映画は1975年日本公開のイタリア映画でヒットし話題になった。アリダ・ヴァリが出演しているのでDVDも買って観てるけど、自分はそんなに好きじゃない映画かな…このシングル盤が1976年なのできっと「夢魔 レディ・イポリタの恋人」を観てインスパイアされこんなタイトルの小説になったのだろうと予想する。八代亜紀さんは1976年5月25日「ふたりづれ」だ大ヒット、その2ヶ月後にこのシングル。そして9月25日にはあの大ヒット曲「もう一度逢いたい」を発売。「夢魔のブルース」だけがヒットしませんでした。タイトルもそうだけどヒットしそうにない歌詞。サビの「♪ 夢魔の夢魔の 夢魔のブルースよ〜」って聴くとあの映画のシーンしか頭に浮かばないwB面「かくれ妻」作詞 川内康範さん 作曲 北原じゅんさん 編曲 小谷充さんこの曲も多分、週間女性連載「夢魔性魔」に関連して作られたような気がする。1973年大ヒット曲「なみだ恋」からの流れでクオリティの高いシングルの連続の中でどうしてもこのシングルだけその頃の八代亜紀さんのシングルの中ではクオリティは低めに思う。企画盤なので仕方ないしテレビでもほとんど歌っていないような気がする。名曲の「ふたりづれ」と「もう一度逢いたい」に挟まれているので余計にそう感じるのかも。「ふたりづれ」のB面「霧笛」も名曲でA面にしても大ヒットしたと思えるクオリティでした。
2021年03月19日
八代亜紀さんの1974年発売のシングル。このシングル盤に関してはデータが何もないのが不思議。なかった事になってるのだろうか?オフィシャルのディスコグラフィでも掲載されていない。1974年1月25日発売のシングル「しのび恋」の品番がSN-13771974年5月25日発売のシングル「愛ひとすじ」の品番がSN-1397このシングルの品番がSN-1382なので、その間に出たシングル。オフィシャルディスコグラフィでは「しのび恋」の次が「愛ひとすじ」になっててこのシングルの存在は抹消されてる。A面「ひとり花」作詞 中山京さん 作曲 野崎真一さん 編曲 伊藤雪彦さん前のシングル「しのび恋」は少しかわいい女性像を歌ってる演歌でしたが、この曲は深い情念のど演歌系。「♪死ねと言われりゃ うれしいものを 死ねと言われぬ 身がつらい」この次の「愛ひとすじ」は情念系ですが、キャッチーな構成とアレンジで大ヒットしました。この曲はB面「恋あざみ」のように誰かのカバー曲なのだろうか。B面「恋あざみ」作詞 泉淳三さん 作曲 彩木雅夫さん 伊藤雪彦さんこの曲は多くのシンガーがカバーしています。オリジナルは勝彩也さんが歌って大ヒット。森進一さんに似たハスキーな歌唱でインパクトありました。森進一さんもカバーして歌ってますが、ものすごい歌唱力と表現力で強烈です。この曲は女歌なので、八代さんが歌ったこの曲はまた違った曲の表情になって楽しめます。
2021年03月18日
1977年4月発売の島倉千代子さんのシングル。 A面「想い出の舞扇」作詞 石川潭月さん 作曲 市川昭介さん 編曲 夏目朗さん 詩吟 鈴木鶯風さん途中で鈴木鶯風さんの詩吟が約2分近く入ります。4分15秒の曲のうち半分は詩吟です。島倉千代子さんが歌ってる部分はかなり少ないのですが、和楽器を贅沢に使った演奏が楽しめます。ドラムは入ってなくリズムは全てベースと鼓で構成されています。使われてる楽器は三味線、琴、篠笛、ガットギター、ストリングス、鼓、ベースだと思う。B面「お光紅梅」作詞 石本美由起さん 作曲 市川昭介さん 編曲 夏目朗さんこの曲も和音階を多用した和物演歌です。演奏もアレンジもこのB面の方が美しく、島倉さんの歌唱も絶対こっちの方が良い。歌詞も物語になっています。東海林太郎さんの「野崎小唄」と関係があるのだろうか。「お染久松」の物語を違う視点から歌ってるのだろうか・・・。久作屋敷とか野崎村とか慈眼寺とか屋形船とか出てくるので、きっと「お染久松の心中」を歌ってるのだと思う。この辺りの話はあまり詳しくないので自信ないですが・・・。東海林太郎さんの「野崎小唄」が聴きたくなってきた。CDでしか持ってないので、中古レコードを探してみようかな。
2021年03月16日
山本リンダさんの1973年6月発売のシングル。1972年6月5日発売の20枚目のシングル「どうにもとまらない」で大幅なイメージチェンジをしてから5枚目のシングルです。1「どうにもとまらない」2「狂わせたいの」3「じんじんさせて」4「狙いうち」5「燃えつきそう」A面「燃えつきそう」作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 都倉俊一さんイメージチェンジ第一弾「どうにもとまらない」が激しいラテンロックナンバーで、今聴いてもあまりのカッコ良さに鳥肌です。が、この「燃えつきそう」は更に本格的なラテンに挑戦。この楽曲のレコーディングにエールフランスが協力しています。1973年4月からエールフランスがタヒチ経由南米線が就航され、そのタヒチ経由南米線を使いブラジルで本場のラテンミュージシャンの演奏でレコーディングされました。山本リンダさんの歌入れは多分、東京だと思いますが…。リオ・デ・ジャネイロまで行ったのだろうか…イントロから、この空気感は日本では絶対に出せないと思う。この完璧なラテンのオケなので、テレビ出演時には日本のヒッグバンドも頑張っていましたが、なかなかこの雰囲気は出せてなかったように記憶してる。ダン池田とニューブリードは、「どうにもとまらない」の頃から山本リンダさんのコンサートのバックもよくやってたのでラテン系は強かったように思う。ダン池田さん本人がコンガを叩き、ギロを鳴らしたりしていました。10年後の発売だったら12インチシングルでロングバージョンとか作れたのに。このカッコイイ演奏で2分30秒は短すぎる。Extended Versionで8分でも聴いていられる。B面「行きずりの二人」作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 都倉俊一さん南国の夕陽の浜辺や月明かりの浜辺が浮かぶようなボサノバナンバーです。この曲のリズム隊もリオ・デ・ジャネイロでレコーディングされたのだろうか・・・。ノリが日本人じゃないように感じる。本格的なボサノバナンバーとしても、問題なく楽しめるカッコいい曲です。
2021年03月12日
美空ひばりさんと島倉千代子さんが1枚のEP盤に収録されているシングル盤。1959年12月発売です。一応、両A面扱いになっています。美空ひばり「つばなの小径」作詞 西沢爽さん 作曲 古賀政男さん「つばなの花」ってどんな花なのか知らなかったのですが、この曲を聴いてから知った。イネ科の萱の一種。ススキのような花をつける。このレコード両面を聴くと少し肌寒くなってきた夕暮れの田舎の山道をとぼとぼ歩いて帰っている光景が浮かぶ。虫かごの中にキリギリスやウマオイをいっぱい入れて、片手に破れてる虫あみ持って。今、思えばキリギリスやウマオイなんて家で飼うとすぐに死んでしまうのに、かわいそうな事してた。3日ほどキリギリスやウマオイの鳴き声を聴いて過ごせていたのも良い思い出だけど。山の中に入って、萱をかき分けながら両手両足、切り傷だらけになって昆虫や爬虫類を探し歩いてた^^;家でテレビ見たりするより昆虫や草花、魚、小動物を見たり捕まえたりする事が一番の楽しみでだった。子供の頃から普通の小学生よりテレビとか見る時間は少なかったと思う。なので10代後半に一人暮らしを始めた時も部屋にテレビなくてもまったく問題なかった。ラジオとレコードさえあればテレビはいらなかった。島倉千代子さん「白い小ゆびの歌」作詞 関沢新一さん 作曲 古賀政男さん 編曲 船村徹さん島倉さんはこの曲が美空ひばりさんの曲とカップリングされるとは知らずにレコーディングしたそうです。レコードが発売されてから知って、憧れのひばりさんと同じレコードに収録された事を喜んだそうです。両曲とも里山の夕暮れをイメージするような少し胸がざわざわするような2曲です。
2021年03月11日
1960年11月発売の島倉千代子さんのシングル。A面「マツリカの花言葉」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 古賀政男さんこの曲は歌謡曲や演歌のアレンジとは少し違っていて個性のあるアレンジんです。明治大学マンドリン倶楽部をフィーチャーして「コロムビア・オーケストラ」と「コロムビア女性合唱団」の演奏で不思議な世界を創り上げています。もう一つ変わっているのは1番から3番まで全て曲の間に島倉千代子さんが俳句を詠みます。「初恋は 吹く風に散る マツリカの花」・・・など。演歌っぽさもない楽曲です。B面「銀杏が星に恋をした」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 古賀政男さんこの曲もA面同様に「明治大学マンドリン倶楽部」が演奏に参加しています。コンガ、ギロ、ボンゴがずっと鳴り続け、南国の民族音楽的なアレンジです。インファント島の原住民が出てきそうな雰囲気もありますが、曲中のセリフはなぜか関西弁です^^;「お星さん うちがこんなに焦がれているのに いっぺんも降りてきてくれはらへん つれないなぁ」「お星さん 今晩もうちを見てくれてはる。もっとおそばで逢いたいわぁ」関西の空の下から南の国に思いを馳せてるのかも知れないけど、南の空の果てに輝く星に恋したらしい歌。
2021年03月08日
1962年10月1日発売の島倉千代子さんのシングル。A面「別れるときは死ぬときよ」作詞 西沢爽さん 作曲 市川昭介さんタイトルだけ見たらどんな重い曲なのかと思われそうですが、ご陽気ソングです。お座敷ソング的な歌謡舞踊に最適な印象の曲。島倉さんの可愛い歌唱にも注目です。「♪ そんなあなたに告げましょか ・・・ね・・・ 別れるときは死ぬときよ〜」このサビの歌詞の書き方もかわいい。B面「さよなら さよなら」 いすゞ歌謡作詞 西沢爽さん 作曲 市川昭介さんいすゞ歌謡とは何なのか調べてみてもよくわからない。1962年にいすゞから人気自動車「いすゞ・ベレル」が発売され大人気になった。そのCMソングかイメージソングだったのだろうか?でも、このタイトルはないだろうし^^;ラジオ番組「いすゞ歌うヘッドライト」なんてこの10年後でもまだ始まっていないし。大人なジャズ風味を加えた夜の歌謡曲って感じです。
2021年03月04日
扇ひろ子さんの1967年発売の大ヒットシングルが収録されたコロシート。この前、内田あかりさん主演映画「ロストラブ-あぶら地獄- 」を観ていたら扇ひろ子さんが良い役で登場していました。「ロストラブ-あぶら地獄- 」では元人気歌手の飲み屋の女将役。存在感と包容力を感じさせる芝居で作品の幅を広げさせています。扇ひろ子さんといえば任侠映画の主演を多くしています。藤純子さん、江波杏子さんと並ぶ女任侠女優です。低く響く声質が女任侠役にバッチリと合っています。「新宿ブルース」作詞 滝口順子さん 作曲・編曲 和田香苗さん低く太い声が出せる女性シンガーは好きになる事が多い。この曲の歌い出しも宝塚男役並みの太く低い声が最高です。本当に暗い曲なのですが、その時代の夜の世界の重さと暗さがよく伝わってきて感動します。100万枚超えの大ヒット!「女のブルース」作詞 丘灯至夫さん 作曲・編曲 和田香苗さんこのコロシートに収録されてるもう1曲の大ヒット曲。この曲も低音部の響きにゾクゾクします。扇ひろ子さんのカッコいい仁義を切るセリフが聴ける「仁義(セリフ入り)」もおすすめです。低音の太い声で魅了する自分が好きな女性シンガーは当時もう一人います。青山ミチさんです。「男ブルース」「俺のブルース」「おもちゃの女」などは強力です。
2021年03月02日
1956年8月に発売された島倉千代子さんの4曲入りEP盤。シングル盤「東京の人よさようなら」発売時にこの4曲入りEPも発売されたようです。「東京の人よさようなら」は片面が違う歌手の楽曲でした。片面は青木光一さんの「ふるさとの駅」でした(この頃は片面ずつで違う歌手が収録されてるシングル盤も多かった)A面1曲目「山のけむりよいつまでも」作詞 西條八十さん 作曲 宮川まことさん 編曲 西出二郎さんこの「山のけむり」とは三原山の煙の事です。この曲は1956年2月にシングル盤で発売された。B面は「母恋い京人形」1954年11月3日公開の初代「ゴジラ」から1年3ヶ月後・・・そう思うと物凄い歴史を感じる。この1956年は全米で日本のゴジラが「GODZILLA, KING OF THE MONSTERS!」と言うタイトルで上映され大ヒットした年です。2曲目「温泉(いでゆ)の姉妹」作詞 丘十四夫さん 作曲・編曲 古賀政男さん1956年1月にシングル盤で発売された曲。片面は青木光一さんの曲でした。島倉千代子さん、18歳の時の歌声です。サビの「♪しゃんこ しゃらりこ しゃんしゃらり」の歌声がまだ子供の声のようで可愛い。B面1曲目「乙女心の十三夜」作詞 西條八十さん 作曲・編曲 古賀政男さん最強作家陣の作品。しっとりとした哀しい曲です。美しく感動的な古賀メロディーに島倉さんの儚い歌声がばっちりハマってて最高です。2曲目「東京の人よさようなら」作詞 石本美由起さん 作曲 竹岡信幸さん 編曲 若木みのるさんこの曲はかなりメジャーな曲なので2020年代の今でも知っている人はかなりいると思う。ライブ盤にも収録されています。コンサートでもセットリストに入る確率は高かった感じ。
2021年02月25日
1969年8月1日発売の島倉千代子さんのシングル。同じ日にもう1枚シングル盤を同時発売しています(A「ふるさとの子守唄」/B「乙女妻」)貴重なサイン入り盤を数年前にゲットした。A面「花の祈り」作詞 滝口暉子さん 作曲 和田香苗さん 編曲 小谷充さんGSサウンドを意識した作品のように感じる。「花の首飾り」「ブルー・シャトウ」などを彷彿させる。昔からのファンならみんな知っている事ですが、島倉千代子さんはラテン系、ムード歌謡やGSロックのような楽曲も意外と多く、自分は演歌歌手の印象だけではない。森進一さんが自分の事を演歌歌手とは呼ばずに「流行歌歌手」と語るように島倉さんも同様に流行歌歌手のイメージが強い。なんとも言えない表情・・・^^B面「忘れないで札幌」作詞・作曲 和田香苗さんこのB面はムード歌謡です。セリフ「とても楽しかった ありがとう 私の札幌」で、始まります。島倉さんの歌唱が特に素晴らしく軽いラテンのリズムに乗って心地良い。
2021年02月24日
1974年6月21日発売の内田あかりさんのシングル。CBSソニーに移籍してから「浮世絵の街」「あぶら地獄」と連続ヒット。それに続くシングルがこの「夜噺」でした。A面「夜噺 よばなし』作詞 石坂まさをさん 作曲・編曲 川口真さん「浮世絵の街」「あぶら地獄」の流れを汲んだ曲です。楽器も尺八を効果的に使っています。当時、この曲がどれくらいヒットしたのかはわからないけど、前の2曲に比べるとやや地味な印象を持ってしまう。B面「雨のあなた」作詞 石坂まさをさん 作曲・編曲 川口真さんこの曲も地味な曲だけど、アレンジもメロディーもA面よりもこっちの方が好きな曲です。和テイストはまったくない楽曲ですが、柔らかく美しい曲です。この次のシングル「献身」は冒頭の細川俊之さんのナレーションが凄い存在感で斬新なシングルでした。
2021年02月22日
八代亜紀さんの35枚目シングル。1981年10月5日発売この前書いた「女心は港の灯」の次に発売したシングルです。2作連続で山口洋子さんの作詞作品。A面「うしろ影」作詞 山口洋子さん 作曲 北原じゅんさん 編曲 竜崎孝路さんイントロからザ・演歌!的なアレンジです。竜崎孝路さんのアレンジは好きな作品が多い。演歌にとどまらず、歌謡曲、ロック系など引き込まれるアレンジが多い。そんな中でも天地真理さんの「想い出のセレナーデ」「若葉のささやき」「恋人たちの港」のアレンジは秀逸です!「ふたりの日曜日」「空いっぱいの幸せ」「恋と海とTシャツと」「ブランコ」「花嫁の友だち」「爽やかなあなた」などのシングル曲のアレンジもどれも素晴らしい。この「うしろ影」もあまり知られてないようですが、大ヒットしていてもおかしくなかった曲です。B面「なみだ倶楽部」作詞 山口洋子さん 作曲 北原じゅんさん 編曲 竜崎孝路さんタンゴのリズムのアレンジが凄くいい!バンドネオンとピアノのアレンジも凄く気に入っています。八代さんはこんなモロにタンゴの曲をシングルA面にしてないので、こっちがA面ならインパクトがさらに強かったかも。タイトルもキャッチーなので売れた可能性は高いと思う。テレビなどで歌う時は、2組ほどダンサーをつけて踊ってもらえばさらに効果大^^;良い曲なんだけど・・知られないまま消えていくのはもったいない。
2021年02月21日
八代亜紀さんの34枚目のシングル。1981年7月10日発売。A面「女心は港の灯」作詞 山口洋子さん 作曲 弦哲也さん 編曲 京建輔さん山口洋子さん作詞の1976年発売の「もう一度逢いたい」が大ヒットしてから5年ぶりにこの曲を八代さんの作詞提供。もっとヒットしてもおかしくなかった売れ線演歌だと思うんだけど。アレンジのインパクトも強いしメロディも凄くイイ!八代さんの歌唱も艶っぽく可愛い感じです。どのライブ盤にも収録されていないのが残念。B面「港の日暮れ」作詞 山口洋子さん 作曲 弦哲也さん 編曲 京建輔さんこのB面曲もA面でもぜんぜんいけるキャッチーで売れそうな曲。明るいアップテンポの演歌です。「おんなの夢」「貴方につくします」「おんな港町」「涙の朝」などのような流れの楽曲。コンサートで軽くアクション付けて歌えば盛り上がりそうな楽曲。
2021年02月19日
1966年4月発売の島倉千代子さんのシングル。この前、島倉さんのシングル盤の整理を年代順に並べて整理したので探しやすくなった。A面「ほんきかしら」作詞 岩谷時子さん 作曲・編曲 土田啓四郎さんこの曲はムード歌謡のグループ「岡田みのるとヤング・トーンズ」を従えてのラテンムード歌謡作品です。この曲は大ヒットしました。可愛い島倉さんを楽しめる名曲。1973年ライブ盤では白木みのるさんとのデュエットしています。B面「悲しみにキスを」作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 和田香苗さんB面はスローテンポのラテンムード歌謡です。60年代の歌謡曲に多かったリズムですが、シンプルな楽器構成でゆったりと聴けて、かなり好きな楽曲です。このシングルの次に発売されたのが、少し前に書いた「涙の谷間に太陽を」です。「涙の谷間に太陽を」はコンサートのラストにも歌われた事も多かった曲。「ほんきかしら」の大ヒットで発売したコロシート。
2021年02月14日
1967年11月1日発売の島倉千代子さんのシングル。島倉千代子さんのEP盤を年代順に整理しながら、久々に聴きたい曲を聴いてました。数えてみたら78枚持ってました。これでもまだ島倉千代子さんの全シングルの半分もありません。今回はB面の「バラ色の風に乗って」が聴きたくて、このシングル盤を聴いた。A面「大阪夜曲」作詞 西沢爽さん 作曲 山本丈晴さん 編曲 戸塚三博さんタイトルからのイメージ通りにムード歌謡です。ムード歌謡にはなくてはならないラテンパーカッションももちろん効いています。ボンゴとギロです。かなりマイナー調の重めのムード歌謡で島倉さんの独特なビブラートが、より物悲しさを感じさせて効果絶大です。B面「バラ色の風に乗って」作詞 西沢爽さん 作曲 土田啓四郎さん 編曲 掲載されてませんB面は軽快なラテンナンバーです。これは多分「チャ・チャ・チャ」のリズムってやつだと思います。社交ダンスやってる人ならリズムの名前が的確に言えるのでしょう・・・。A面よりもラテンパーカッションの音が楽しめます。島倉さんの楽曲で「チャ・チャ・チャ」なのは大ヒット曲「ほれているのに」「ほんきかしら」もそうだと思います。その2曲は白木みのるさんとのデュエットバージョンがライブ盤で残ったは奇跡的に貴重!
2021年02月12日
八代亜紀さんの1984年10月発売のシングル。この年は4枚のシングルを発売しました。A面「恋瀬川」作詞 秋野めぐみさん 作曲 竹田賢さん 編曲 斉藤恒夫さん作詞の秋野めぐみさんは八代亜紀さん本人のペンネームです。アレンジはド演歌調です。かなりいやらしいイントロと間奏のテナーサックスのソロも最高です。B面「愛夢(あいむ)」作詞 山口洋子さん 作曲 中村泰士さん 編曲 川村栄二さんA面とは正反対な打ち込みバシバシの歌謡ROCKナンバー。この頃の中島みゆきさんの楽曲のアレンジっぽいように感じる。「100人目の恋人」や「ショウ・タイム」「カム・フラージュ」「美貌の都」など。八代亜紀さんの方が少しだけ早くこんな音を取り込んでいます。このB面がもしA面だったらかなり話題になったと思うけど・・・。ライブでは歌った事あるのかどうかは不明。1984年公演パンフより
2021年02月11日
二見颯一さんの3枚目のシングル。二見さんは毎週火曜日の夜にyoutube Liveで生歌披露などしています。リアルタイムで観ることは出来ませんが、アーカイブで観られる時は観ています。昭和のマニアックな演歌のカバーや民謡の生ライブがあるのでついつい観てしまう。声質も良いし歌い回しが嫌味じゃないのが気に入ってデビュー曲からずっと買って聴いてます。あと、民謡を歌うと凄く良いのも魅力のひとつです。人柄も良さそうで話し方や言葉のチョイスも好感が持てるのも大事。1曲目「修善寺の夜」作詞 たきのえいじさん 作曲 水森英夫さん 編曲 伊戸のりおさん曲調やメロディーはデビュー曲から3rdシングルまで統一された路線です。民謡調な部分もある正統派演歌です。歌詞に関しては、これまでは郷愁を歌っていましたが、今回は恋愛ソングになっています。「哀愁峠」「刈干恋歌」「修善寺の夜」と良曲に恵まれて歌手としての位置も安定し始めたような印象。そろそろこの次くらいで冒険的な楽曲があってもいいのかも。森進一さんの初期のような叶うことのない悲しい女の情念を歌い上げるとか。。。「命かれても」「湯の町の女」「波止場女ブル-ス」「夜の走り雨」「あゝ人恋し」みたいな。この前のミニアルバムのオリジナル曲には、結構ファンキーな「ところがギッチョン恋之介」がありました。アップテンポの明るい楽曲も似合うので、こんな時代なので景気付け的な曲もいいのかも。B面「若竹」作詞 保岡直樹さん 作曲 水森英夫さん 編曲 伊戸のりおさんカップリング曲は二見颯一さん自身の等身大の楽曲のようです。力強い歌詞と勇ましいアレンジはこれから道を切り開いていく二見さんを暗示しているようです。Amazonで予約すると、デカジャケットと、このクリアファイルが付いて送られてきた。この裏は絵を描くのが得意な二見さんが描いた「若竹」をイメージしたと思われる絵です。
2021年02月10日
八代亜紀さんの3枚目のシングル。1973年2月発売の「なみだ恋」が大ヒットしてからはヒット曲の連続ですが、「なみだ恋」以前のシングル曲はあまり知られていません。でもこの「恋街ブルース」は発売1ヶ月で10万枚を売ったと記録されています。このヒットで八代さんの路線は演歌に決まったそうです。(八代亜紀さん本人が綴ったエッセイ本に書かれています)その本には、まだこんな事も。当時、八代さんはクラブ歌手としてすでに長いキャリアを持っていました。歌っていた曲は主にポピュラー・ソング。時代もポップスの方へ流れていたと八代さんは書いています。ジャズシンガーのジュリー・ロンドンを聴いて歌手なる事を目指した八代さんなので演歌を歌う事になるとはあまり思っていなかったのかも知れません。A面「恋街ブルース」作詞 悠木圭子さん 作曲 鈴木淳さん 編曲 小谷充さん日本の北から南までの地名が登場するご当地ソング。青江三奈さんのカバーだったのかも・・とか思ってしまうほど青江三奈さんっぽい曲です。1番は函館大門2番は横浜3番は京都木屋町4番は神戸元町5番は博多中洲「♪シュビドゥバァ〜 シュビドゥバァ〜(パッパッパヤパパァ〜) シュドゥビシュドゥビ シュビドゥバァ〜」この始まり方も青江三奈さんの曲のイメージ。タイミングが合えばヒットしてたと思う曲です。森進一さんの「港町ブルース」のような軽快さとキャッチーさのある曲です。当時、所属レコード会社のテイチクでは八代亜紀さんをポップスで行くか、演歌で行くかの議論が会議で毎回起きていたそうです。B面「ドアーを叩いて」作詞 悠木圭子さん 作曲 鈴木淳さん 編曲 小谷充さんこの曲は演歌色はまったくない歌謡曲です。黛ジュンさん、奥村チヨさん、伊東ゆかりさん、ちあきなおみさんが歌いそうなポップス歌謡。これA面でも良かったかも。良い曲です。上にも書いたポップスで行くか、演歌で行くか、レコード会社も迷っていたのがよくわかります。もし、この「ドアーを叩いて」がA面になっててヒットしていたら、今の八代亜紀さんとはまったく違うシンガーになっていたかも知れません。まだ、ポップスか演歌か試行錯誤していた頃の八代亜紀さん
2021年02月08日
内田あかりさんは1967年〜1970年に大形久仁子の名で東芝レコードに所属。3年間、東芝に所属して少しブランクがあってから1973年にCBSソニーに移籍して第一弾のこの曲が大ヒット。A面「浮世絵の街」作詞 石坂まさをさん 作曲・編曲 川口真さんこの曲はイントロのインパクトの強さと個性のある内田あかりさんの衣装とアクションもあり大ヒットになった。内田さんの歌唱の素晴らしさ楽曲の良さもちろんです。同じ時期に金井克子さんの「他人の関係」も大ヒット。それも同じCBSソニーです。多分、同じブレーンが企画制作をしたように感じる。アイドル歌手全盛の時代に内田あかりさんと金井克子さんがゴールデン歌謡速報やベスト30歌謡曲、紅白歌のベストテンに上位にランクされ登場するのは異色だった。(中でも「ゴールデン歌謡速報」は良質な音楽番組だったと記憶してる、 「紅白歌のベストテン」は子供から見ても低俗だったイメージ)B面「恋のさいはて」作詞 石坂まさをさん 作曲・編曲 川口真さんこのB面は邦楽の楽器を使った歌謡曲ではなく、川口真さんが奥村チヨさんの一連のヒット曲の編曲のような大人でおしゃれな歌謡曲。でも、こっちがA面になってたら、ここまでの大ヒットにはなっていなかったと思う。CD化はされていないと思う。
2021年02月07日
1966年10月1日発売の島倉千代子さんのシングル。A面「涙の谷間に太陽を」作詞 西沢爽さん 作曲 和田香苗さん 編曲 森岡賢一郎さんこの曲は小児マヒを克服した小此木孝夫さんの歩みを綴った自伝「涙の谷間に太陽を」をテーマにして作られた楽曲です。人生の応援歌にもなっている名曲です。この曲は大ヒットしました。子供達の合唱団の声と手拍子が印象的な曲です。編曲の森岡賢一郎さんはもう1966年には活躍していた事にも驚きました。森岡賢一郎さんと言えば多くの天地真理さんの楽曲の編曲をしています。天地さんのアルバム曲には作曲も5曲担当しています。B面「愛の星空」作詞 西沢爽さん 作曲 戸塚三博さん 編曲 不明A面には編曲者の名前が掲載されてるのに、なぜB面には誰も掲載されていないのか謎。こんな場合はA面と同じ編曲者か作曲者が編曲も担当しているかのどちらかが多いけど…。島倉千代子さんらしいメロウで優しいメロディに可愛い歌詞です。小鳥が囀るような高音の細かいビブラートは癖になる。このジャケットWジャケなんだけど、両面まったく同じ写真で同じデザインです。これは印刷ミス盤なのか・・・。これが正解とは考えにくい。普通ならもう一面は「愛の星空」をメインにしたデザインと写真になるはず。
2021年02月06日
島倉千代子さんの1982年12月21日発売のシングル。A面「ためいき橋」作詞 吉岡治さん 作曲 市川昭介さん 編曲 斎藤恒夫さん「鳳仙花」の大ヒットの次に発売した「みちのく十綱橋」を聴こうと思ってシングル盤を探したけど見つからなかったので、その次の「ためいき橋」を聴いていました。「みちのく十綱橋」は、このまえ書いた内田あかりさんの「浮世絵の街」のような和楽器を多く使った和音階も使って作られた曲だったので久々に聴きたくなった。この「ためいき橋」は80年代前半によく作られてた印象のアレンジの演歌。川中美幸さんの大ヒット曲「ふたり酒」などの流れを汲んだような印象です。イントロから売れそうな感じなんだけど、当時ヒットしたのかどうかイマイチわからない。B面「命あずけて」作詞 吉岡治さん 作曲 市川昭介さん 編曲 斎藤恒夫さんこの曲は70年代演歌に多かったようなアレンジ曲。歌詞もメロディーもアレンジもこっちの方が好みです。歌い方によればド演歌にもできる楽曲。島倉さんはサラリと歌うので重くならないのが個性。このシングルの次のシングルがあの「積木くずし」です!話題になった映画「積木くずし」の主題歌でした。
2021年02月01日
内田あかりさんの1974年2月21日発売のシングル。最近、ケーブルテレビで内田あかりさん主演映画「ロスト・ラブ -あぶら地獄-」のテレビ初放映がありました。CBSソニーに移籍して「浮世絵の街」の大ヒット、そして「あぶら地獄」のヒットでこの映画を制作する事になった。映画の冒頭に電車が駅に到着するシーン。70系湘南電車です!この色は新潟色と言われてたものかも。昔の映画でのもう一つの楽しみは貴重な車両が美しい映像で残ってる事。この場面10秒以上もあります。80系湘南電車なら動画も多くあるけど、70系は珍しいのかも。映画の内容は一人の女性歌手が曲がヒットするのを夢見てクラブ、キャバレー周りしている。芸能事務所から酷い扱いを受けながらも歌い続ける。その間に恋に落ち、恋に破れ、傷心でレコーディングした「浮世絵の街」が大ヒットするってサクセスストーリーですが、内田あかりさん自身のそれまでを映画化してのではなく、まったくのフィクションです。映画の始めにかなりそれを強調したテロップが出ます^^;A面「あぶら地獄」作詞 石坂まさをさん 作曲・編曲 川口真さん映画の主題歌ですが、その映画の中では歌ってる場面はなくオープニングのタイトルバックで流れるだけです。子供の頃、物凄いタイトルなので怖い印象を持っていたと思う。「♪恋の苦しみ 火あぶりみたい」で始まる情熱的な楽曲です。バイオリン、鼓、琴をフィーチャーして「浮世絵の街」の流れをくむ邦楽歌謡曲です。B面「絵筆のひと」作詞 石坂まさをさん 作曲・編曲 川口真さんこの曲も琴を入れています。「♪あなたのその手を 噛み砕きたい」とかなかなか強烈な歌詞です。内田あかりさんは演歌でもなく、アイドルでもなく当時は不思議な位置だったように思う。同じように感じてたのが金井克子さん。1973年に同じCBSソニーから「他人の関係」を大ヒットさせました。金井克子さんが1973年3月「他人の関係」発売で、内田あかりさんが8月に「浮世絵の街」を発売。振り付けもよく似ていたし同じ戦略で売り出したんじゃないかと思ってる。内田あかりさんはこの2曲の他にも多く劇中で歌っています。ぴんから兄弟「ひとり酒」はテレビで歌っている映像が映画の中で流れます。レコーディング風景
2021年01月29日
1980年3枚目のシングル。1980年は4枚もシングルを出しています。A面「綱わたり」作詞 光星龍さん 作曲 市川昭介さん 編曲 佐伯亮さん作詞の光星龍さんは占い師の細木数子さんの作詞の時の名前です。1979年5月「噂」と1980年発売の「春秋の舞唄」「女がひとり」「綱わたり」「愛の砂漠」と5枚のシングルの作詞を担当しました。「綱渡り」と聞けば山崎ハコさんの名曲をまず思い出しますが、まったく別の曲です^^;王道演歌的なアレンジ、演奏と柔らかい歌唱の島倉さんに合った優しいメロディも良い。B面「滝の白糸」作詞 石本美由起さん 作曲 たきのえいじさん 編曲 伊藤雪彦さん石本美由起さんとたきのえいじさんが組んでるのは珍しいような気がする。アレンジは、琴と鼓を効果的に使ってて印象に残ってた曲です。島倉千代子さんは1981年に大ヒット曲「鳳仙花」をリリースします。それまではちょっと地味な活動が続いてた印象。1979年末には「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌ったりしましたが…。
2021年01月24日
島倉千代子さんの1984年1月1日発売のシングル。この曲は「すみだ川」を彷彿させるような名曲です。A面「恋椿」作詞 中岡俊哉さん 作曲 岡千秋さん 編曲 斎藤恒夫さんこの曲は間に小唄が入ります。(端唄か地唄なのかも…違いがいまいちよくわからない)和音階は「ヨナ抜き音階」とか言われてますが、年とともに好きになっていく。胸にしっくり来ると言うかDNAの中に刻み込まれたものがあるのかも知れない。この曲はあまり知られていない曲かも知れないけど、本当にイイ曲です。B面「涙」作詞 中岡俊哉さん 作曲 岡千秋さん 編曲 斎藤恒夫さん哀しく耐える女の歌を島倉さんが歌うとリアル度がグンと増します。セリフがまた凄くいい!「ねえ、お前さんって呼ばせてくださいね。 そりゃあ、おかみさんに申し訳ないと思います。 でも、お前さんって……いいでしょう、お前さん」このセリフから始まるドラマチックな曲です。2コーラス目後にも長めの悲しいセリフが入ります。シングルのA面にはこっちの方がインパクトがあると思う。「恋椿」の方が好きですが、シングルA面向きなのは、こっちのような気がする。
2021年01月17日
全661件 (661件中 251-300件目)