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漠风吟 Love In The Desert 全26話第25話三疆(サンキョウ)で鍾乳洞への入り口を探していた格心微(カクシンビ)と若問(ジャクモン)。すると2人は流砂に飲み込まれ落下、若問は足を負傷し、格心微は気を失った。若問は自分の手首を切って格心微に血を飲ませて助けたが、濡れたせいで皇北霜(コウホクソウ)の口元の仮面が溶けてしまう。驚いた若問は格心微の顔から仮面を剥ぎ取り、正体を暴いた。「はっ!やはり死んだのは嘘だったか!」「死ななければ汾天(フンテン)を出られない…また私の目を見てるの?」「俺の母親と同じ目をしている、母親はもう死んだよ」皇北霜は衣を引きちぎって若問の手首を縛ったが、足も負傷していると気づいて手当てした。皇北霜と若問は大漠奇巻(タイバクキカン)の6巻目と出口を探し始めた。しかし地下は暗く、道が幾つにも分かれて捜索は難航、そこで若問は指笛を鳴らし、音の反響を調べてみる。すると2人を追いかけて来た霍擎雲(カクケイウン)と格心微がその音を頼りに2人を発見した。霍擎雲は皇北霜の無事な姿を見て安堵し、若問に傷薬を渡す。実はその頃、那戦たちも三疆に到着、鍾乳洞に潜入していた。皇北霜たちは鍾乳洞の一角に書斎を見つけた。驚いたことに書机の前に衣をまとったまま白骨化した亡骸が座っている。皇北霜は亡骸が携えていた6巻目となる緑地篇を発見し、容若(ヨウジャク)がここでしばらく生きていたと分かった。実父の亡骸を前に言葉を失う若問。すると皇北霜が書机に残された容若の遺書を読み始めた。…我ら容氏兄弟2人は雲沛城主・那啓達(ナケイタツ)と砂漠を遊歴した末に大漠奇巻6巻に砂漠を治める策を記した今後、緑地を増やすための指針となるようにしかし城主の養子・那戦が監城の職を与えられると徒党を組んで非道を働き、民を苦しめるようになった那戦は内侍官・筑俊(チクシュン)と共謀して雲沛に戻った城主に毒を盛り、後に城主は重い病に…その時、ついに那戦たちが現れた。「夫人、生きていたのか?私の恩恵のおかげか?ふっ… お前たち4人、その白骨と共に永遠の眠りにつくがよい」一方、地上では黄天狂(コウテンキョウ)が若問を探していた。付近を警戒していた巫(フ)将軍が一行を発見、1人残さず逃すなと厳命する。しかし大群が駆ける振動のせいで洞窟が崩落に襲われ、対峙していた皇北霜たちと那戦たちは一斉に逃げ出した。霍擎雲は皇北霜を背負って無我夢中で逃げた。「もう追ってこないわ、降ろして」「降ろすよ」容若は遺書に詔書の在りかも記していた。皇北霜は詔書を手に入れれば雲沛城主の座を取り戻せると喜ぶ。しかし霍擎雲は自分が求めるのは城主の座ではなく、砂漠の平和と皇北霜と添い遂げることだと言った。「約束よ、必ず添い遂げて」「はお」その時、再び崩落が起こった。霍擎雲は皇北霜をかばいながら落石をやり過ごしたが、崩れたおかげで地上から光が差しむ。そこで霍擎雲は鉤縄を投げて地上へ引っ掛け、皇北霜を連れて脱出することに成功した。同じ頃、若問と格心微も頭上に地上への出口を見つけていた。若問は格心微を背負って岩肌を登り始めたが、あと少しというところで格心微がずり落ちてしまう。咄嗟に格心微の手をつかんだ若問、すると傷口が開いて血が流れ始めた。「若問、手を離して」「駄目だ!」すると若問は力の限りを尽くして格心微を引っ張り上げ、2人は命からがら脱出した。那戦たちも鍾乳洞から無事に生還し、足がない4人を追いかけることにした。するとちょうど若問を探していた黄天狂と出くわす。ここで会ったが百年目、蛮狐(バンコ)と狼頭(ロウトウ)は那戦たちに襲いかかったが…。一方、霍擎雲は皇北霜を連れて砂漠をひたすら歩いていた。しかし砂漠を抜けるには馬が必要、このままでは力つきて死んでしまう。「最後まで諦めては駄目だ、君を背負うよ」「怪我しているのに無理よ…これまでどんな困難も乗り越えて来た、ここで死んでも後悔はない」「私のせいだ、君を巻き込んだ」「馬鹿ね、一緒に立ち向かえて満足よ」皇北霜は自分の笛を出して霍擎雲に贈った。「2度と離さないで」「約束する、2度と手を離さないと」その頃、沙曲(サキョク)たちが三疆に向けて急いで馬を駆けていた。若問と格心微は樹林でしばし休息を取った。その時、若問はかつてこの場所で死体の中に紛れて運良く生き残ったことを思い出す。「この15年はおまけのようなものさ…」すると格心微は今回の件が片付いたら妻になりたいと頼んだ。若問は兄弟たちがすでに″夫人″と呼んできると笑ったが、格心微は婚儀を挙げて正式な妻になりたいという。「あの世に愛は持っていけないぞ?」「あなたの約束が欲しいの」「約束する」若問は那戦がすぐ援軍を連れて追いかけてくると警戒し、格心微を先に逃すことにした。「嫌よ!」「2人では速度が落ちる、蛮狐と狼頭と呼んでこい!俺は捕まらん!」若問は馬を叩いて格心微を追いやったが、そこに那戦たちが現れた。若問は那戦たちに囲まれた。「汾天で殺しておくべきだった…だが今からでも私に従うなら命は助けてもいい」「俺が持っている刀次第だ」すると那戦は強がる若問に贈り物を放り投げた。蛮狐と狼頭の武器を見た若問は呆然、激情に駆られ那戦に襲いかかるも兵士たちに邪魔されてしまう。満身創痍で応戦する若問、そこへ思いがけず格心微が戻って来た。「若問!」「どうして戻った?!…どいていろ!」その時、ついに格心微の目の前で若問は刺されてしまう。那戦は若問に臣下らしく跪けと命じて高笑いした。もはや立っているだけで精一杯の若問、しかし気概だけは失わない。「俺は一生、天地のみに従う!誰にも下るものか!」兵士たちは何とか跪かせようと足を蹴り飛ばしたが、若問は意地でも膝をつかなかった。すると見兼ねた格心微が飛び出し、自分が汾天の城主だと訴え、代わりに跪いて許しを請う。若問は一矢を報いようと最後の力を振り絞って那戦に槍を投げようとしたが、同時に射手が矢を放った。格心微の悲鳴が響き渡った。若問の体には弓矢が3本、突き刺さっている。「若問?!」「お前は若問の女だ、何も恐れるな…」「私を置いて行くの?…私たちの子どももいるのよ?」実は格心微のお腹には新しい命が宿っていた。若問はいつものように豪快に笑うと、母の形見の首飾りを外して格心微に渡す。「俺が恋しくなったらこれを見ろ…お前の腕の中で死ねて満足だ…っ」「若問nnnnnnnnnnnn!」つづくヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノここにきて不幸のズンドコなんて…
2025.12.02
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漠风吟 Love In The Desert 全26話第24話紆余曲折を経て夫婦となった皇北霜(コウホクソウ)と霍擎雲(カクケイウン)。2人の蜜月は7日に及び、さすがに沙曲(サキョク)も迎雪閣の様子を見に行った。しかし相変わらず夫婦が出てくる様子はない。″
2025.12.01
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