おしゃれ手紙

2010.03.13
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カテゴリ: 映画
裏窓:あらすじ

NYの裏窓、人間模様。

カメラマンのジェフ(ジェームス・スチュアート)は事故で足を骨折し、車椅子生活を余儀なくされる。
そんな彼にできる楽しみは、カメラの望遠レンズを使って裏窓から見る隣のアパートの住人達の人間模様の観察であった。

ある日、いつも口喧嘩が絶えなかった中年夫婦の妻が突如として姿を消す。
セールスマンらしい夫の怪しい挙動を観察していたジェフは、数々の状況証拠から殺人事件と確信。
恋人リザ(グレイス・ケリー)と共に調査に当たる。
事件を認めない友人の刑事を納得させるため、確たる証拠を掴もうとする二人に危機が迫り……。

オードリーこの映画、日本に来たのは1955年。
1955年と言えば、昭和30年。
日本がやっと戦後10年を迎えた頃でみんな貧しい時代。

そんな時代にアメリカでは大きな冷蔵庫があったんだ。
1950年代は、世界中がアメリカに憧れた時代だ。

芸術家が好んで住むニューヨークの、グリニッチ・ヴィレッジは、当時はこんな感じだったのかと思う。
というのは、主人公のジェフが住むアパートと向かいの アパートが実にいい味なのだ。
小さな庭を挟んだジェフが暇つぶしに覗いているアパートは、生活感溢れている。


窓を開けてピアノを弾く作曲家の卵。
下着で踊るバレリーナ。

庭の椅子で日向ぼっこをする人・・・。

今のアパートと違って、生活が部屋の外まで溢れている。
いいな、こんなアパート暮らし。
それは、クーラーがない生活だから。
いくらアメリカといえど、1950年代にクーラーはなく、
人々は暑い、暑いと言いながら窓を開けて風を入れるしかなかったのだ。

もうひとつ、特筆すべきは、 ジェフの恋人リザ(グレイス・ケリー)のファッション。
さすがに50年代という感じのファッションは、
「パリから届いたの」だそうだ。
1950年代は、ファッションといえば、断然パリ!!

そんな感じのドレスをリザは、来る度に着替えてくる。
設定がファッションモデルだからとっかえ引き換えで目を楽しませてくれる。
どれも素敵!!

舞台劇のような、ジェフの部屋からだけの単調なシーンもリザのおかげで、楽しく見ることができる。

ヒッチコックといえば、
***自分の作品のどこかにほんの一瞬だけ必ず姿を出すことで知られる(後姿やシルエットだけのこともある)。
もともとこれは、初期の頃予算不足のためエキストラを満足に雇えず、やむなく出演していたという単純な理由だった。
しかし恰幅の良い容貌で目立つためファンが探すようになってしまい、いつの間にか恒例になったものだという。
理由はともかく、そのおかげでファンは作品がどんなにスリリングで手に汗握るものであれ、監督がいつ画面に登場するかを心待ちにするという稀有な楽しみを与えられた。
しかし後年はこの「お遊び」があまりに有名になってしまったため、観客が映画に集中できるよう、ヒッチコックはなるべく映画の冒頭に近いところで顔を見せるように心がけていた。***

のだそうだ。
「裏窓」では、隣のアパート最上階の作曲家の部屋に登場。
ピアノの横で時計のネジを巻いているらしいが、私は見逃した。

午前十時の映画祭:何度見てもすごい作品50本


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◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★2020年3月11日 *ネコヤナギ/地名:お祓い筋/京町屋を守る:京町屋再生研究所*
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Last updated  2010.03.15 17:24:31
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