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2006.09.01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
キンキーブーツ」期待通り。
というか、いい具合の裏切られ感。

実話らしい。英国ノーサンプトンの代々つづく靴工場が潰れそうになり、後を継いだ社長が一転、ドラッグクイーン御用達のブーツ生産に打って出るというお話。ただのカマ映画かと思ったら、これが深い。

イギリスの映画は、出だしが重いというか、たいてい挫折から始まるという印象がある。逆境っつうほどでもないんだけど、いろんなものを最初から背負っていて、逡巡しながら、それが徐々にほぐれていく。けど、外見上、物語の表面上の進行では、あまり目立たないんだよね。また、爆発的に解決するわけでもない。気候のせいなんだろうか。雲間から一筋の光が…。

これもそう。テーマは「乗り越える」かな。外面はめちゃくちゃイッてるのに、内面はスタンダード。主人公の二人(しょうがなく相続した工場長とロンドンのSOHOに君臨するドラッグクイーンのローザ)は、父親を乗り越えなきゃならない(あ、また)。ほかにもジェンダーとかゲイへの偏見とかいろいろ。ありがちなイギリス人のキャラがちょくちょく絶妙に配してあって、そのバランスがいい。力みがない。主要キャストもひっくるめて、皆チャーミング。

前評判では「フルモンティー」と比較されているみたいだけど、そうかな。ずっと品がいいと思う。これはひとえにローザ役のキウェテル・イジョフォー(よく知りません)の力。バリバリのドレス姿も歌も強烈だけど、お下劣にならない。トゥーマッチどころか、水際で寸止めされている。下り切れないというところで、たぶん、そこが期待はずれにみえる。でも、そこがこの映画の魅力になっているわけ。最後のミラノでのショーとか圧巻なのに、カメラがどこまでもせせこましいんだよねー。誇り高き英国。ハリウッドにはマネできまへん。





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Last updated  2006.09.01 12:08:49
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