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第二部です 。 明けて15日は本宮です 。 午前8時半を過ぎると各町のだんじりが出陣しました 。 9時からまたあちこちでやり回しをひととおり披露し 、 そのあと10時から 「 宮入り 」 するためにそれぞれ 氏神神社に向かいます 。 宮入りは 、 「 岸城神社 」 (きしきじんじゃ) 、 「 岸和田天神宮 」 (きしわだてんじんぐう) 、 「 弥栄神社 」 (やえいじんじゃ) の三ヶ所に分かれます。 岸和田天神宮は所在地が沼町になるんで 、 我が沼町のだんじりが一番乗りです 。 だんじりが本殿前に停められると 、 青年団 · 若頭の 連中が本殿に入って参拝します 。 その間 、 だんじりは子供らに開放されるんです 。 沼町の宮入りが済むと 、 私と将皓氏は岸城神社に 宮入りするだんじりを見に行きました 。 なんでって 、 こっちのほうが迫力あって見応えある からですねん 「 小半坂 」 (こなからざか) っちゅう坂道を一気に 駆け上ってその勢いでやり回しを決めて岸和田城の 敷地内にある岸城神社の境内に入って行くんですわ 。 YouTubeでこの坂の上から撮ってる動画があったんで 貼り付けます 。 画面左の茶色い建物が市役所です 。 坂の向こうに映ってる四角い窓の白い建物が 「 梅花堂 」 っちゅう和菓子屋さんでして 、 私らは ここの二階のこの四角い窓から見てたんですわ 。 四番目 、 火炎の纏を持った南町(みなんまち)の やり回しをよ~く見てくださいね 。 曲がるときに白い法被を着た綱元の青年団六人衆が 南町伝統の技 、 「 スライディング走法 」 を見せてくれます 。 実はこの場所にすごい人が来てたんですわ 。 地元出身 、 ミチコロンドン こと コシノミチコさん 去年は姉のコシノジュンコさんに会うたんです 。 ほんで今年は妹のミチコさん 。 私 、 大胆にもミチコさんに声を掛けてツーショットを 撮ってもらいましたよ この宮入りを見てる途中から雨が降り出しましてね 。 晴れ男の船長が雨でずぶ濡れになりましてん ( 笑 ) 午後からも止むことなく雨は降り続きましたけど 、 だんじりファイターはひるみません 。 みんな 、 どれだけずぶ濡れになっても激走します だんじりの屋根には覆いがかけられます 。 この祭り 、 見物者も傘の使用は禁止でしてね 。 岸和田の狭い道でみんなが傘をさすとだんじりが 通るときに周りを走るファイターらの邪魔になるからです 。 せやから 、 見物者はみんな雨ガッパを着るんですわ 。 雨中のやり回しは危険度が大きくなります 。 実際 、 滑って激突するだんじりが多くて怪我人も続出 しましたよ 。 途中 、 沼町のだんじりから離れてやり回しを見てたとき 、 たまたま人身事故を見たんです 。 スピードを緩めずやり回しをやった某町のだんじりの 後輪が滑って内側に寄って行き 、 塀に接触して そのまま塀を擦りながら3〜4メートルほど進み 、 止まったんですけど 、 塀に接触した際に綱を曳いてた 若い衆が2人だんじりと塀の間に挟まれたんです 。 一人は脚だけやったんですけど 、 もう一人は全身を 挟まれて身動きがとられへん状態でした 。 救急車が2台来て彼らを搬送して行ったんですけど 、 全身挟まれた若衆は首にコルセットを巻かれて ストレッチャーに乗せられてピクリとも動いてませんでした 。 その日聞いたサイレン音は十数回 。 けど、たとえ人身事故が起きても祭りは続けられます 。 私も将皓氏も再びずぶ濡れのまま沼町のだんじりに 付いて走りました 。 定刻の午後5時までだんじりは雨中の激走です だんじりもファイターもびしょ濡れ 。 それでもみんなの熱き魂は鎮まることなく 岸和田の町を盛り上げましたよ 。 ほんまにお疲れさまでした 〜 私 、 来年は55歳 。 60歳までは一線で走ろうと思うてます 。 長文 、 お読みいただきましてありがとうございました 。
2013年09月28日

前回日記に訪問 ・ コメントいただきまして ありがとうございました m(_ _)m しっかり読ませてもらいました 。 何人かのブロ友さんには私の足を心配して くれはりましてありがとうございます 。 午前中 、 痛めた箇所を冷やして大人しくしてたし 、 午後も走るのをセーブして桟敷席で見物させて もろたんで夜には痛みもなくなりましたよ せやけど 、 来年は事前の走り込みをもっと 増やそうと思うてます 。 ほな 、 今日の日記です 。 残り一気に書くんで二部構成にさせてもらいます 。 夕方 、 将皓氏とアトリエに帰りシャワーしてから 香舟さんお手製の 「 関東煮き 」 (かんとだき) と ビールで憩いのひととき 。 (大阪ではおでんを関東煮きって言うんですわ) 昔から岸和田祭りの日はご近所どうしで出入りが 多いんで 、 各家庭で関東煮きを大鍋で作って 置いておくんですわ 。 訪問した人は勝手に鍋から関東煮きを取って 食べてビールや酒を飲みながら祭りの話題で 盛り上がりますねん 小腹が膨れた私と将皓氏は再び祭り衣裳を 着て町へ繰り出しました 。 夜の 「 灯入れ曳行 」 (ひいれえいこう)を 見るためです 。 夜は 、 各町のだんじりに約200個の提灯を 飾り付けて午後7時から曳行するんです 昼間と違い歩くくらいの速度でゆっくり町中を進みます 。 昼間のだんじりが 「 動 」 、 それに対して 夜のだんじりは 「 静 」 なんです 。 ほんで 、 この夜の曳行と翌朝の宮入りのときだけ だんじりは子供に開放されるんです 岸和田の子供らはこの夜の曳行を楽しみにしてます 。 普段は夜更かしさせてもらわれへんのですけど 、 祭りの日だけは特別に許してもらえるんですよね 〜 青年団の若い衆は飲み物を用意して自分の町の 法被を着た人にどんどん配ってくれます 。 私らも缶チューハイをもらい 、 飲みながら沼町の だんじりに付いて歩きました 。 沼町のだんじりをバックに将皓氏が撮ってくれました 町中の道路のあちこちにこんな物が置かれてます 。 実はこれ 、 だんじりの使い古した車輪なんですよね 〜 座ってるのは将皓氏です (笑) 駅前商店街をに入って進んでたとき 、 だんじりが 突然止まったんです 。 「 ん なんや 」 と周りを見ると 、 みんな上を向いて手を振ってたんで見てみると ある店の2階でNHKの 「 カーネーション 」 の 関係者が見物してまして 、 出演してた芸人の ほっしゃん がこっちに手を振ってくれてたんです 。 写真 、 ちょっと失敗してしまいました 向かって左端ですねん 、 分かりますかね 商店街から駅前へ出て沼町の詰所前まで戻ります 。 夜は やり回し は禁止 、 ゆ~っくり回します 。 それぞれの町の詰所やらだんじり小屋の前に戻った だんじりは 、 提灯の灯が午後10時に消され 、 宵宮の一日が終わります 第二部へ ・ ・ ・
2013年09月28日

前回日記に訪問 ・ コメントいただきまして ありがとうございました m(_ _)m しっかり読ませてもらいました 。 二回目の試験曳きが終わり 、 だんじりはそれぞれの 町の小屋前に停められました 20〜30代の若い だんじりファイター らが最後の点検 ・ 手入れをしながらだんじりの周りに座り込んで熱く 語り合うんですわ ほな 、 今日の日記です 。 14日の宵宮の朝は早いです 。 午前6時に 「 曳き出し 」 が始まります 。 この曳き出しから岸和田だんじり祭りが始まるんです 。 わたしも将皓氏も4時半に起きましたよ 。 外はまだ夜が明けてません 。 5時半には各町のだんじりがカンカン場に集まってきます 。 祭りに参加してるのは22町です 。 早朝からこれだけの人出ですよ 有料観覧席も早朝から満席です 。 午前6時 、 勢ぞろいした22台のだんじりが 次々にやり回しを決めて行きました 。 ( 前回の日記に貼り付けた動画は2011年の 曳き出しを撮影したものなんです ) 私も将皓氏も寝ぼけてる頭に喝を入れて走りました ところが ・ ・ ・ 午前7時ちょっと前 、 私は左ふくらはぎがちょっと 引き攣って痛みだしたんで念のためにリタイヤして 一人でアトリエに戻りました 氷で冷やし 、 鎮痛消炎薬を塗り 、 午前中はずっと 椅子に座ってました 。 ちょっと悔しかったです 昼前に将皓氏が戻ってきて沼町のだんじりに アクシデントがあったことを説明してくれたんです 。 これは 、 8日の試験曳きのときの沼町の動画です 。 ( 1分20秒目に私が画面を横切りますんで~ ) ほんでこれがこの日の沼町のアクシデントです そうなんです 、 店舗に激突してしもたんですわ 去年 、 私はおんなじ場所で他の町のだんじりが 突っ込んだのをリアルに見たんです 。 この場所は有名なやり回しの難所でしてね 。 入念に試験曳きをやっててもこんなことが起きて しまうんですよね 〜 午後の部 気を取り直して出陣です。 奥様の香舟さんが私に声を掛けたんで、 振り向くとカメラを向けたんで思わずポーズです。 ひととおりかるく走ったあと 、 伯舟庵の特設売店を 陣中見舞して そのあとはマイペースで走り 、 時おり休みながら やり回しを見たりししてました 。 カンカン場で見かけた 「 紙屋町 」 ( かみやちょう ) の女の子です 後半は 、 将皓氏に誘われて伺ったお宅の庭に 特設された桟敷でゆっくりだんじりを見物させて もらいましてね 上から見るとだんじりの姿がよー見えましたわ 大きな小槌の纏は沼町です 。 このあとに綱を曳いた 曳き手が続きます 。 ちびっ子ファイターたちです だんじりは勢いよく走り去っていきました ~ ~ この子らもだんじりのお囃子の音に合わせて身体を 動かしてましたよ 。 未来のだんじりファイターですね この日も最後は商店街から駅前を突っ走って 詰所前まで帰りました 。 ちょっといろいろあった日でしたけど 、 無事終わりました 。 お疲れ様でした ~ ~
2013年09月21日

前回日記に訪問 ・ コメントいただきまして ありがとうございました m(_ _)m しっかり読ませてもらいました 。 本番さながらの試験曳きで岸和田の町を 走り廻った 「 だんじり軍団 」 。 今年の感触を確かめた だんじりファイター らは 祭り本番に向けてコンディションを調整するんです ほな 、 今日の日記です 。 祭り本番は 9月8日(日)から6日後の 14日(土) ・ 15日(日)なんですけど 、 前日の午後にもう一回試験曳きをやるんです 。 せやからその日も入れるとだんじりファイターは 3日間連続で町を走りまくるんですよね~ 。 っちゅうことで 、 私も13日のお昼過ぎに 岸和田に行きました 。 駅前は先日よりも祭りムードが漂ってます 。 テレビ局の中継用やぐらも組まれてます 。 将皓氏と私はこの3日間 「 伯舟庵 」 のアトリエに 泊り込んでここから出陣します 。 この3日間は日常生活から離れて 「 だんじり祭り 」 にどっぷり入り込むんです 法被(はっぴ)に着替えるともう頭の中は 祭り以外のことはすっ飛んでいきます あるブロ友さんがコメントに書いてくれてました けど 、 法被は私の 勝負服 なんですわ 二人で町へ繰り出すと 、 もうだんじりは出陣してました 。 沼町のだんじりを見つけるとそれに付いて町を 一回り走り 、 そのあと一旦抜けて 「 カンカン場 」 っちゅうところへ向かいましてね 。 岸和田市は大阪湾に面してまして 、 かつては漁港も あったんです 。 浜には水揚げした魚貝類を 「 看貫秤 」 (かんかんばかり) で量る場所があり 、 そこを地元では 「 カンカン場 」 って 呼んでました 。 道路が拡幅整備されて様変わりしたその場所は 大きな交差点になったんですけど 、 今でもカンカン場と 呼ばれてて 、 だんじりが豪快にやり回しを決める スポットになってるんですわ 次々にやり回しを決めていくだんじりです 。 この日の試験曳きも絶好調でしたよ カンカン場でのやり回しの動画をYouTubeで 見つけたんで 、 みなさんもご覧くださいな 。 カンカン場やり回し ( 動画 ) カンカン場は広い交差点なんで見物人も ぎょうさん集まってくるんです 。 当然 、 警察も警備を強化してます 。 道路は規制され 、 一般車輌は通行止めです 。 沿道にはバリケードが置かれロープが張られます 。 ロープの内側には法被を着た人しか入れません 。 一昨年までは私もロープの外側で見てたんです 。 せやけど 、 どうしても内側に入りたくて将皓氏に 懇願し 、 彼が地元の祭り実行委員に談判して くれたんですわ 。 ほんで 、 去年はとりあえず体験参加させてもらい 、 今年から正式加入することができたんです カンカン場で各町のやり回しをひととおり見てから 我が沼町のだんじりに付いて走りました 走って走って走り廻りました もちろん 、 やり回しの後ろにも付いて走りましたよ 。 だんじり曳行は午後5時には終わる決まりになってます 。 最後はいつも駅前のメイン商店街を激走します アーケードの下を突っ走り 、 駅前でやり回しを決めて 駅前通りを抜けて 沼町の詰所まで帰って終了です 。 二回目の試験曳き 、 お疲れ様でした ~ さあ 、 いよいよ本番でっせ ~~
2013年09月17日
私のブログに訪問 ・ コメントいただいてるみなさん、いつもありがとうございます m(_ _)m先日からプロフ内で特定のくだらん相手とくだらん争いごとをしてプロフを利用してる方々に気分悪い思いをさせてしまい、誠に申し訳ありません。楽天からのペナルティで私も相手もプロフを削除されました。まあそれについては覚悟してたことなんですわ。突然プロフから消えたんで、事情が分からん人は疑問を持たれたかもしれませんが、そういうことですねん。金曜日から三日間、「岸和田だんじり祭り」に参加してたんでみなさんへのご報告と説明が遅れました。次の日記は「だんじり祭り」のおもろいレポートを書かせてもらいますんで〜 (^o^)/
2013年09月16日

前回日記に訪問 ・ コメントいただきまして ありがとうございました m(_ _)m しっかり読ませてもらいました 。 私は 「 合気道をやってよかった 」 って思うたことは ないんですけど 、 「 体育会合気道部に入ってよかった 」 って今でも心から思うてるんですよ ほな 、 今日の日記です 。 8日 ( 日 ) 、 岸和田へ行ってきました 。 用件は 、 「 岸和田だんじり祭り 」 の 「 試験曳き 」 ( しけんびき ) です 。 この祭りがどんなもんか知らん人もいてはると 思いますんで 、 去年の日記にアップした動画を まず観てくださいな 。 ( 去年観た人もガマンして観てくださいね ~ ) だんじり祭り ( 動画 ) 試験曳きっちゅうのは 、 祭り本番に備えて 整備しただんじりの調子やら路面の状況を 見たり 、 曳くメンバーの配置やらコンディションを 確認したりするために本番をシミュレーションする 予行演習ですねん 。 祭りは9月の 第2土日 に開催されるんですけど 、 その一週間前の日曜日に試験曳きが行なわれるんですわ 。 これだけ激しい祭りですからね 。 ちゃんと試験曳きを やって身体も気持ちも慣れとかんと事故に繋がり ますからね ~ 駅前はすっかり祭りモード 町ごとにオリジナルの法被を着て町ごとに だんじりを走らせます 私の法被です 。 所属は 「 沼町 」 ( ぬまちょう ) ジャーーン 隣はご存じ 「 伯舟庵 」 の将皓氏 ( 散髪せぇよ って言いたいですよね ) 私がこの祭りに正式に参加できるのは彼のおかげ ですからね 、 彼には感謝ですわ 。 出陣前に世話人の詰所へ行くと 、 我らが沼町の だんじりがスタンバイしてました ~ 午後1時には各町のだんじりが勢ぞろいして 出陣を待ちます 。 定刻の1時半 、 大北町のだんじりがスタート 申し合わせで先頭は必ず大北町って決まってるんですわ 。 次々に 「 やりまわし 」 を決めて激走するだんじり 。 中には勢い過ぎる町もあります 。 大手町のだんじりは曲がるスピードを出し過ぎて 片輪が浮いて45度傾いたままの走行です 横転寸前でしたけど 、 チームワークで立て直しましたよ 。 他の町からも拍手喝采 みんな熱いだんじり野郎です 沼町も並んで出陣を待ちます 。 このあとは 、 私も走ってますんで写真は撮る 余裕はありません ( 笑 ) 最後は駅前を抜けて 詰所まで走ってだんじりは撤収です 。 お疲れさんでした ~ ~ さぁ 、 次の週末は本番ですわ ~
2013年09月10日

前回日記に訪問 · コメントいただきまして ありがとうございました m(_ _)m しっかり読ませていただきました 。 中休み後に襲来した 「 夜練 」 一年生は爆睡中を叩き起こされて身も心も パニックになりましたよ あ 、 これは私が35年前に体験したことですからね 。 今の現役部員はこんなことはやってませんので 。 ほな 、 今日の日記です 。 足の速い幹部のダッシュにみんな必死でついて行きます 。 遅れると最後尾を走る幹部が 「 おらァ しっかり走らんかいっ 」 っちゅうて木刀でケツをつつくんですわ 道場前でみんな止まります 。 真っ暗な道場内を見ると中央にぼんやりと 白装束の人が座ってます 。 ギョっとして立ちすくんでると 、 三年生 · 二年生が 「 押忍 」 と言いながら入って行きます 。 よ〜く見るとそれは道着を着て正座してる主将でした 全員整列して正座すると主将が一礼して 「 これから夜練を始めます 」 と言い 、 大声で 「 突き構えて〜 」 っちゅうて立ち上がります 。 全員四股立ちで構えます 。 「 始めっ 」 声がかかると 「 正拳突き 」 を始めます ( 合氣道に突き技はありませんが 、 突いてきた相手を 倒すための練習をしますんで 、 そのために突きの 練習もするんですわ ) イメージ写真です 一年生は無我夢中です 。 何も考える余裕ありません 真っ暗な道場内に 「 えいっ 」 、 「 ぃやぁっ 」 とみんなの掛け声に混じって 「 おらァ 気合い入れんかいっ 」 っちゅう幹部の怒声が響き渡ります 。 疲れて突きが弱くなってきたり 、 背筋が曲がってきたり 上体が上がってきたりすると 、 「 おらァ 何やっとんじゃ 」 っちゅうて幹部が容赦なくケツを蹴ります 。 続いて 「 腕立て伏せ 」 続いて 「 足上げV字腹筋 」 続いて 「 スクワット 」 一年生は 、 ただただ早く終わることだけを願いながら 必死で耐えます 夢か現実かも分からんような感覚ですわ 。 恐わ過ぎて泣くことすら忘れてしまいますねん 約一時間後 、 暗闇の中の基礎トレが終わります 。 全員正座して息を整えると道場内に明かりが 点けられ 、 主将が 「 これで夜練を終わります 」 と一礼 。 とたんに幹部が柔和な顔になって一年生に 声を掛けてきます 。 「 どうや 大丈夫か 」 「 怪我してないか 」 鬼のように見えてた幹部がそのときは仏様に見えます 。 ひととおり状況を確認したら 、 全員道場を出て歩いて 旅館に帰ります 。 玄関前で主将が 「 みんなお疲れさん 。 明日の早朝練習はなし 。 朝飯の前までぐっすり寝てくれ 」 っちゅうて部屋へ帰っていきます 。 一年生はやっと現実に戻った感覚になります 。 夜練後の残りの三日間はあっという間に過ぎていく 感じがするんですよね~ 。 最終日の夜 、 大広間で打ち上げコンパがあります 。 この席は 「 無礼講 」 幹部も一年生に気さくに優しく話かけてきます 。 「 よぅ頑張ったな 、 この合宿を乗り切ったから もう一人前やぞ 」 って肩を叩かれてグラスにビールをつがれると 、 一年生は感極まって号泣です 私もそうでした 。 この合宿のおかげで肉体的にも精神的にも 物凄く強くなりましたよ 。 私はこの経験をしたことについて幹部を恨んだり 憎んだりしたことはありません 。 なんでって 、 四年生もこんなキツい合宿を3回も 乗り切って幹部になったんですから 。 体育会合氣道部での3年半は 、 私の人生において 大切な経験であり大切な思い出です 。 ちなみに 、 私が四年生のときは夜練で 一年生をたたき起こしにいく役目でした 起こされたときの一年生の驚愕と恐怖が 混ざった顔は今でも忘れられません 「 完 」 次の日記は 「岸和田だんじり祭り」 レポートです
2013年09月06日
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